ベルテックス静岡 シーズン最終戦、奈良に勝利 5月2日からプレーオフ富山戦 バスケB2

静岡―奈良 第1クオーター、シュートを決める静岡・橋本=北里アリーナ富士 バスケットボールBリーグ2部(B2)は20日、北里アリーナ富士などでレギュラーシーズン最終戦を行い、西地区の静岡は同地区の奈良を81―74で破った。通算成績は34勝26敗で、昨季の4位を上回る3位で終えた。
 相手の猛追を振り切った。第1クオーター(Q)は主将のPF加納誠也の3点シュートなどで好発進し、第2Q終了時点で10点リード。第4Qで2点差に詰め寄られたが、フリースローを着実に決め競り勝った。
 上位8チームが争うプレーオフ準々決勝(2戦先勝方式)は5月2日に始まり、東地区2位の富山と敵地で対戦する。
一度も先行許さず 負けパターンを克服
 後半に逆転される〝負けパターン〟を克服し、レギュラーシーズンを締めくくった。立ち上がりから勢いに乗った静岡は、一度も先行を許さず逃げ切った。今季初先発した主将のPF加納は「プレーオフにつながるいいゲームができた」と手応えをにじませた。
 ベテランが会心の3点シュートを沈め、チームをもり立てた。第1クオーター(Q)序盤、加納が外角から放ったショットはリングに吸い込まれた。「勢いづけようと、自信を持って打った」。第3Qにも2本を決め、存在感を示した。
 久々の先発で緊張と興奮が入り交じり、無我夢中だった。「みんなが信頼してパスを出してくれた」と目を細める。ひた向きに練習を積んできた主将の好プレーはチームメートに勇気を与えた。
 第4Qは粘る奈良に苦しんだが、SG橋本尚が奮起し連続得点。「最後の試合で(加納が3点シュートを)3本決めるのは、心の底からリスペクトする」とたたえた。
 1部(B1)ライセンスも交付され、昇格の土台は整った。橋本尚は「下克上をやってのける」と闘志をたぎらせた。

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