「健康的なおいしいものを食べて1日の活力に」高まる“モーニング”需要 市場規模は過去最高の約5190億円【静岡】

外食店でリーズナブルに朝食を楽しむモーニングサービスの需要が高まっています。1日の始まりに個性豊かな料理を食べられる店が、いま静岡県内でも増えています。

モーニングメニューを提供する「けのひ堂」です。静岡市駿河区曲金の店舗は、午前7時にオープンし、朝食が450円から楽しめます。

<朝食を食べに来た人>
「すごく安いと思う。いろんな種類を食べられて満足。朝、子どもがいてバタバタしているのでゆっくり食べるとエネルギーがチャージできる」
「『しぞーかメシ』というご飯を頼んだ。静岡の食材がふんだんに使われていて、とてもおいしかった」

人気のモーニングメニュー「しぞーかメシ」です。

<社会部 田島かのん記者>
「かつお節の豊かな香りとたまごの濃厚な甘みを感じる。ほとんどが静岡県内産で作られている」

朝食を割安価格で提供するモーニングサービス。「けのひ堂」ではここ数年、家族連れの利用も増えているといいます。

<けのひ堂 渡辺元規さん>
「土曜、日曜は満席でお待ちいただくこともあるくらい」

外食産業の動向を調査する会社によりますと、2024年の朝食市場規模は約5190億円。調査を開始した2014年以降で最高規模となりました。専門家によりますと、社会構造の変化のほか、物価の上昇が続く中で自炊のコストが上がり、タイパ・コスパなどの点から朝食を外食にする人が増えているとみられています。

2024年12月、静岡市葵区御幸町にオープンしたレバノン料理店「汽[ki:]静岡」です。土・日・祝日限定のモーニングに力を入れていて、朝から食べられる中近東料理をPRしようと、試食会を開きました。

<田島記者>
「色とりどりの野菜が使われていてとても鮮やか。目で見ても楽しめる朝食となっている」

野菜や大豆などを使い、ヘルシーに仕上げたレバノン料理を幅広い世代に楽しんでほしいとしています。

<汽[ki:]静岡 西川勇作シェフ>
「ほぼほぼ静岡産で野菜は統一している。新鮮であることが一番というのと、1日のスタートなので健康的なおいしいものを食べて、その日1日元気を出して活動できるような思いで朝食を作っているので、1日の活力になればいい」

コロナ禍や物価の高騰などで、ライフスタイルが変化する中、モーニングの文化が広がりをみせています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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