静岡県知事選 きょう26日投開票 県のリーダー誰に 大勢判明は深夜の見通し

 川勝平太前知事の辞職に伴う静岡県知事選は26日、投開票される。県政のかじ取り役を決める短期決戦は、県政史上最多の新人6氏が立候補し、リニア中央新幹線工事や浜松市の新野球場整備をはじめ、県政の刷新か継続、経済対策、地域振興、子育て支援などを争点にした17日間の戦いを終えた。選挙結果が国政に影響を与えかねないとの見方もあり、全国の注目も集める。大勢判明は深夜になる見通しで、15年ぶりに新知事が誕生する。左から届け出順に横山正文氏、森大介氏、鈴木康友氏、大村慎一氏、村上猛氏、浜中都己氏
 立候補したのは、政治団体「個人の尊厳党」代表横山正文氏(56)、共産党県委員長森大介氏(55)=同党公認=、いずれも無所属の元浜松市長鈴木康友氏(66)=立憲民主党、国民民主党推薦=、元副知事大村慎一氏(60)=自民党推薦=、アパート経営村上猛氏(73)、コンサルティング会社社長浜中都己氏(62)。
 政党の推薦や公認を受けている候補者のうち、鈴木氏は、旧民主党系の政党や連合静岡による選挙戦を展開。県西部で経済界や超党派の支援を受け、全県への浸透を図った。最終盤に川勝県政の長所の継承を打ち出した。大村氏は県政の刷新を訴え、自民や中部の経済界、業界団体による組織戦を繰り広げた。政党色を抑えた戦略で支持拡大を目指した。森氏は反リニア、反原発を訴え、党組織を前面に出して戦った。
 選挙期間中に岐阜県瑞浪市のリニア新幹線トンネル工事現場付近で井戸などの水位低下が判明。各候補はリニア問題への主張を増やし、活発な論戦を展開した。
 投票は、25日に繰り上げ投票を行った熱海市初島を除く県内1146カ所で行われる。投票時間は一部の投票所を除き午前7時から午後8時まで。開票は午後8時~9時半にかけて各市区町で順次始まる。2021年前回選の投票率52・93%を上回るかが注目される。
 16日現在の選挙人名簿登録者数は300万907人(男147万5061人、女152万5846人)。25日までに全登録者数の13・31%に当たる39万9277人が期日前投票を行った。
 

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