週末、バレーボールとバスケットボール、この2つの競技のトップリーグの試合が同じ日に同じ会場で、しかも同じコートを使って行われました。SVリーグ・東レアローズ静岡とB2リーグ・ベルテックス静岡のゲーム、舞台は静岡市のこのはなアリーナです。
まったく別の2つの競技の試合を同じ日、同じ会場で行うのは、静岡県内初の試みとみられます。まず、午前中に行われたのは、ホーム最終戦となる東レアローズの試合です。
今シーズン限りで現役引退を表明した米山裕太選手が躍動しました。ゲーム最初のポイントをとったのはその米山。全盛期を彷彿とさせるスパイクを打ち込みます。東レ一筋19年。リーグ戦400試合に出場し、日本代表としても活躍したチームのレジェンドが気持ちのこもったプレーで会場を盛り上げます。ホーム最終戦を勝利で飾ることはできませんでしたが、米山選手のプレーを目に焼き付けました。
試合後の引退セレモニーでは、感謝の言葉を伝えました。
<東レアローズ静岡 米山裕太選手>
「19シーズンという長きにわたる間プレーすることができたのも、どんな時も私を信じて応援してくださったファンのみなさまがいたから。本当にありがとうございました」
米山選手の現役生活最後の試合は、今週末です。
感動の余韻を残しながらも、次に控えるバスケットボール・ベルテックス静岡の試合準備に入ります。
バスケは夕方4時半から試合開始。すでにプレーオフ進出を決めているベルテックスは、フィン・ディレイニーやジョン・ハーラーの活躍などで勝利を挙げ、先を見据えながら残りの試合に臨みます。