【sumi 御殿場】完全予約制のフレンチレストランでスペシャリテのカスレを満喫!
都内でビブグルマンに輝くビストロ コティディアンをされていた須藤シェフ。なんと奥様のご実家を引き継ぎ、御殿場で第二章となるオーベルジュのsumiをオープン。テラス席ならペット同伴も可能です。
銀座グルメ、静岡グルメ、西湘グルメ、
静岡県東部グルメと言えば
こんにちはもぺこ (@phd_mopeco)です。
毎度もぺもぐのご愛顧ありがとうございます
最近もぺの中でちょっと熱い地域となっているのが御殿場 実は三島や沼津にはないような、素敵な空間でゆったりと過ごすことが出来るレストランがあるんです!
既に二店舗ほど素敵なお店に伺ってはいるのですが、まだブログにはアップ出来ておらずごめんなさい 何とか2023年中にはアップしたいと思います。
そんな注目の御殿場で新たにオープンしたお店をGoogleマップにて発見 そのお店こそ今回ご紹介したいオーベルジュの「sumi」さん。調べてみると、なんとsumiのオーナーシェフの須藤さん、都内で人気と実力を兼ね備えたビストロ コティディアンのシェフ。そんな方が御殿場にてフレンチレストランをオープンしたと聞けば、間違いなく伺いたくなるってもんです
sumiさん見つけるや否や、伺える日をすぐさま調整して須藤さんのスペシャリテであるカスレを満喫したいぞダッシュ
いやぁ、予想以上に素晴らしい店舗とお料理でしたよ!
sumiとは
今しばらくお待ちください。
sumiの外観
えっと、御殿場は地理感がないので場所の説明が出来ないのですが、少し大きめの道から一本入ると静かで車通りもない場所。写真ではそこそこ明るく見えていますが、結構真っ暗なので初めて来るとドキドキします。
そんな通りの左側にsumiさんの看板を発見 いきなり看板からオシャレなお店だなぁと思っていると、、、
うはぁ、暗闇の中にめちゃんこ立派な店舗がど〜ん! 12月ということもあり、店頭にはこれまた大きなクリスマスツリーが
こちらがsumiさんの店舗。
引き継いだレストランとのことですが、以前のレストランもどれだけ素敵なお店だったのかなぁ。
窓からは店内の様子も見えていますが、ライトアップもばっちり決まってそうですね 次回はお昼に来て、明るい時の店舗もご紹介できたらと思います
ちょうど予約時間になったので、それでは店内へと進みましょう。いやぁ、初めての一戸建て店舗って
ワクワクドキドキ
sumiの駐車場
sumiさん、店舗の立地から考えてほとんどのお客は車でしょう。綺麗に整備されている駐車場が店舗前にありますので、ご安心くださいませ
sumiの雰囲気
店内に入ると、うっとなるほど豪華なエントランス
シャンデリアのようなライトに、調理器具がオシャレな感じにディスプレイされてます。二階への階段が螺旋状なのが素敵だなぁ
部屋に入ると、キッチンに須藤シェフを発見。
当たり前ですが、ちゃんと写真撮影の許可を頂いた上で、バシバシ写真を撮らせて頂いております!
席はすべてテーブル席となっており、ダイニングルームとこちらの個室的な一部屋。どちらでもお好きな席をということで、今回はこちらの広々とした6人テーブルでお願いしました。
sumiさんの店内、壁には色んな絵画が飾られており、棚の上にも小物が並べられているので、どこか温かい雰囲気となってますね。
御殿場ということもあり、使われているのは温かい本物の暖炉
sumiのメニュー
こちらも近日中に仕上げます!
カスレコース
須藤シェフのスペシャリテといえばカスレということで、カスレを中心としたカスレコースを予約しておりました。カスレって聞いたことも食べたこともないお料理、いったいどんな味がするのかめちゃんこ楽しみです
カスレのコースはハーブティーも含めて全10品。
食材には魚、天城黒豚、きのこ、フランスのムール貝、伊豆猪、フランス産鴨、チーズと、静岡産を中心に幅広く扱われています。もうメニューを眺めているだけで
よだれ5リットル
これだけの品数があっても、やはり「フランス産鴨モモ肉のコンフィ 天城黒豚で作ったソーセージ 豚バラコンフィのカスレ」がダントツで気になります
カトラリーはシンプルなデザインで無駄がないタイプ。この自立してくれるナイフ、便利で良いですよね。
スパークリング(ノンアル)
この日は車で伺ったので、ドリンクはノンアルのスパークリングでスタート 甘さ控えめでスッキリと飲み易く、アルコールが入ってないとグビグビ進んじゃうんですけど
鯖のマリネと天城黒豚のリエット
一品目は鯖のマリネと天城黒豚のリエット。いきなり心を鷲掴みされるような可愛らしい盛り付けに
気分爆上げ
この時点でsumiさん、間違いないお店だと早々に確信
天城黒豚のリエットはこの通り素敵な黒豚のシルエット
なんとこちらは御殿場のコシヒカリを使っており、ザクザクとした食感にジュワッと感じる黒豚の脂があり
3150
これは見かけ以上に美味しい!
鯖のマリネはフルーティな仕上がり
スタートから肉・魚といずれもジュワッと脂の美味しさを楽しむことが出来ました!
長谷川さんのマッシュルームのポタージュ
続いては長谷川農産さんの無農薬マッシュルームのポタージュ。スープがサーブされるや否や、マッシュルームの香りに包まれる幸せ
長谷川農産さんのマッシュルームは生で食べても美味しいんですよ!
ポタージュは熱々でしっかりと濃厚
う〜ん、これだけ濃厚なのにクセがまったく無く、ふんわりと優しい食感に仕上がってます。この中に何個分のマッシュルームが入ってるのか気になるなぁ
自家製カンパーニュ
続いては自家製のパン・ド・カンパーニュ。
これがですね、しっかりと焼かれた塩気の効いた皮がザクザクで
最\( ˆoˆ )/高
中はもちもちの食感で少し酸味があり。
赤ワイン(ノンアル)
続いてはノンアルの赤ワイン。
濁りのある見かけによらず、飲み口は軽くてクリアな仕上がり。なんとも爽やかな香りですが、ちょっと複雑でもぺには説明できません(笑)
次の料理はピックと木製のスープで頂く一品。
モン・サン・ミッシェルのムール貝
お〜お、まさかsumiさんでモン・サン・ミッシェルのムール貝を食べることが出来るなんて! これまで海外でバケツに入ったムール貝を食べてきましたが(笑)、モン・サン・ミッシェルのムール貝は初めてです
小さいながらもぷっくりとした身が
うまうま
子供の頃はムール貝なんてオシャレな名前ではなくカラス貝と呼んでましたが、実はカラス貝は嫌いでした(笑)最近の貝類はどれも処理の状態が良くて美味しい品が増えましたよね。
そしてムール貝を蒸したこちらのスープが
なんじゃこの美味さ!
白濁するほどに旨みが濃縮されており、ちょっと強めの塩気が良いわぁ
ムール貝の身はスープと食べるのが最高ですよ
伊豆猪のパテ・ド・カンパーニュ
フランス産の後には、伊豆の猪を使ったパテ・ド・カンパーニュ。
最近、和食も色々創意工夫をしていますが、フレンチやイタリアンだと国産以外に海外の食材も美味しく使えるのがアドバンテージですよね
パテ・ド・カンパーニュに入っているのはピスタチオ、アーモンドなど他のナッツにはない色味がパテを引きてますよね
当然、肉をよく見せるために発色剤など使ってないのに、美味しそうな色をしているだけでなく
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なんだろ、ちょっとクセはあるのですが、まさにそのクセが良い感じで美味いっす!またちょっと控えめで独特の個性があるピスタチオが出しゃばらずに
脇を固めるガルニチュールは、確か三島産の平茸にカラフルな大根。しかもこの大根は色が違うだけでなく、フルーティーだったり酸味があったり味わいも色々
ここからはカトラリーも都度チェンジ
真鯛のポアレ スープ・ド・ポワソンソース
皮目がカリカリに焼かれた真鯛とサツマイモのような色のジャガイモ。ここに、、、
仕上げのスープ・ド・ポワソンソースは目の前にて ちなみにこの日スープに使っているのはカサゴに穴子などなど。
サクサクの皮にふんわりとした真鯛。そしてビックリするほどに美味しいポワソンソースに
悶絶必至
魚介の旨みだけでなく、どこかキャラメリゼしたような香ばしさが最高
このジャガイモですが、なんと室(ムロ)の中で湿度90%・2度で一年半も熟成させた北あかり。完熟になったジャガイモはサツマイモのように甘みが強くなっていますが、ジャガイモらしくスッキリとしていて
うまぁ
力強いサツマイモは主役級ですが、完熟のジャガイモはいい脇役を演じてますよ。
バゲット
パンはいかがですかと聞いていただけたので、スープを余すとこなく平らげるためにお代わり必至
さりげなくバゲットも十分に美味しいのですが、このソースが本当に
ぶち美味い!
