
■東静岡に8000席規模アリーナ 市の計画案で判断
リーグは施設基準として「5千席以上のアリーナを確保する」、または新設アリーナ計画がある場合は「判定時期から3年以内の着工もしくは5年以内の竣工(しゅんこう)」と規定。静岡市が24年に発表したアリーナの基本計画案では、最短で30年春に8千席規模のアリーナを開業するとしている。
クラブは23年時点で「計画の蓋然(がいぜん)性(確実性)の証明が難しい」としてB1ライセンスの申請を見送ったが、基本計画案の発表を受けて24年11月に申請した。財務面も共同オーナー企業の協力を得て、充足していると判断された。
■松永社長「ようやくスタートライン」
チームのB1昇格は5月に行われる今季のプレーオフの成績で決まる。B1ライセンスの交付決定により、26~27年シーズンからのリーグ再編前のラストシーズンとなる来季に向けて土台は整った。松永康太社長は15日、静岡市役所で開いた記者会見で「B1ライセンスの取得はゴールではなく、ようやくスタートラインに立ったという位置づけ。感謝の気持ちを忘れず、地域とともに誇りを持って歩む」と述べた。