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長谷部誠(藤枝東高出)プロ生活に別れ サッカー元日本代表主将

 【フランクフルト(ドイツ)共同】サッカー元日本代表主将の長谷部誠(40)=アイントラハト・フランクフルト、藤枝東高出=が18日、22年に及んだプロ生活に別れを告げた。ドイツ1部リーグの今季最終節、ホームのライプチヒ戦をピッチ上で終え「自分自身を誇りに思えるところは、最後まで自分のやるべきことをやってきたこと」と胸を張った。

ライプチヒ戦終了後、娘(左)と息子を抱き寄せるEフランクフルトの長谷部=18日、フランクフルト(共同)
ライプチヒ戦終了後、娘(左)と息子を抱き寄せるEフランクフルトの長谷部=18日、フランクフルト(共同)

 2―2の試合終了直前から守備的MFで出場すると、会場は温かい拍手に包まれた。ボールに触る機会はなく、そのまま引き分け。駆け寄ってきた2人の子どもを抱きしめると「自分にとって家族はとても大きな存在だった」と涙があふれた。
 10シーズンを過ごしたクラブに指導者として残り、今後は育成年代の選手たちを教える予定だ。試合後のセレモニーでは「あなたたちの助けがなければこんなにも長くプレーできなかった」とサポーターに感謝。「まだ実感がない。明日も練習があるような気分」と苦笑しつつ、第二の人生へ「サッカーを通して1人の人間として成長させてもらった。これからの人生でも生かしていきたい」と誠実に語った。

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