近年、脅威が高まっている海外への技術情報の流出について、静岡県警のトップが静岡市の企業経営者らに警戒を呼び掛けました。
この講話は、静岡商工会議所の会員向けに県警の津田隆好本部長が行ったものです。
津田本部長は、まず、日本の企業や大学、研究機関などが持つ外部には秘密とされている技術や情報が外国から狙われており、流出した場合は軍事転用されて日本の安全保障上のリスクにつながることを説明しました。
その上で、これまでに警察が摘発した産業スパイを事例に、犯行の手口や警戒すべき点などを伝えました。
最後に、企業に守ってほしい対策などを説明し、参加した経営者らは本部長の話に熱心に耳を傾けていました。