毎年、1月26日は、「文化財防火デー」です。これを前に、静岡県三島市の三嶋大社では境内での火事を想定した消火訓練が行われました。
「本殿西側で火事です」
「火事だ!」
いまから76年前、奈良県の法隆寺金堂で火災が起き、壁画を焼いたことを教訓に、毎年1月26日は、「文化財防火デー」に制定されています。
この日を前に行われた1月23日の訓練は、三嶋大社の本殿で火事が起きたことを想定して行われ、三嶋大社の職員や消防隊員など約50人がポンプ車などを使い放水しました。また、放水の後には、粉末を使った消火器の扱い方も確認しました。
<三嶋大社事務 井上まいさん>
「今回初めて消火器を触ったんですけど、しっかり方法を学ぶことができたのでいざというときに動けると思います」
三嶋大社は日頃から火災への意識を高め貴重な文化財と参拝者の安全を守りたいとしています。