
「もう一度ここに帰って来る」熱狂のオリンピック終幕 静岡県勢アスリートの輝きをプレイバック【パリ五輪】

静岡から世界へと羽ばたいた県勢アスリートが輝きを見せました。2024年8月12日、閉会式を迎えたパリオリンピック™の濃密な17日間を一気に振り返ります。
熱狂の17日間を終えたパリの地に、静岡県勢アスリートは大きな足跡を残しました。まず、開会式に先立って行われたのがサッカーでした。
<実況>
「三戸、シュート、来たぁ!」
JFAアカデミー福島出身、学生時代を御殿場で過ごした選手たちが躍動しました。
<実況>
「谷川狙った!なんと決まった!谷川のスーパーゴール」
「北川の左足!決まった~!」
男女ともに予選リーグを突破、ベスト8進出を果たしました。
<実況>
「前へ出ます、一本背負い!技あり!」
県勢、初のメダルは柔道でした。浜松市出身・橋本壮市選手は敗者復活戦に回りましたが決して諦めず、3位決定戦までたどり着くと。
<実況>
「残り2秒、試合終了!橋本勝ちました、32歳で挑んだ初めてのオリンピック、橋本壮市、銅メダル!」
<橋本壮市選手>
「準々決勝で負けてから諦めそうになったんですけど、ここで諦めたら絶対後悔すると思ったので、この32年間頑張ってきたので、その思いだけで戦って良かったと思います」
<同乗の後輩 杉山泰資さん(中2・13歳)>
「壮市先輩の諦めない気持ちとかちゃんと見習って、これからも頑張っていきたい」
橋本選手の不屈の精神は、故郷の後輩たちに引き継がれます。
続いては陸上。男子20キロ競歩に出場したのは浜松市出身・池田向希選手です。
終盤まで先頭集団の中で勝機をうかがい続けた池田選手でしたが…
<実況>
「池田向希5位につけています。4人が抜けた!池田は遅れた」
<パブリックビューイング>
「池田!池田!池田!」
<実況>
「日本の池田向希がフィニッシュしました。7位入賞です」
<池田向希選手>
「感謝の気持ちは常に持ちながらきょうも20キロ歩けたのでそこは自信を持って言えることかなと思います」
新種目・混合競歩リレーに挑んだのは小山町出身、川野将虎選手。
<実況>
「テイクオーバーゾーンで川野から岡田へと渡りました」
2位で最初のバトンタッチ、素晴らしい歩きを見せました。
<実況>
「川野将虎、岡田久美子、8位入賞です」
<川野将虎選手>
「本当に多くの方々に恩返しができたかなと思っています」
男子10000メートルには浜松市出身・太田智樹選手が初出場。歴史的な超高速レースを走り抜きました。
<太田智樹選手>
「もう一度ここに帰って来られるように頑張りたいと思います」
こちらも初出場、女子やり投げ斉藤真理菜選手もらしさを見せました。
そして、4大会連続出場御前崎市出身の飯塚翔太選手です。
<実況>
「飯塚、低いスタートから。飯塚らしい後半、出るかどうか。先頭はオンウズリケ。フィニッシュしました、飯塚は4着でのフィニッシュ」
準決勝進出は、なりませんでした。
<飯塚翔太選手>
「毎回スタートラインに立つ度にありがたさと結果を残したい気持ちが上がってきて、本当にいい経験ができました」
<岡田奎樹選手>
「いいよ、起こして起こして!」
セーリング、裾野市に拠点を置く岡田奎樹選手です。
<岡田奎樹選手>
「返すよ、2、1、タッキング」
風を読み、一気にリードを奪いました。銀メダル獲得です。
<岡田奎樹選手>
「何だろうなぁ、言葉にできないってよくみなさん言っていますけど、『あ、こういうことなんだな』って初めて分かりました」
<実況>
「バックハンド、そしてフォア」
最後は卓球。絶対女王の中国に挑んだ女子団体決勝。沼津市生まれ平野美宇選手の相手は、世界ランク1位・孫穎莎選手です。
<実況>
「ナイス!」「決まった!」
あと一歩まで追い詰めますが…中国の牙城は惜しくも崩せず。
それでも、東京に続く見事な銀メダル獲得です。
<平野美宇選手>
「また強くなって、いつか中国選手に勝てるように、また頑張っていきたい」
静岡を、日本中を熱く、そして、寝不足にさせた17日間。
次回は2028年、アメリカ・ロサンゼルスが舞台。県勢アスリートがきっと、世界で、輝きを放ってくれるはずです。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA