まさに「激動にもほどがある」1年だった2024年の静岡。県政の激震のはじまりは、「あの人」の発言からでした。
<静岡県 川勝平太前知事>
「6月議会をもって、この職を辞そうと思います。以上です」
<報道陣>
「説明すべきなんじゃないですか。おかしいですよ!」
4月、川勝平太前知事が報道陣の前で放った突然の辞意表明。新入職員への訓示で、職業差別とも受け取れる発言をしたことなどから、任期をおよそ1年残しながら辞表を提出しました。
最後の会見で今後について聞かれるとー
<川勝前知事>
「仙人になることですね。『平太のおじさん、平太のおじさん。あなたの住まいはどこですか。はい、はい、私の住まいは信州信濃の山奥、浅間山の森の中、小鳥とお話して過ごす』それが私のイメージしている仙人の姿」
4期15年にわたった川勝県政が幕を閉じました。
そして、火蓋が切られた静岡県知事選挙では、浜松市長を4期16年務めた鈴木康友現知事が当選。鈴木知事はリニア工事をめぐり、静岡県が長年認めてこなかったJR東海の静岡県内でのボーリング調査を容認するなど、新たな県政の歩みを進めています。