清水エスパルス、首位京都に1-0で勝利!秋葉監督がコメント「大きな価値のある勝ち点3」

 清水エスパルスは首位だった京都サンガに1―0で勝利しました。サッカー専用スタジアムでのアウェー戦は今季12試合目にして初勝利。序盤にPKの失敗もありましたが、秋葉忠宏監督は「気落ちすることなく堂々と戦えた。選手は素晴らしい存在価値を示した」とたたえました。

―総括を。
 ホームではやられた首位相手に借りを返すという空気感を駆けつけてくれた3500人以上のサポーターが作ってくれた。選手たちがそれに応えようとアップの時からしっかりとしたメンタリティーと、やってやるんだっていうギラギラした目を持ちながらゲームに入った。

開始早々にPKを取れ、非常に狙い通りの入りができた。残念ながら失敗した中でも、気落ちすることなく、堂々と最後の最後まで戦った。最後は押し込まれたが、全員で粘り強く戦えた。交代選手含めてで、なかなかピッチも立てなかった選手もピッチにいる選手たちに声援を送っていた。

この一体感と粘り強さを持って、また中2日で浦和戦があるので、最大限のリカバリーをしたい。本当に選手たちは素晴らしい野心と存在価値、アイデンティティーを示した。

―ずっと練習してきたサイド深いところをとっての得点だった。
 トレーニング通り。選手は数多くトレーニングできない中でも、しっかりとそれを意識していた。公式戦で体現するってめちゃくちゃ難しいこと。それを常にいつも反応良くやり続けてくれるからこそ今日みたいな点が生まれた。でもまだそれでも1点。もう1度ゴール前の崩しで、我々の攻撃力が蘇るようにアイデアを持ちながらトレーニングしていきたい。

―途中出場の高木践選手、矢島慎也選手で点を取った。
 いつでも行ける準備を常にしてくれている。入る前にこういうプレーをしてほしいっていうことを伝え、それを体現できるだけの頭の賢さとメンタリティーとでプレー精度を持っている。そういう選手がサブにいてくれる心強さ、選手層の厚さみたいなものからこういうゲームになった。

首位相手にPKを失敗したゲームですら勝ち切れた。サッカー専用スタジアムでなかなか勝てないっていう課題があったが、それすら克服した。非常に大きな大きな価値のある勝ち点3。

―後半はワンチャンスをものにした。
 ハーフタイム、前半PKが入らなかった時点で、一瞬のワンプレー、隙が勝敗を分けるという話を散々した。絶対必ずチャンスがくるから、そのプレーで仕留めると。逆に、その隙を一切見せないというワンプレーの重みの話はシーズン通してしてきている。そういったものが結実した素晴らしいゲームだった。
シズサカ シズサカ

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