初対面は2019年ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会直前の取材
SBSアナウンサー、新城健太です。元ラグビー日本代表・矢富勇毅選手(引退前は「静岡ブルーレヴズ」所属)が、先日現役を引退しました。

39歳での引退を決断した理由
今年、引退という大きな決断を下した矢富選手。5月5日にヤマハスタジアムで行われた最後の試合後、引退会見が始まりました。
40歳まではプレーすると公言していた中、39歳での決断理由については次のように語りました。
「体は動いていたし、40までの思いはあったが、ここがタイミングだと悟った。これまで中高大と大きなタイミングがあったときと同じ。藤井さん(「静岡ブルーレヴズ」現監督)は、背中を押してくれた存在の一人。」
度重なる手術も経験...原動力になっていたものは?

すると、「おそらくリーグで最も手術をした選手だと思う。」と切り出し、「全部で15、16回くらい手術しても、周囲の期待に応えるために必死に這い上がってきた連続だった。」と自身のキャリアを総括しました。
復活への原動力は、「チームメート、スタッフ、そしてなによりファンが待っていてくれたから」と、とにかく感謝の言葉を何度も何度も重ねていました。
“鉄人”矢富勇毅の今後

「自分の体に合った選手個々の鍛え方がある」と矢富選手。幾多の怪我を乗り越えたからこそ導き出したノウハウを活かし、どんな選手を育成してくのか。今からセカンドキャリアも楽しみです。やっつさん! 17年間の現役生活、本当にお疲れさまでした!!