J2清水の秋葉忠宏監督、48歳の誕生日に語ったJ1昇格への決意!「最後に笑ってられるように」

清水エスパルスの秋葉忠宏監督が48回目の誕生日を迎えた13日、普段からチームを取材している番記者陣がケーキをプレゼントしました。撮影を終えてローソクの火を消した後、熱血指揮官はJ1昇格に懸ける思いを語りました。

ー48歳の誕生日を迎えた心境は。
「なかなかこんなに祝ってもらえることってない。48歳にもなってありがたいし、幸せだなと思います。あとはしっかり恩返しができるように。それはやっぱり昇格するっていうこと。エスパルスがJ1にいくってことが使命だと思っているので、達成できるように、素晴らしい年になるように頑張りたいです」

ーどんな重みを感じますか。
「もっと大人になっていると思ってたんですけど、15歳の頃と精神年齢は変わっていないなって感じです(笑)。でも、お腹も出てきたし、年も取ったし。これからの日本サッカー界を担うような選手たちの成長のお手伝いができるように、そして僕ももっともっと成長できるように精進しなきゃいけないなと思っています」

ー選手からもケーキが贈られていましたが。
「北爪スイーツ部長(北爪健吾選手)がプロデュースしてくれたケーキでした。ちょこっとだけ食べましたが、めちゃくちゃおいしかったですよ」

ーどんな1年にしたいですか。
「日本サッカー界、選手、クラブが成長するのが一番うれしいこと。それが自分の仕事になっているので、少しでも貢献できるようにしたい。目線を上げて、日本サッカーの発展、日本がどうやって世界に勝つんだというところもしっかり見据えていきたい。

この清水から日本代表選手を出すとか、世界に打って出られるようなクラブにするとか、高い目標を持ちながら。そういう心意気を持ってやらなければ、これまで僕に接してきてくれた方々に失礼だと思う。それだけのものを僕自身も経験させてもらったので、高い志を持ってやっていきたい。

誰も成し遂げたことのないことをやるのは大好きですから。『開幕から7試合で勝ち点5』でも昇格できるんだぞっていう事例もつくりたいですし、リーグが終わった時点で笑ってられるようにしたい。そうなったら最高ですよね」

ー家族からは祝ってもらいましたか。
「もちろん嫁さんと娘からは電話がありました(笑)」

ー明日(14日)の練習予定は。
「明日は思いっきりゲームをやる。最後の競争に入っていると思いますから、悔しい思いをした選手が意地を見せられるかどうか。

いつも言っていますが、安定は衰退につながる。レギュラー争いに誰が割って入ってくるか。今出ている選手も簡単にポジションを渡しているようじゃ話にならない。成長スピード、成長角度が落ちないように、正しくハイレベルな競争ができるように。選手にとってはつらいと思うが、明日はシャッフルして、思い切り競争してもらいたいと思っています」

ー次の試合まで1週間、やらなきゃいけないことは。
「ダービーでやれた守備がスタンダードになるように。選手も言っていましたが、さらにレベルアップできるようにしなきゃいけない。

あとは攻撃のクオリティーをどれだけ上げられるか。藤枝戦で負けたのは自滅だと思っている。止めて蹴る、運ぶのところであまりにもミスが多かった。藤枝に崩されたとは思っていない。自分たちで崩れたと思っているので、そういうことがないように。

守備ではインテンシティーとか戻りの早さ、体を張るところを含めて。攻撃は1点じゃなく、3点、4点取れないと、超攻撃型をうたっているチームにはならない。みんなゴールを見に来ていますから。たくさんのゴールを取れる攻撃的なチームにならないと、清水エスパルスじゃないと思っていますから、そこに焦点を当てながらやっていきたいと思っています」

ー明日の紅白戦は競争をあおるんですね?
「ダービーに勝ったからって、あのメンバーでいこうとは全く思っていないので。ピッチで正しく自分の力を表現した選手を使おうと思っていますから。それは最終節まで変わることはない。3−0で勝っても、次はメンバーが変わっていることもあるし、0−3で負けても変わらないこともあるでしょうし、しっかりとハイレベルな競争を促していきたいと思います」
シズサカ シズサカ

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