桜葉スイーツ激戦 生産量日本一の松崎 ジェラート、大福が新登場

 桜葉の生産量日本一を誇る松崎町で今春、桜葉を使用した新たなスイーツ「桜ジェラート」と「ジェラート大福」が発売され、注目を集めている。同町は20種以上の桜葉スイーツが楽しめる激戦区。販売する町振興公社は「町内の桜葉商品を一緒に盛り上げていきたい」と意気込む。

新たに販売を始めた桜ジェラート(左)とジェラート大福=松崎町大沢の道の駅「花の三聖苑」
新たに販売を始めた桜ジェラート(左)とジェラート大福=松崎町大沢の道の駅「花の三聖苑」

 同公社は長年にわたって桜葉アイスクリームを販売してきたが、製造会社の機械の老朽化で2020年9月の販売を最後に製造中止になった。その後、桜葉を使った新商品の開発を模索し、同町の姉妹都市の縁で交流している北海道帯広市のアイスクリーム店「ウエモンズハート」と共同で仕上げた。
 ジェラートには同市の牧場で搾った牛乳を使い、町内産の桜葉の塩漬けを刻んで練り込んだ。ピンク色の見た目と、桜葉の香りや濃厚な牛乳の味わいが特徴。大福は桜ジェラートをピンク色の皮で包んだ。町内で4月に販売を始め、大福については一部販売店で一時売り切れになった。
 道の駅「花の三聖苑」の飲食店と重文岩科学校の売店で、ジェラート(税込み400円)は店内、大福(税込み380円)はテイクアウトで提供する。町営宿泊施設「伊豆まつざき荘」はジェラートのみ扱う。

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