4月13日、火ぶたが切られた静岡県内の「ミニ統一地方選」。東から伊豆の国、掛川、袋井、磐田の4市で市長選が告示されました。このうち、2つの市では現職が無投票での再選を果たしました。
任期満了に伴う伊豆の国市長選は、現職の山下正行さんが無投票で2回目の当選となりました。山下さんは、伊豆の国市出身の69歳、1980年に農林水産省に入り前回の市長選で初当選しました。
<再選を果たした山下正行さん(69)>
「わたくしの4年間の政治姿勢、そして4年間の実績、これが多くの市民の方に評価をされて、あと4年間山下に任せようじゃないかというメッセージと受け止めさせていただきたい」
山下さんは「持続可能で誰もが幸せを感じる安全・安心な地域社会を目指していきたい」と意気込みを語りました。
一方、袋井市長選に無投票での再選を果たしたのは、現職の大場規之さん61歳です。こちらも大場さんのほかに届け出がなかったため、無投票での当選が決まりました。
<再選を果たした大場規之さん(61)>
「今回の選挙でやっと御信任をいただいてのスタート。みなさんと共に力強く前に進んでまいりたいと思っている」
大場さんは2期目に向けて人口減少と物価高への対策を課題に挙げ力強く前に進んでいきたいと抱負を述べました。
一方、掛川と磐田の市長選は現職と新人の一騎打ちとなりました。

掛川市長選に立候補したのは、届け出順に、現職で2期目をめざす久保田崇候補48歳、新人で元掛川市職員の平出隆敏候補55歳の2人です。今回の掛川市長選では、市街地と郊外との地域格差の解消に向けた対策や市内のごみ処理施設のあり方についてなどが争点となっています。

磐田市長選に立候補したのは届け出順に、現職で2期目を目指す草地博昭候補43歳、新人で元市議会議員の柏木健候補56歳の2人です。磐田市長選挙では、ふるさと納税を活用した税収を増やすための取り組みや教育環境の整備などが争点となっています。
掛川市、磐田市の市長選はいずれも4月20日に投開票されます。