「ここからが本当の勝負」悲願のB1昇格へ ベルテックス静岡運命のプレーオフへ

男子バスケットB2リーグ、西地区3位のベルテックス静岡はいよいよ今週末から、悲願のB1昇格をかけてプレーオフに臨みます。

今シーズン、B1やアメリカでコーチ学を学んだ新指揮官を迎え、B1昇格を目指すベルテックス静岡。そのチームスタイルは、「超攻撃型チームディフェンス」。アグレッシブなディフェンスやリバウンドを軸にチーム全員で守備から攻撃の流れを作ります。その結果、平均失点数はリーグ3位、リバウンド数は2位とリーグ屈指の成績を残しています。

今回は森高大ヘッドコーチと、エースガードとしてベルテックスを牽引する岡田雄三選手にプレーオフへの意気込みを聞きました。

<堀葵衣アナウンサー>
「ベルテックスが掲げていた超攻撃型ディフェンスの手応えは?」

<ベルテックス静岡 森高大ヘッドコーチ>
「雄三が先頭に立って背中を見せてプレッシャーをかけてやって、その姿勢は見せられたと思っている。穴を大きく開けないながらしっかり攻撃的に相手の嫌なところを突いていくというところは出来たかなと思うので、すごく手応えを感じている」

<ベルテックス静岡 岡田雄三選手>
「リーグの平均失点が上位だと思うし、チームとして成長できた60試合だったかなと思う」

<堀アナウンサー>
「森ヘッドコーチから見て特に成長したとかプレーオフで注目の選手は?」

<森ヘッドコーチ>
「それは雄三。雄三とディレイニーのコンビネーションが僕らの核。この二人が機能するかというのがこのチームの浮き沈みに大きく関わってくるので期待している」

その期待からチームで一番プレー時間が長い岡田選手。アグレッシブな守備の他に平均アシスト数で個人ランキング4位と確かな結果も残しています。

<堀アナウンサー>
「今年は西地区3位と結果が出ている」

<岡田選手>
「(昨季は)プレーオフに行くのが目的だったので。今年はプレーオフに行って結果を出すという目標の大きな違いはあったので。去年は(プレーオフが)ゴールだったけど、(今季は)ここからが本当の勝負だと思うので、60試合やってきたことを発揮してB1昇格したい」

<堀アナウンサー>
「今シーズンはプレーオフにB1ライセンスを持って臨むが去季と気持ちは違うか」

<岡田選手>
「ライセンスを取るにあたって色々な人たちの支えとか助けがあってここまで漕ぎ着けられたと思うので、これは本当に当たり前じゃないと思うし、皆さんの協力、支えを結果で恩返しするのが選手の役割だと思うので、そこを本当に感謝してプレーオフに挑みたい」

B1ライセンス取得によってB1昇格が現実的となり、年々増えているブースターもさらなる盛り上がりを見せています。

<岡田選手>
「ブースターのみなさんは本当にベルテックスの戦力の一つ。今回ホームでできないのが申し訳ないけど、しっかり勝つことが僕達の恩返しだと思うので、しっかり結果を持って帰りたい」

<森ヘッドコーチ>
「熱い。あの圧力をアウェーでも感じるときがあるから、すごくありがたい」

<堀アナウンサー>
「プレーオフ初戦は富山グラウジーズ。ここまでレギュラーシーズンでは勝ち星をあげることができていないチームだがどのように戦っていくのか」

<森ヘッドコーチ>
「4試合あったがフルメンバーで戦えたのは1試合だけで、その1試合も勝たなければならなかった内容を落としたゲームだったので、そういう意味では全く戦えない相手ではない。むしろ勝てるチャンスは十分にある相手だと思っている。そこはぜひ期待して見ていただきたい」

<堀アナウンサー>
「どんなプレーを見せてくれますか?」

<岡田選手>
「まずは楽しみたい。チーム全員でやってきたことを出したい。輝かしいプレーとかそういうのよりも泥臭いプレーとか数字に残らないところが勝敗とかチームの雰囲気に関わるかなと思うので、そこは最初に出るメンバーの一人として体現したい」

<森ヘッドコーチ>
 「富山はそう遠くないのでみなさんぜひ見に来てください」

<岡田選手>
「ぜひお願いします」

悲願のB1昇格へ選手、スタッフ、ブースターと一丸となってまずは、プレーオフ初戦の富山戦へと臨みます。B2レギュラーシーズンの上位8チームで行われるB1昇格プレーオフ。西地区3位のベルテックスは、東地区2位の富山グラウジーズと対戦します。2戦先勝で勝ち上がり、決勝まで進めば悲願のB1昇格が決まります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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