
「ライバルはスイーツです」7種類の海鮮使った“映える”「魚ギョッと寿司」仕掛け人はテレビ番組名プロデューサー

海の幸が豊かな静岡県熱海市で、魚のプロが作る新感覚グルメが誕生しました。7種類の海鮮を使ったその名も「魚ギョッと寿司」。“映える”見た目で魚のまちの新名物を目指します。
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「パフェのようですね」
<宇田水産 宇田勝社長>
「バラをイメージして。魚市場で魚ギョッと市というのをやってるんですけどそこからアイデアが生まれた魚ギョッと寿司」
色とりどりの海鮮が美しい熱海の新名物、「魚ギョッと寿司」です。魚市場を経営する社長が発起人となり、熱海市内の飲食店に呼びかけて実現しました。
<宇田水産 宇田勝社長>
「熱海の名物ってなめろうだったり、まごちゃだったり、あるにはあるけど全国区になってないのかな。海鮮丼でインスタ映えして」
この「魚ギョッと寿司」には定義があります。7種類の海鮮を使うこと、透明の容器に入れること▽横から見ると地層のような断面になっていることです。
<とくぞう 土屋利幸さん>
「ご飯に注目していただきたくて、稲取の郷土料理『黄飯』を使った海鮮丼になっています」
こちらは名付けて「魚屋のまかない丼」。具材には伊豆の名物キンメダイが入っています。
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「じわーっと脂が溶け出しますね」
<とくぞう 土屋利幸さん>
「稲取近海で水揚げされております。うちの一押しのお刺身でございます」
具材の選び方は自由。それぞれの店の特徴とこだわりが詰まっています。
<yosi-魚-tei 小林竜也総料理長>
「その日あがった地魚を入れて、うちは干物屋なので、厳選して仕入れているものでお刺身で食べられるものを使っている」
大トロやズワイガニの高級食材に、ダイダイを使った酢飯がアクセントです。
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「すぐにダイダイのいい香りがします。そして口の中でいろんなお魚が躍るように、熱海の良いとこどりです。おいしい」
この商品のアドバイスをしたのは、熱海在住の王東順さん。1980年から90年にかけてテレビ番組のプロデューサーとして活躍しました。
<王東順さん>
「はっきり申し上げて、ライバルはスイーツです」
<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「それに寄せてパフェのような見た目にしたんですか?」
<王東順さん>
「そうです、はははは」
華やかな見た目でお客さんの心をつかめるか。魚のまち・熱海の挑戦です。
<宇田水産 宇田勝社長>
「目指せ富士宮焼きそば、目指せ浜松餃子みたいな感じで熱海に来たらこれを食べようみたいなモノになってくれたらいいと思っています」
「魚ギョッと寿司」は、7月15日から市内の6店舗で提供されるということです。
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