いよいよ、こちらはカスレ用のカトラリー
フランス産鴨モモ肉のコンフィ 天城黒豚で作ったソーセージ 豚バラコンフィのカスレ
この日のメインディッシュは須藤シェフのスペシャリテのカスレ なんて、偉そうなことを書いていますが、カスレなんて聞いたことも食べたこともありません(笑)
カスレとは;豚肉のソーセージや鴨肉などの肉類とインゲン豆などを、料理の名前の由来にもなったカソールという陶製の器に入れて長時間煮込んだフランスの伝統料理。
完全オリジナルなスペシャリテも良いですが、こだわりが詰まった伝統料理って素敵だわ ちなみにこちら、グツグツ煮立った状態で登場です。
えっと、綺麗に盛り付ける自信がなかったので、ソムリエでもある奥様に取分けをお願いしました 手前には自家製の天城黒豚ソーセージ、真ん中がフランス産鴨モモ肉のコンフィ、奥にある塊肉が天城黒豚バラ。
白インゲンをこんなに食べることが出来るのは初めてかも
まずは白インゲンを食べてみると
ぶち美味い!
豆ってなんかボソボソしていることが多いのですが、これがスムースで旨みを吸って最高なんですけど
鴨モモ肉のコンフィは、もちろん骨付きなのですが予想以上にホロホロで、簡単に骨からバラせます 鴨皮がこんなにパリパリなのも初めてだわぁ。
白インゲンも鴨肉も単品で十分に美味しいのですが、合わせて食べるのが
最強のコンビ
なんでこんなに相性が良いんだろう
豚のソーセージはハーブが香り、これは味変にもピッタリ。このソーセージの旨みも白インゲンがキャッチしてるんだろうな。
豚バラ肉はこんなに脂身がありますが、良い感じに脂が抜けているし、またまた白インゲンと食べると
やたらうまい
肉類に注目してしまいがちですが、間違いなくカスレの主役は白インゲン豆だな
いやぁ、須藤シェフのカスレは
ブチおすすめ
カスレを食べたことのない方は、まずはカスレコースかカスレを事前に追加しましょう!
うしづまチーズ工房の凛
うしづまチーズ工房の凛には、柿のピューレを添えて。
チーズをこんな食べ方するのは初めて
かなり昔にパリのビストロに行ったことがあり、食後のチーズがコースに含まれていたのですが、ブリーがど〜んとストレートに山盛り登場して驚きました(笑)
チーズだけでも十分に美味しいのですが、、、
柿のピューレを合わせると、甘じょっぱに味が整って
いよいよこちらが最後のカトラリー
フォンダンショコラ グラスヴァニーユ
この日のアシェット・デセールはフォンダンショコラにグラスヴァニーユ。ちなみにグラスヴァニーユとはバニラ風味のアイスですよ。
まずナイフを入れてビックリしたのが、フォンダンショコラの柔らかさ 焼き菓子なので表面が焼かれているのに、なんじゃこのふんわりとした仕上がり!
もちろん中からはショコラがとろりんちょ(笑)
ふんわり口溶けの良い生地に、甘さが抑えめでカカオが香り大満足。
ハーブティー
ハーブティーはスッキリしたレモンジンジャーに生ミント。
フィナンシェ・マカロン
プティフールに可愛らしいサイズのフィナンシェとマカロン。
スッキリとしたバターでクドさがなく、このサイズのフィナンシェって良いですね!
マカロンはキャラメル味かな?
ここまで約3時間、いやぁ楽しいひと時を過ごすことが出来ました
sumiの情報
突如、御殿場に現れたフレンチのsumiさん。
雰囲気の良い環境に、フルリノベーションした店内も素敵な空間。静岡食材もどんどん使われていくようなので、あっという間に静岡を代表するフレンチになりそうな予感。
既に今でもランチは予約困難気味ですが、夜ならまだ予約が取れるので気になった方はお早めに
もぺ的には星
★★★★★★★★★
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静岡県グルメの中でも、特に東部を中心活動しているもぺこです。ソウルフードのようなローカル店から静岡を代表する予約困難店まで、幅広くなんでも美味しく食べる雑食ぶり。ブログではお店の良い点を引き出すことに心血を注いで活動中。