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清水エスパルスは、7戦負けなしで首位に立った好調のアビスパ福岡に3-1で勝利しました。MF松崎快選手が2得点1アシストと大車輪の活躍。前半3分に得意の左足でミドルシュートを決めると、前半追加タイム2分にCKでMFマテウスブエノ選手のヘディングゴールをアシスト。
さらに前半追加タイム5分にはMF乾貴士選手のサイドチェンジを折り返したDF北爪健吾選手のパスを倒れ込みながらゴールに流し込みました。松崎選手は「(福岡との)勝ち点差を考えたら絶対勝ちたい試合だった。今日は(ボールが)全部いいところに行ってくれた」と振り返りました。
MF松崎快「コースを変えられた」

―全得点に絡んだ試合を振り返って。
首位にいた福岡が相手で、負ければ勝ち点差7になる。それは序盤にしては厳しいと思っていた。ここは絶対勝ちたいと思っていたので勝ち切れてよかった。
―2得点を振り返って。
試合開始すぐで、相手が寄せてこなかった。コースも見えて狙い通り。(記録上一時オウンゴールとなった)3点目は多分俺触ってたと思う(笑)コースを変えられた。
―前節は同じポジションで同じ左利きのMF中原輝選手が結果を残した。
正直、感じるものがないと言ったら嘘になる。ただ今年は常に自分にフォーカスしている。特別な感情を抱くことはないが、ベンチで見ていて自分にあのキックはできない。違う特徴があるのでそれを押し出していけたらいい。
秋葉忠宏監督「まだまだ点取れる」

―試合総括を。
エスパルスの歴史を作ってくれた納谷聖司さんが亡くなり、その魂が選手に宿った。苦しい中でも勝ち点3を取って見せた。納谷さんの言葉のように、チームが強いことも大事だが、愛されるクラブになるためにひたむきに戦い抜くことを体現してくれた。これが一番うれしかった。選手を最後まで突き動かしてくれたのは納谷さんの魂とサポーターの大声援。
―8連戦を振り返って。
非常に苦しい中の総力戦だった。いろいろな選手をピッチに送り出し、1回はうまくいかない選手が何人かいたが、緊張感のある本番で使い続けるからこそどんどん成長していった。選手は痛い思いをして成長、伸びていくと感じた。成長していることが目に見えて分かる。今日は西原源樹はたくましかったし、弓場正輝も頼もしい。競争力を持って素晴らしいチームにしていきたい。
―2試合続けて3得点。
まだまだ点が取れる。独特の距離感でゴールに迫っていけている。12試合で17得点。これじゃまだ面白くない。1試合3点、4点取れるチームを目指している。選手もやりがいがあり、サポーターも応援しがいのあるクラブになる。
MFマテウスブエノ「上位に食い込める力ある」

―勝利を振り返って。
相手は上位に立つチームだけに、すごく強度があった。前半の終了間際に移籍後初得点を決められてうれしい。福岡は素晴らしいサッカーをしていて、それに対応できたのはうれしい。
―得点は狙い通り。
昨日練習したパターンがもろに出た。うまく再現できた。
―今後の意気込みを。
横浜F・マリノス戦の勝利が、我々が自信をつかむ、盛り返すきっかけになったと思う。それが今日の結果に反映された。チームには能力の高い選手が集まっていて、上位に食い込めるだけの力がある。チームは自信を持ってやれている。