幾山河のその先に。牧水が愛した千本松原で浜風と短歌とお酒の香り。沼津牧水祭、今年もやるって。

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千本浜公園にあるでっかい石碑。ここには、幾山河こえさりゆかば寂しさの 終てなむ国ぞけふも旅ゆく という短歌が刻まれています。

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実はこれ、歌人・若山牧水(わかやまぼくすい)が詠んだ代表作。


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牧水は明治から昭和にかけて活躍した歌人。お酒と旅と自然をこよなく愛し、「さすらいの歌人」と呼ばれてたんだとか。なんかかっこいいな。そんな牧水が晩年を過ごしたのが、沼津なんです。海を眺めながら散歩し、松原を歩き、ときには香貫山に登ったり、そして酒を片手に詩を詠む―今でいえば浜辺リトリート生活みたいな感じかも。


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香貫山の香陵台にも牧水の短歌が刻まれた記念碑があるんですよ。

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そんな牧水を顕彰するお祭りが、毎年10月に行われる沼津牧水祭。短歌大会や記念式典、芸能披露など、文化と人がゆるやかにつながる秋の行事です。2025年でなんと第72回になるそうです。


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短歌大会は10月5日にすでに開催されていて、10月19日には千本浜公園の牧水歌碑前(幾山河の碑のあたり)で、碑前祭と芝酒盛をやるんだって。碑前祭は短歌大会の表彰とか、舞踊・合唱など渋めのスタイル。


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芝酒盛は、お酒が大好きだった牧水にちなんで、ハーモニカや太鼓、詩吟などの音楽を聞きながらみんなでガンガン飲んじゃおう!というパーティな感じです。とはいえ参加者は年齢層高めなのでしっぽり飲む感じですかね。


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特に事前予約もいらず、当日会場に足を運ぶと地酒とオリジナル弁当をもらえちゃうんだって。駅から歩いていくも良し、ばっちりお酒を飲める準備をしておくといいかも。浜風に吹かれながらの芝酒盛は、牧水が愛した酒と自然と歌の世界をリバイバルした雰囲気といえるかもしれません。10月19日は千本浜公園で ちょっと牧水気分を味わってみませんか?



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