狩猟解禁日に合わせ 賀茂地域でパトロール クマへの注意喚起も

 静岡県内で1日、イノシシとニホンジカのわな猟と銃猟が解禁され、賀茂地域6市町で一斉パトロールが行われた。下田署や県、各市町の職員らが狩猟における違反行為の確認や誤射などによる事故防止を呼びかけたほか、県内で目撃が相次いでいるクマへの注意を促すチラシも配布した。

狩猟解禁日に合わせて事故防止などを呼びかける静岡県の職員(左)=松崎町
狩猟解禁日に合わせて事故防止などを呼びかける静岡県の職員(左)=松崎町

 松崎町では県、町、地元猟友会の4人が車で山地付近を巡回した。狩猟の許可証の携帯や銃の正しい使い方を確認し、「撃つ先に人がいないかの確認を最優先に」などとを呼びかけた。適切なわなのサイズや設置場所も説明した。
 賀茂地域では今年10月に河津町の山中でクマが捕獲され、西伊豆町の山林で目撃された。県は「パトロールはわなや銃の適正利用の確認が目的」としているが、チラシを配布し、クマと遭遇した際の対処法や、目撃時の各市町への連絡を呼びかけた。
 県によると、イノシシとニホンジカの銃猟とわな猟は来年3月15日まで。それ以外の鳥などの狩猟期間については、今月15日から来年2月15日まで。

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