
(右から)高橋監督、小長井市長、大榎会長
フットサル日本代表は10月17日と19日、富士市の北里アリーナ富士で国際親善試合を実施します。フットサル日本代表の試合が静岡県内で行われるのは初めて。対戦相手はこれまで勝利したことがないブラジル代表で、昨年のワールドカップで優勝し、最新の国際サッカー連盟(FIFA)ランキング1位の強豪です。
小長井義正富士市長、大榎克己県サッカー協会会長と記者会見した高橋健介監督は「日本代表の現在地を測る重要な試合。サポーターから大きなエネルギーを得て歴史的1勝をつかみたい」と意気込みました。
高橋監督「日本代表の現在地を測る」

―抱負を。
世界チャンピオンを迎えて試合できるのは、強化の側面でも非常に重要。来年のアジアカップでの優勝を短期目標に掲げている。国内での試合ということで、多くのサポーターの前で試合できるのは選手、スタッフへの大きな力になる。エネルギーを得て、歴史的な1勝をつかみ取って喜びを分かち合いたい。
―ブラジルとの対戦。
自分もマッチメークの交渉に入り、対戦を熱望していた。ブラジルの選手は各国主要リーグの中心選手ばかり。日本代表の現在地を測る上では非常に重要な試合。世界のトップとどれくらい戦えるのか、まずは全力で勇気を持って挑まなければいけない。自分たちのスタイルでどこまでブラジルと戦えるか、チャレンジしたい。
―盛り上がりも期待できる。
静岡はサッカーもフットサルも熱のある地域。ブラジルにゆかりのある人も多いと思う。試合のときは日本を応援してもらえれば。
―夢見る子どもたちに向けて。
トップオブトップの選手から学ぶことは多い。そこにチャレンジする日本の姿を見て、大きな夢に向かっていくエネルギーに変えてもらえれば。そんな試合にしたい。
―フットサルのどんな魅力を感じてもらいたいか。
ゴール前の攻防がすごく多い。スピーディーな展開、体を張って守るところ、ボールに向かう姿勢、技術を見てもらいたい。
―監督就任1年が経過して迎える親善試合になる。
選手としても、コーチとしても関わってきた日本代表。監督になったからどうこうというのはそこまでなく、今までの歴史をしっかりつなぐ。アジアでの優勝とワールドカップのベスト8入り。これが目標。あるべき場所に戻れるように全力でやっていく。