今、10~20代を中心に「古着ブーム」が到来しています。円安の影響で「古着」の価格はじわじわ高騰しているんですが、なぜ、若い世代の間で古着がブームになっているのでしょうか?
<井手春希キャスター>
「店に入ってすぐに古着ならではの香りがします。何点くらいおいてありますか」
<JACO 勝俣寛店長>
「2000点くらいだと思います」

静岡市葵区にある古着のセレクトショップです。今、古着の価格が1年前に比べ、約2割高騰しています。
<JACO 勝俣寛店長>
主に、アメリカやヨーロッパのヴィンテージ古着を仕入れているため、急激な円安の影響を受けています。もう1つ、価格高騰の背景には、2年ほど前から続く「古着ブーム」もあります。
<JACO 勝俣寛店長>
価格が高騰すると需要は下がりそうなんですが、若者の間では根強い古着人気が続いています。
<JACO 勝俣寛店長>
物価高騰のあおりでファッションに使えるお金は、昔に比べ減っています。
<大学生(20代)>
「ブランド物は新品を買うと高くなってしまうけど、古着屋で買うと安くなったり、ブランド店で買うよりハードルが下がったりするのが魅力」
「いいなと思ったものは欲しくなっちゃう」
本当に気に入ったものは定価でも買うけど、それ以外はリーズナブルに。比較的安く買える上に、個性が発揮しやすい古着に注目が集まっています。
新品には手が届きにくい方に、古着を取り入れるワンポイントコーデを聞きました。
<JACO 勝俣寛店長>
今回は、イタリア製の7200円のセーターを着てみました。
物価が高騰する中、古着をうまく活用することは、おしゃれにお得にファッションを楽しむヒントです。