土肥金山の世界一の金塊が時価42億円突破! 金高騰で20年前の10倍、過去最高額に

時価42億円を超えた金塊に触れる家族連れ=29日午前、伊豆市の土肥金山 伊豆市の観光施設「土肥金山」に展示されている重量世界一の250キロの金塊が時価42億円を超え、話題を呼んでいる。金相場の価格高騰が続き、過去最高値を更新した。
 金塊は3月19日に40億円の大台を突破すると、今月22日には過去最高額の42億9千万円となった。金相場は29日時点で1グラム1万6860円、金塊は42億1千万円。2005年の金塊公開当時の4億円から20年で10倍以上に跳ね上がった。
 激しく価格が変動する金だが、トランプ関税を原因とした投資家の不安の表れとされている。金相場はトランプ関税が発表された3日から急落。その後、トランプ大統領が交流サイト(SNS)で関税の一部を90日間停止すると発信すると、直後の10日から急騰し、22日に過去最高値となる1万7160円を記録した。
 勝呂淳課長代理は「世界情勢が荒れている証拠なので心苦しいが、お客さまにはロマンある金を楽しんでほしい」と話した。
 観光のため名古屋市から家族4人で来たという小学4年の成瀬颯柊さん(9)は金塊に触れ「重くてつるつるだった。金運アップしてほしい」と喜んだ。
 巨大金塊の底面は長さ45センチ、幅22センチ、高さ17センチ。06年2月にギネスブックに世界一の認定を受けている。

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