
8月6日の広島。原爆が投下されて80年となったこの日に、清水エスパルス対サンフレッチェ広島の天皇杯4回戦がエディオンピースウイング広島で行われました。
かつて広島の指揮を執った日本代表の森保一監督が試合前、平和への思いを込めてあいさつ。キックオフ前に選手、サポーターで黙とうと行いました。清水の秋葉忠宏監督は「フットボールを通じて世界平和を必ず発信できる。ミーティングで選手にも伝えた」と語りました。
試合は清水が0−3で広島に敗れました。
秋葉忠宏監督

フットボールは一つのボールを使って人種、国籍を超えてお互いに認め合い、リスペクトして分かち合える。フットボールを通じて世界平和を必ず発信できる。そういう思いを今日のミーティングでも選手に伝えた。80年という節目に広島でプレーできたのは監督も選手も感慨深いものがある。スポーツを通じて世界平和を訴え続けたいと改めて思う一日になった。
DF住吉ジェラニレショーン選手(2021~23年に広島に在籍)

この原爆投下の日に、お世話になったチームと試合できたことに感謝したい。負けてしまったが、また日曜日に同じ相手と試合をできる。気持ちを切り替える。タイトルを逃したという悔しさもあるが、落ち込むのは今日だけで明日からまたいい準備をしたい。
森保一日本代表監督

平和祈念式典にも出席し、改めて平和のありがたみを感じた。平和だからこそ好きなことができる。平和の尊さを改めて学ばせてもらった。来年のワールドカップでは全国のサポーターの皆さんとともに、最高の景色を目指して頑張りたい。