東海大翔洋が名古屋高に3−0快勝!指揮官「次は泣いても笑っても最後」初のプリンス昇格なるか!<プリンスリーグ東海プレーオフ>
サッカーの高円宮杯U-18プリンスリーグ2024東海プレーオフ1 回戦で東海大翔洋(静岡1位)が3−0で名古屋高(愛知2位)に快勝した。8日に竜洋スポーツ公園で行われる決勝戦の相手はFC岐阜U-18。勝てば、初のプリンスリーグ昇格が決定する。
>>>東海大翔洋“あと1勝”で初のプリンスリーグ昇格!磐田東は初戦で惜敗。帝京大可児に2−3
1回戦後の選手や監督のコメントは次の通り。
2ゴールのMF西端健(バンデリージャ横浜出身)
ー試合を振り返って。
自分たちが攻めていても最初は点が入らずに嫌な時間帯もありましたが、1点取った後は自分たちのペースになってきてよかったです。
ー自分のゴールシーンは?
1点目はニシケン(西田選手)から斜めにボールが入ってくることは分かっていたので、キーパーを見て流し込むだけでした。2点目はキーパーが態勢を崩していたので、打ったら入ると思ってダイレクトで打ちました。
ー選手権予選で負けた後の気持ちは?
大きな目標にしてきたのでモチベーションを保つのは難しかったですけど、翔洋に来年プリンスで戦ってもらいたいので、もう一度頑張ろうと。
ー3年間の集大成となる決勝に向けて。
難しい試合になると思いますが、点が入らなくても焦らず、自分たちのサッカーで勝ちたいです。サッカー以外のところでもみんな仲が良くて、いいチームでした。最後の試合になるので大切にして、自分たちのやることをすべて出したいです。
MF三都主アラン(アレックス・サントス出身)
ーナイスゲームでした。
試合前日から名古屋は粘り強いと聞いていたので、怖いなと思っていましたが、相手のロングスロー対策などを積み重ねて無失点で勝てたので良かったです。
ー監督は『アランは3年間で一番よかった』と。
いやあ、自分の中ではもっとやれたなと思います(笑)。気持ちよくプレーできましたが、ゴールを決めたかったですし、結果を残したかったなと思います。
ー選手権予選で負けた後の気持ちの切り替えは?
切り替えるのは難しかったです。2週間ぐらいずっとモヤモヤしていました。ベスト8を突破できなかったし、自分が出場できなかったし。それに、前半勝っていたのに後半逆転されたという悔しさもありました。でも、今年はプリンスリーグ参入戦があったので、次に切り替えるしかないと思いました。
ー決勝は引退試合になります。
トップチームに入れなかった選手たちの思いも背負ってしっかり戦おうと、みんなと話しています。新人戦、総体、選手権で負けた悔しさを生かして、仲間やコーチ陣にしっかり恩返しができるように、結果を残したいと思います。
太田恒治監督
ー試合の感想を。
プラン通りでした。相手のロングスロー対策はしてきたし、相手が蹴ってくることも想定していました。ゴール前でごちゃごちゃっとなった時にはどうしても“事故”が起こることもありますが、たとえ失点しても動揺せずにやろうと。自分たちのつなぐサッカーをやろうと伝えていました。
ー選手権予選と選手の位置を変えてきたのは?
13番の望月(浩翔)は良い選手で、ずっと使いたいと考えていたのでボランチで起用しました。(後半から左MFで投入した)三都主アランもすごく良かった。3年間で一番良かったのでは。最後の大会の大事な試合で活躍してくれました。
ーどんなロングスロー対策を?
うちにもロングスローを投げられる選手が何人かいるので、彼らにタッチラインの5メートルぐらい中から投げさせて…。でも、自分たちは受け身になりたくなかったし、ロングスローで押し込まれるのも嫌だったので、前に選手を残すようにはしていました。
ー選手権予選で負けた後、選手の気持ちの切り替えは?
やっぱり難しかったです。ただ、モチベーションが上がらずチームを離れた選手もいましたが、ほとんどは残ってくれました。
ー次に向けて。
FC岐阜は今年は力があると聞いていますが、とにかく1回戦のことしか考えていませんでした。泣いても笑っても明日(8日)が最後のゲーム。最後やってくれると思います。
「静岡サッカーが、好きだ!」そんなあなたにうれしいサッカー情報を、プロから高校、ジュニア世代まで幅広くお届けする無料アプリ。静岡新聞SBSのサッカーコンテンツが大集合しています。すべての静岡サッカー愛は、ここに集まる!