地元で養殖される「函南チョウザメ」を使った料理を提供するレストラン【Sensa-Banbetsu】
「チョウザメを食べる文化を広めたい」シェフの挑戦
函南町にあるレストランSensa-Banbetsu。オーナーシェフ舘野毅(たての・つよし)さんには、「“函南といえばチョウザメの街”と言われるようにしたい」という思いがあり、地元で養殖された「函南チョウザメ」を使った料理を提供しています。今回は地域の新たな名産品づくりを目指すシェフの取り組みをご紹介します。
チョウザメといえばキャビア(チョウザメの卵を塩漬けした高級食材)が有名ですが、こちらのお店ではチョウザメの“身”を使ったコース料理を提供しています。
Sensa-Banbetsu 舘野毅さん:チョウザメの味を簡単にいうと、フグのような食感と、タイのような味。2つのいいところをとったような味です。(チョウザメの)身が日本だと捨てられているけれど、実際は美味しい魚なので、「なんでこれを捨てるの?」と思い、メニューとして提供を始めました。
もともとは表参道のキャビア専門店や埼玉のチョウザメ専門店で腕をふるっていた舘野シェフ。函南町で6年前から養殖が始まった函南チョウザメの美味しさに惚れ込み、2年半前に店をオープンしました。
Sensa-Banbetsu 舘野毅さん:函南チョウザメの飼育には丹那の湧き水を使っています。その湧き水の水温平均は全国的にも一番低く、その環境で育てることでチョウザメの身にサシが入るんです。そこが他のチョウザメと違うところ! チョウザメを食べる文化を広めていける身だなと思いました。
もっとたくさんの人にチョウザメの美味しさを知ってほしい。その思いからチョウザメを使った惣菜なども販売しています。
Sensa-Banbetsu 舘野毅さん:チョウザメを身近に感じてもらいたい! 最終的には日本全国のスーパーで、チョウザメの身が扱われて、日本人に気軽に食べられるような存在になってほしいです。
これからも舘野さんの挑戦は続きます。
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■Sensa-Banbetsu
住所:静岡県田方郡函南町上沢700-14
電話:055-919-6262
定休日:不定休
(2024年6月1日放送)
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