vol.009 セラピスト /山本絵美

ママの生き方も、十人十色。静岡にゆかりのあるママたちに、仕事のこと、子どものこと、静岡のこと……自分の言葉で語ってもらう本企画「ママパレット」。第9回は、自宅のプライベートサロン「Lemon Tea Tree」で施術を行うセラピストの山本絵美さんにご登場いただきました。
この企画に登場してくださるママも募集中!自薦他薦は問いませんので、ぜひあなたの「色」を教えてください。>>>ママイロに関わってくれる「ママイロサポーター」大募集!
Q1. 今の仕事内容と家族について
焼津の自宅サロンでリンパドレナージュ、もみほぐし、足つぼ、ヘッドなどを行っていま す。家族は主人と、娘(高校2年生)の3人暮らしです。息子(大学3年生)は東京で1人暮らしをしています。近頃、お客様の肩凝りや腰痛の根本解決を目指して、セルフケア講座を始めました。定期的に来店して頂いても、月に1〜2回の施術ではどうしてもほぐしきれないのが現実です。毎日の手作業やデスクワークなどでガチガチになってしまった筋肉を、その日のうちに、ご自身でほぐしてもらうと、姿勢改善が効率的に進み、体幹強化にも繋がります。
今や日本の平均寿命は、男性81歳、女性87歳という時代。長生きすることを前提に考えたとき、私は「身体の慢性的な痛み」ほど恐ろしいものはないと思っています。痛みは人生の楽しさ、気力・体力を奪っていきます。逆に年を取っても、身体のどこにも痛みが状態でいられれば、いつまでも若々しく、明日への夢や希望をもって生きることができます。
セルフケアを覚えてルーティーン化することで、怪我や病気を未然に防ぐことができると考えています。
Q2. 今の仕事を始めたきっかけは?
長男が1歳ぐらいのある日、自宅サロンで働いている未来の自分がパっと浮かんだんです。すぐにアロマハンドリラックスとアロマコーディネーターの資格を取るために学校に通い始めました。Q3. 静岡で暮らしていて、良かったと思うことは?
静岡は基本的に穏やかな方が多い気がします。人が多すぎず少なすぎず、都心へのアクセスもいいので、すごく住 みやすいですよね。みんなずっと静岡に住んでいて離れる気もないから、「知り合いの知り合いはみんな知り合い」みたいな安心感があると思います。家族間の繋がりも深く、子育てや親御さんの介護、お孫さんのお世話や、中にはご親戚の面倒をみてあげている⋯⋯という話もよく聞きます。困っている人がいたら誰かが助けてくれる、そんな心の余裕や豊かさ、暖かさを感じる場面が多々ありますね。Q4. ママとしての「最近の悩み」は?
子ども達が小さい時は悩むことも多くありました。特に息子は団体行動が苦手で、幼稚園の時は何もやらなかった。他の子はできている“普通のこと”ができない息子が、将来社会に適合していけるのか…?絶望感に包まれながら、息子と川沿いの道をとぼとぼ歩いて帰っていたのを今でも思い出します。当時は私もまだ若く未熟だったので、周りの目をプレッシャーにも感じ、不安や焦りから「どうしてできないの?」と息子に怒りをぶつけてしまうこともありました。そんな息子でしたが、幼稚園の先生方はいつも「大丈夫だよ〜」と温かく励ましてくださり、怒られることは一切ありませんでした。卒園式では、カーテンの後ろに隠れている息子を見て、園長先生が涙を流してくださったことも。きっと、不器用な息子をずっと温かく見守ってくれていたのだと思います。ありがたいことに、幼・小・中・高と、息子は本当に周りの人に恵まれていました。
我が家に大きな転機が訪れたのは、息子が高校生の頃です。スーザン・ケインさんのTEDスピーチ(※)に出会い、私は衝撃を受けました。価値観が180度ひっくり返り、自分と息子の人生、すべてを肯定してもらえたように感じたのです。すぐに息子にもこの動画を見せ、そこに込められた意味を私の言葉でも伝えました。内向的なお子さんの子育てに不安を感じているお母さんやお父さんには、ぜひ聞いてほしいスピーチです。私は本当に救われました。
そんな息子も、今では大学3年生になり、東京で一人暮らしを頑張っています。先日、「大学で昆虫のゼミを選択した」と連絡がありました。将来は、農作物への病害虫対策などに携わっていきたいとのこと。相変わらず人と話すのは苦手なようですが、社会の中で自分にできることをしっかりと模索している様子が伝わってきて安心しました。
娘も高校生になり、「子育ての悩み」は本当になくなりました。強いて言うなら、娘の習い事の送り迎えで夜が遅く、朝はお弁当作りで早いため睡眠不足になることでしょうか。でもそれもあと1〜2年だと思うと、逆に寂しいぐらいです。
(※編集部注:内向的な人間の強みを引き出す感動的なスピーチとして知られています)
Q5. 忙しい毎日の、自分なりのリフレッシュ法は?

自分で作った筋膜ローラーでのセルフケアです。 暇さえあればゴロゴロしています(笑)。ちょっと腰が重いなぁ、肩が痛いなぁと思ったらその場ですぐリセットできるので、本当に作ってよかったです。長年、反り腰、巻き肩、スト レートネックに悩まされていましたが、かなり改善してきました。「良い姿勢」とは意識や姿形の問題ではなく、筋肉がリリースできているかどうかの違いなのだと、身を持って気付かされました。
セルフケア講座では、この手作り筋膜ローラーを無料で貸し出ししています。是非手ぶらで気軽にご参加頂いただければと思います。
Q6. お気に入りの「静岡スポット」は?
静岡セノバ(静岡市)にあるillyでアイスカプチーノを飲むことです! 濃いのにまろやかで香り高いエスプレッソと、きめ細やかなスチームミルクが美味しくて…久しぶりに飲むと美味しすぎて飛びます(笑)。Q7. 仕事でどんなときに喜びを感じる?
お客様と心が通じ合う瞬間というか⋯⋯信頼関係が築けていると感じた時です。お客様に救われること、学ぶことは本当に多いです。自分もお客様に喜んでもらえる様に、真摯な姿勢で努力し続けていきたいと思っています。Q8. 「これがあると機嫌が良くなる」という、自分への小さなご褒美は?

猫のフウタとラムネと一緒にいる時間です。信じられないくらい可愛いくて驚きます。可愛いおみみに、おめめ、しっぽ、まあるい手足、触るとふわふわすべすべで、喉をゴロゴロ鳴らしてくれて、抱きしめて顔を突っ込むと…幸せに包まれます。とにかく2匹とも可愛くてたまらない、私の癒しです。
Q9. 1日だけ「ママ」をお休みしていいなら、何をしたい?
子どもの頃からずっと大好きな劇団四季のミュージカルを観に行きます。静岡に「CATS」が 来てくれた時は観劇に通いました。新作の「バックトゥザフューチャー」も、「ゴースト&レディ」 も最高でしたし、名作のオリジナル作品「夢から醒めた夢」「ユタと不思議な仲間たち」も素晴らしかったです。「美女と野獣」を観るために、舞浜に通っていた時期もありました。今度は名古屋に大好きな作品の「オペラ座の怪人」が来てくれるので通います(笑)。
しっかりとエンターテイメントでありながら、アーティスティックな余白のある表現が満載の劇団四季の作品を最高にリスペクトしています。同じ作品でも演じる俳優さんによっ て全く違う物になりますし、こちらの年齢や環境によって、観る度に違う感動を受け取れるのも魅力です。










































































