(文=論説委員・橋爪充)

熱海市ならぬ「暑海市」を舞台に、温泉街の湯船に突如現れる人食いサメの恐怖を描いた『温泉シャーク』。2024年の夏から各地でロングラン上映を続け、最終的に全国約50館で公開された。スペイン、フランスなど欧州各国の映画祭に招待され、2025年夏には北米の200館でも上映。秋の熱海怪獣映画祭でも「凱旋上映」された。
-早いタイミングで続編ができましたが、前作の成功をどう見ていますか。
永田:クラウドファンディングで多くの方々から支援をいただき、熱量をスタッフ、出演者が感じ取って作りました。完成作品の熱がスクリーンを通じてお客さんにも伝わったのだと思います。熱心なファンの方は、何度も劇場に足を運んでくれました。
-続編でもクラファンを行いました。
永田:2025年2月22日から3月31日までに2879人から3080万8489円が集まりました。新規の実写映画クラファンとしては、国内最大規模だそうです。前作を楽しんでいただいた方が「続きを見たい」と思ってくださった。その現れでしょうね。さらにパワーアップしたものを作らなくてはいけない、というプレッシャーも生まれました。
『温泉シャーク』シリーズのプロデューサーを務める永田雅之さん
-参加者は単に支援するだけでなく、クラファンを楽しんでいたようですね。
永田:前回、支援が増えれば増えるほど映画に登場するサメが増える、というリターンを設定しましたが、今回もやっています。
-「サメマシマシプラン」ですね。
永田:今回は、前回出演して人気が出た(筋肉が発達した男性出演者)「マッチョ」を題材にしたリターンも設けました。1支援ごとにマッチョのトレーニング回数が増えるという内容です。
-前回に続き、井上森人さんが監督・脚本で、舞台は九州ですね。
永田:2024年の夏に井上監督が九州のイベントに呼ばれ、そのご縁がつながりました。熊本県小国町が舞台ですが、福岡、佐賀、長崎、大分でも撮影しています。もちろん、熱海も出てきます。
-御殿場市在住歴のある勝野洋さんを起用されていますね。
永田:撮影した小国町がまさに勝野さんの生まれ故郷なんです。実家が温泉宿を営んでいたそうです。映画には、勝野さんが通っていた小学校も出てきます。
勝野洋さん
-女性高校生とマッチョが温泉を狙う凶暴ザメ軍団と戦うストーリーと聞いています。海のない温泉地でサメの映画を撮る。ネクストステージに挑戦ですね。
永田:トンデモ設定ですが、皆さんの予想できない奇想天外な展開が待っています。家族みんなで楽しめる作品になっていると思います。
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■9月4日からの『温泉シャーク2』上映館
ヒューマントラストシネマ渋谷
池袋HUMAXシネマズ
※5月1日時点。順次全国で公開










































































