浜松市・伊佐見地区の歴史を調査。古代日本の英雄ヤマトタケルが遠征中に伊佐見を訪れた!?

今回は、浜松市・伊佐見地区から。令和6年に浜松市地域遺産に認定された、大人見町の「腰掛石」を紹介します。

あの英雄が座った?大人見町の「腰掛石」

庄内湖のほとり、小高い山の中に鎮座する大人見八幡宮。その参道のかたわらに、高さ30cm、長さ1mほどの大きな岩が置かれています。この岩には、以下のような伝説があると言われています。
遡ること約1700年。第12代景行天皇の第二皇子・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は東夷征伐のため、大和(現在の奈良県)から蝦夷(現在の東北地方)に移動していました。その道中、伊佐見地区に立ち寄り、この岩に腰掛けて休憩したと言われています。この岩は「腰掛岩」と名付けられ、令和6年には浜松市地域遺産に認定されました。
岩の周りには柵が設けられ、しめ縄と紙垂、石碑があります。この石碑によると、日本武尊の拝謁を賜ったことからこの地は「皇子(おおひと)見」と名付けられ、現在の「大人見」という地名につながったと言われています。

大人見八幡宮・腰掛岩に行くには、県道49号細江舞坂線沿いの伊佐見公共マリーナから北に進み、ガソリンスタンドの跡地がある交差点を東南方向に曲がります。今後も世代を超えて地域の宝として受け継がれていくことでしょう。ぜひ一度、ご覧になってください。

※周辺の道が狭いので、徒歩で行くことをおすすめします。

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