「どうする家康」世界観たっぷり 浜松に大河ドラマ館、22日開館へ内覧会
浜松市は22日、市ゆかりの戦国武将徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」の世界観を味わえる「浜松 大河ドラマ館」を浜松市中区の元城小跡地にオープンする。ドラマ放送中の約1年間、展示などを通じて作品を紹介するとともに、浜松の歴史や文化を発信し、観光振興や地域活性化につなげる。オープンを前に20日、関係者向けの内覧会が開かれた。
2月28日まではプレオープンとして限定展示を行う。「歴代大河ドラマが描いた徳川家康展」と題し、家康が登場した歴代の大河ドラマ25作にスポットを当て、ドラマの衣装や甲冑(かっちゅう)を展示したり、ダイジェスト映像を上映したりする。ドラマ全61作を当時の出来事と紹介するパネル展示も行う。
「どうする家康」の人物相関図や主演の松本潤さんの全身パネルと記念撮影できるフォトスポットも設けた。
敷地内はドラマ館棟のほか、特産品を販売するショップ棟、徳川家の家紋「葵の御紋」を描いた広場などを整備した。ドラマ館が建つ地は家康が青年期の17年間を過ごした浜松城の一部で、石垣など発掘された遺跡も実物やVR(仮想現実)で展示する。
グランドオープンはドラマの舞台が浜松に移る時期の3月18日。プレ期間の入館料は高校生以上400円、小中学生200円。未就学児や障害者、グランド期間の前売り券購入者は無料。開館は午前10時~午後6時。
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