
高校サッカーの静岡県中西部サマーフェスティバルが7月25日、藤枝総合運動公園サッカー場で開幕した。第1試合は藤枝東が招待チームの市立船橋(千葉、プレミアリーグEAST)と対戦し、1−1で引き分けた。第2試合は藤枝明誠が作陽(岡山)に1-2で逆転負けした。
藤枝東、MF望月が同点弾
藤枝東は前半39分、ゴール正面から強烈なミドルシュートを浴びて先制を許したが、後半36分、ファーサイドから走り込んだ左MF望月瑠斗(藤枝東FC出身)が右からのクロスボールを押し込んで追いついた。序盤から藤枝東はボールを保持したが、ボックス付近の精度やアイデアが足りずにゴールをこじ開けるのに苦心した。市立船橋はシンプルな攻めで何度も決定機をつくったが、仕上げの甘さが目立ち、突き放す1点が遠かった。

同点ゴールを決めた藤枝東の望月(11)
藤枝東の植松弘樹監督は「プレミアリーグのチームと対戦することで強度の基準を上げたかった。もう少しゴール前の迫力を出していかないと」と課題を挙げた。
同点ゴールの望月は「相手は球際の強度が高かったが、負けないように意識していた。体の部分で負けていたので、選手権に向けてこれから鍛えていきたい」と振り返った。
藤枝明誠、柿本のゴールで先制も
.jpg)
藤枝明誠は後半13分、途中出場の右MF柿本蕾がシュートフェイントからの巧みな切り返しで相手をかわし、左足で蹴りこんで先制した。
しかし、その2分後、右サイドを崩されてクロスから失点すると、19分にはコーナーキックを頭で叩きこまれて勝ち越しを許した。
フェスティバルは県サッカー協会中西部支部の主催で、27日までの3日間行われる。地元の藤枝東と藤枝明誠、招待チームの市立船橋と作陽(岡山)の計4チームが参加し、総当りのリーグ戦で争う。