第11回 大会記録室 大会ダイジェスト

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『第11区』一般男子

第11区(5.445km)一般男子の区間
■ 【市の部】 浜松市西部は大会最高記録!

最終区間の11区は今年、一部コースの変更があり、距離が1km近く短くなりました。この区間には、広州アジア大会3000m障害5位入賞の武田毅(スズキ浜松AC)が出場していて、その走りが楽しみです。
浜松市西部の武田はトップでタスキを受け、ゆったりとしたストライド走法で1km地点を2分43秒で通過、余裕の走りを見せています。
トップと1分30秒の差で2番手から追い上げるのは、浜松市中央の中川智博(スズキ浜松AC)。3番手には御殿場市の山下伸一(自衛隊滝ヶ原)が、浜松市中央の中川から12秒遅れで走り出しています。
先頭の浜松市西部は独走態勢。トップを走る武田は力強い走りでスピードを上げ、3km地点を8分33秒で通過していきました。
中川と山下の2番手争いは、3番手の山下が積極的な走りで中川を追い上げますが、2番手の中川も粘りの走りで逆転を許しません。後続では、富士市の中村泰之(スズキ浜松AC)が前を行く静岡市清水の近藤優希(立命館大3年)に迫って来ています。
浜松市西部の武田は2位以下を大きく引き離し、トップでゴール、大会最高の2時間14分44秒で優勝しました。
2位は浜松市中央の中川が区間3位の12分37秒で走り、順位を守りました。3位は御殿場市の山下。区間最高記録となる12分33秒の力走で前を追い上げましたが、惜しくも順位を上げることはできませんでした。
4位は順位を守った浜松市北部の中川学(サクラ工業)。中村は区間2位の12分34秒で走りました。
5位は富士市の中村で、順位を1つ上げてゴールしました。6位には静岡市清水が入りました。
市の部の敢闘賞は三島市、伊豆市、下田市が受賞しました。


 区間1位 山下 伸一 【御殿場市】


■ 【町の部】 湖西市新居が有終の美を飾るか 長泉町が初の三連覇か!


最終区間の11区は今年、一部コースの変更があり、距離が1km近く短くなりました。
町の部トップでタスキを受けた湖西市新居の飯田涼平(会社員)は、優勝に向かって初めからかなりスピードを上げて走っています。2番手の長泉町の細井智弘(神奈川松陰大3年)は3連覇をかけて、リードする湖西市新居との差12秒を追い上げます。
トップの飯田は1km地点を2分53秒で通過すると、スピードを上げて細井を引き離しにかかります。しかし細井は必死で飯田に食らいつき、じわじわとその差を縮めてきています。
後続では、昨年区間賞を獲得している函南町の日向嘉紀(自衛隊滝ヶ原)のほか、吉田町の三輪晋大朗(東京農業大1年)と松崎町の石田和也(東洋大2年)の大学生2人が前を追って力走しています。


 区間1位 三輪 晋大朗 【吉田町】

逃げる湖西市新居の飯田とじわじわと迫って来る長泉町の細井の争いは、3km付近で遂に細井が飯田に追いつきました。細井は一気に抜き去りトップに立つと、そのままゴールに向かって走り出しました。
長泉町は2時間20分37秒のタイムで逆転優勝。初めての三連覇を成し遂げました。
2位には最後まで粘って優勝を目指した湖西市新居が、新居としての最終レースを準優勝で飾りました。3位には終始上位でタスキをつないでいった森町の天野元文(ホンダ浜松)が入りました。
区間賞を獲得したのは吉田町の三輪で、タイムは12分53秒。2位は松崎町の石田で12分55秒。
3位は函南町の日向で、13分01秒の力走でした。
来年への励みにつながる敢闘賞は、松崎町と西伊豆町が受賞しました。

解説 = 静岡陸上競技協会副理事長 静岡県市町村対抗駅伝競走大会実行委員 大塩正則