大掃除モンスターがあらわれた! ゲーム感覚、家族みんなで楽しく家事

今回は「家事シェア」で行う大掃除のコツについて、NPO法人tadaima! 代表理事で、家事シェア研究家の三木智有さんに、SBSアナウンサー牧野克彦がお話をうかがいました。

※12月21日にSBSラジオIPPOで放送したものを編集しています。

「家事シェア」とは?

牧野:「家事シェア」とはどのようなものか、簡単に教えていただけますか?

三木:家事は女性の仕事とか、ママが頑張ってるってなりがちなんですけど、「家族ごと」としてとらえて、男性もお子さんも、家族みんなでやっていこうというのが家事シェアです。

家事シェアには、家事を効率的に回していくことと、家族の信頼関係を育むこと、この2つの意味があります。がんばって家事をこなしていくだけではなくて、家族みんなが尊重しあえる関係ができていくのが、家事シェアのよいところだと思っています。

牧野:家族の中での愛情が深まっていくってことなんですね。

大掃除をみんなで楽しく!

牧野:「家事シェア」でする大掃除、どんな風に進めていけばいいですか?

三木:ゲーム感覚でやるのをおすすめしています。家族みんなで楽しくやっていくことが大事です。我が家では、紙にモンスターの写真とか絵を載せて、その横に「やることリスト」を書いていきます。

キッチンに貼る「やることリスト」なら、換気扇を掃除する、壁とコンロをやる、床を掃除する、冷蔵庫の中をやるなどと書いて、チェックできるようにしておきます。その紙を冷蔵庫とか洗面所とか掃除する場所に貼って、みんなでがんばってクリアしてチェックしていく、みたいな感じでやっています。

牧野:ロールプレイングゲーム(RPG)感覚でやるんですね。おもしろいです。

家事に「ゴール・勝敗・ご褒美」を設定

三木:ゲーム感覚でやろうと思うと、ゴールと勝敗とご褒美を決めておくことがすごく大事です。大掃除は何をどこまでやるか考えるのがけっこう大変なので、まずはそれをリストのように書き出しておきます。それを全部クリアしたらご褒美がもらえるんだよっていうゴールとご褒美があって、そこに勝敗が付くと、楽しくなることがあるんですね。

牧野:勝敗はどうするんですか。

三木:チェックボックスを全部やっつけたらクリアできるとか、4人家族なら2対2にして、より多くの場所をきれいにしたら勝ちだよとかですね。個人対抗戦でもよくて、30分とか時間を決めて、より多くの場所を丁寧にきれいにできた人の勝ちにします。楽しくやっていこうという気持ちになるし、がんばろうという気持ちが増してくると思います。

牧野:子供たちの気持ちも燃えそうですね。

服や本の整理に手をつけよう

牧野:私は物を捨てるのが苦手なんです。三木さんはどうされていますか。

三木:大掃除は家の中を見直すよい機会なので、クローゼットの中やたまっている本など、普段なかなか手をつけられないところを、時間をかけてやっていくのが大事だと思います。

牧野:三木家は大掃除終わってますか?

三木:モンスターの紙を家の各所に貼って、少しずつクリアしているところです。「ここを掃除したらきれいになるよね」って家族みんなで考えるところから楽しいです。。
今回お話をうかがったのは……三木智有さん
NPO法人tadaima!代表・家事シェア研究家・インテリアコーディネーター。リフォーム会社でインテリアプランニング、施工管理、営業販売などの業務を経て独立。フリーのコーディネーターとしてマンションオプションの販売、内装工事、個人宅のコーディネートなどを行う。2011年、NPO法人tadaima!を起業。日本唯一の家事シェア研究家として活躍中。
 
 

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