【藤枝市長選 立候補者の横顔】小西彦治(こにしひこじ)氏(無新 52歳) 無投票は不利益「警鐘」

 兵庫県議を1期、同県伊丹市議を2期務めた。昨年9月の三重県松阪市長選を皮切りに全国の首長選で多選、高齢化、無投票を問題視して出馬を続け、藤枝市長選で15度目の出馬となる。伊丹市出身で藤枝市に縁はないが、財政の見直しや中学校選択制の導入のほか、市長に就任した場合に退職金を受け取らず市民提案の事業に活用するプランなども政策に掲げる。

小西彦治氏
小西彦治氏

 「政策主張を指し示す場が必要。政治家として当たり前のこと」と語気を強め、全国で増える首長選の無投票は市民にとって不利益だと考える。リーダーシップを取れる人口規模として、10万人以下程度の自治体の選挙に名乗りを上げてきた。「多選と高齢の首長はスピード感を持ってまちづくりができるのか疑問が残る。警鐘を鳴らしたい」。藤枝市長選の立候補は出馬を希望した知人への義理を果たすためという。
 告示直前の出馬表明に加え、見知らぬ土地での戦いは厳しいと覚悟している。「よそ者でも、自分の選挙活動を見て信頼してくれる人に応えたい」と挑む。
 プロボウラーとして活動していた。米国のプロライセンスを取得している。

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