米の低温倉庫竣工 JAふじ伊豆御殿場地区本部

 JAふじ伊豆御殿場地区本部はこのほど、小山町の北郷支店敷地内に建てた米低温倉庫の竣工(しゅんこう)式を同所で開いた。地域のブランド米「ごてんばこしひかり」の品質維持を図り、農業振興につなげる。

米低温倉庫で開かれた竣工式=小山町一色
米低温倉庫で開かれた竣工式=小山町一色

 同所にあった米倉庫を東富士演習場周辺農業用施設設置助成事業の補助金を活用して建て替えた。北駿地域は冷涼な気候であるものの、温暖化などの影響で常温管理では米の品質の低下が懸念されることから、同町内としては初の米低温倉庫を設けた。鉄骨造1階建て、延べ床面積約577平方メートル。町内の年間の米の収穫量を考慮し、約5千俵の米を収納できる大型の倉庫とした。
 竣工式にはJAふじ伊豆や施工業者の臼幸産業、地元農業の関係者ら約30人が出席した。JAの芹沢和彦御殿場地区本部長は「低温倉庫により地元農家の努力の形である米を高品質に保っていきたい」と話した。

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