選手は3年生1人のみでも…「一緒に甲子園を目指そう」浜北特別支援学校が高野連加盟 特支学校では静岡県内初

静岡県立浜北特別支援学校(浜松市浜名区)が静岡県高校野球連盟に加盟することが決まりました。特別支援学校の加盟は、静岡県内では初めてで、2025年夏に行われる第107回全国高校野球選手権静岡大会には、他の高校と連合チームを組み、出場を目指すとしています。

静岡県高野連の加盟が決まったのは、浜松市浜名区にある県立浜北特別支援学校です。4月15日、焼津市内で開かれた静岡県内の高校野球部の代表者が集まる顧問総会で正式に承認されました。

<浜北特別支援学校 袴田裕之監督>
「昨年度、生徒と休み時間で野球の練習をしたところから、本人から『もっと野球をやりたい』という思いがあった」

知的障害がある球児たちにも甲子園を目指す機会を得られるようにと始まった「甲子園夢プロジェクト」を追い風に、近年、特別支援学校が高野連に加盟するケースは全国的に増えていて、2024年の夏には青鳥特別支援学校(東京)が単独チームとして、初めて夏の地方大会に出場しました。

現在、浜北特別支援学校には野球部はなく、選手も3年生の男子生徒1人だけですが、甲子園を目指したいという生徒の夢をかなえようと、今回高野連に加盟申請をしたということです。

<袴田監督>
「すごく野球も熱心だし、やりたいという気持ちも強い生徒でしたので一緒に甲子園を目指していこうと申請を決めた」

学校では、2025年の夏の大会は、他の高校と連合チームを組み、出場を目指すとしています。

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