棚田に灯籠 幻想的な空間演出 菊川であぜ道アート

ろうそくの明かりで棚田を彩ったあぜ道アート=菊川市倉沢の千框棚田 菊川市倉沢の千框(せんがまち)棚田で29日夜、田んぼに灯籠を並べる「あぜ道アート」が行われた。水を張った棚田の回りで約千本のろうそくの火が揺れ、幻想的な空間を演出した。
 棚田保全に取り組むNPO法人せんがまち棚田俱楽部と静岡大棚田研究会などで構成する実行委の主催。住民や棚田オーナーらが訪れ、水面(みなも)に映る柔らかな明かりを堪能した。堀延弘事務局長は大学生の献身的な協力に感謝し「若者と一緒になって未来につなげていく」と話した。
 千框棚田は農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定されている。地区を舞台にした絵本「はるのたなだで」の読み聞かせも行い、参加者には手製の竹ちょうちんをプレゼントした。

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