藤枝市役所 「書かない窓口」稼働 住民票交付、住所異動、国民健康保険加入…

 藤枝市役所の本庁舎と岡部支所で22日までに、「書かない窓口」の運用が始まった。窓口で各種手続きを申請する際に、職員が聞き取りで対応する形を取り入れる。申請書記入の手間を省き、時間短縮や作業効率化につなげる。

運用を開始した「書かない窓口」。各種手続きを職員が聞き取りで対応する=藤枝市役所
運用を開始した「書かない窓口」。各種手続きを職員が聞き取りで対応する=藤枝市役所

 対象になるのは住民票交付や住所異動、国民健康保険加入といった窓口での各種手続き。証明書発行関係が60種、住民異動関係が10種、窓口各課での届け出などが97種で、計167種の手続きに対応するとしている。
 来庁者が希望する手続きについて、職員が聞き取った上で専用システムに入力し、申請書を作成する。これまでは来庁者自らが窓口近くにある記載台で申請書を記入後、窓口に提出していた。
 市によると、来庁者が複数の証明書を同時に取得したり、必要となる証明書を確認したりする際に、余分な時間や手間がかかるケースが多く見受けられたという。市の担当者は「聞き取り対応を導入することで、より分かりやすく正確なサービスの提供につなげたい」と話した。

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