【ふじのくに地球環境史ミュージアムの「イネ・米・田んぼ」展】館長の並々ならぬ気合が伝わる

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市駿河区区のふじのくに地球環境史ミュージアムで3月24日まで開催中の企画展「イネ・米・田んぼ 人がつくる米_米がつくる世界」展。

国立科学博物館の「和食」展と連動する、素晴らしい内容。「野生イネと世界の稲作」「イネの進化過程」「田んぼの生態系」「食材としての米」「万葉集にみる米づくり」など、あらゆる視点を科学的に語り尽くす。「和食」展監修者でもある佐藤洋一郎館長の並々ならぬ気合が感じられる。上土遺跡(静岡市)の水田遺構の土層はぎ取り断面に感動。古墳時代から近代まで繰り返し水田が作られた跡が、「地層」という形で明示されている。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1