治水や豊作願い幻想的な舞 焼津で「藤守の田遊び」奉納

「猿田楽」の舞を披露する氏子男性=17日夜、焼津市藤守の大井八幡宮 平安時代に始まったとされる田楽で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「藤守の田遊び」が17日夜、焼津市藤守の大井八幡宮で奉納された。大井川の治水や豊作を願い、地元の未婚の氏子男性27人が幻想的な舞を披露した。
 舞は稲作の開墾から田植え、刈り取りまでの様子を表現する25番の演目と、舞台を鎮める「番外」で構成される。地元の保存会の会員による笛や太鼓の音が響き渡る中、中学生から20代までの氏子が色鮮やかな衣装を身につけて舞台に立った。最も華やかとされる21番の「猿田楽」では、紅白の花飾り「万燈花」を付けたわらがさをかぶった8人が、豊作を祈るように体を上下させながら輪舞した。

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