競歩・川野(御殿場南高出)混合リレーでパリ五輪切符 男子20キロ、池田(浜松日体高出)も正式発表
日本陸連は26日、パリ五輪の競歩日本代表を発表し、男子の川野将虎(25)=旭化成、御殿場南高出=が男女混合リレーで代表に内定した。50キロで6位入賞した東京五輪に続く2大会連続出場。2月の日本選手権20キロ競歩男子で優勝し、同種目で既に代表入りを決めていた池田向希(25)=旭化成、浜松日体高出=とともに大舞台に挑む。 混合リレーは東京五輪まで行われた50キロに替わり新たに採用された。男女各1人の2人チームで、フルマラソンと同じ42・195キロを約10キロずつ交互に歩く。日本は21日の世界競歩チーム選手権で出場2枠を確保していた。 川野は世界選手権の35キロで、2022年「銀」、23年「銅」と
裏金事件で自民離党の塩谷氏 浜松市議会会派を訪れ謝罪 「無所属で頑張る」
派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡って自民党を離党した塩谷立衆院議員(比例東海)は26日、地元の浜松市議会の自民党会派を訪れて謝罪し、経緯などを説明した。 関係者によると、訪問は5分ほどで、自民党浜松(24人)のうち、10人程度が対応した。塩谷氏は離党届を出した経緯などを説明し、「お世話になりました。これからは無所属で頑張るのでよろしくお願いします」などと話したという。次期衆院選への対応には言及しなかったという。 事件を受けて、自民の党紀委員会は4日に安倍、二階両派の計39人に対し、党則に基づく処分を決定。事実上の安倍派トップだった塩谷氏と参院側会長だった世耕弘成氏はこの中で最も重い離党勧
プロ初先発で初本塁打の広島・二俣選手 磐田東高時代からの成長をチェック!!
プロ野球・広島カープの二俣翔一内野手が、4月25日の試合でプロ初先発・初本塁打を成し遂げました。御前崎市立第一小1年の時に「黒潮野球スポーツ少年団」で野球と出会い、浜岡中時代は「小笠浜岡リトルシニア」に所属。磐田東高では1年から主力を担ってきた二俣選手。ついにプロ4年目で、センセーショナルな先発デビューを果たしました。これからの活躍を思うと期待が高まりますね。高校時代からの成長を振り返ります(年齢、ポジションなどは当時の表記になっています)。 ⇒「めちゃくちゃうれしかった」注目の打席はこちら
浜松市の待機児童、4年連続ゼロ 「保留児童」は増加
浜松市は26日、市内保育所施設への入所を希望していても入れない待機児童が4年連続でゼロ(1日現在)だったと発表した。本年度の申し込み分から、希望施設の申請を5カ所から7カ所に増やし、マッチング率を向上させたことなどが奏功したとみられる。 市幼保支援課によると、24年度の申し込み児童数は1万5268人で、前年度から122人増加した。1万7381人(74人減)の定員に対し、利用児童数は1万4824人(78人増)だった。 一方で、特定施設を希望するなどの理由で待機児童から除外される「保留児童」は444人と44人増加した。需要の多い1歳児が希望する施設に入れないケースが多かったという。 市は子ども・
知事選「与野党対決」打ち消し躍起 静岡県内政党関係者「国政とは別」 自民、逆風懸念
新人による三つどもえの争いが固まった静岡県知事選(5月9日告示、26日投開票)で、「与野党対決」の構図を打ち消す発言が相次いでいる。衆院選の前哨戦と見る向きもあるが、無所属の2人は「オール静岡」「県民党」を掲げ、県内の政党関係者らも「国政と地方選挙は別」と主張する。不祥事など国政の混乱を県政に持ち込みたくないとの思惑が透けるが、衆院選の足掛かりにしようと対決姿勢を鮮明にする動きもある。 知事選には元副知事の大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)、共産党県委員長の森大介氏(55)が出馬表明している。自民党県連は大村氏の推薦を党本部に上申し、立憲民主、国民民主両党は鈴木氏の推薦を決め
前例のない危険な暑さに備えを 「熱中症特別警戒アラート」とは?
前例のない危険な暑さに備えるため、現行の「熱中症警戒アラート」の上位に位置づける「熱中症特別警戒アラート」の全国運用が4月24日、始まりました。健康に重大な被害が生じる恐れのある暑さが予想される場合に環境省が前日発表し、最大限の予防行動を促します。「特別警戒アラート」の概要と、静岡県内でも模索が続く熱中症対策をまとめました。
富士山麓駆けるトレイルラン「FUJI100マイル」スタート
日本を代表するトレイルランニングレース「Mt.FUJI100」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、富士市の富士山こどもの国で開幕した。約167キロの競技「FUJI100マイル」にエントリーした約2300人が午前0時から同所をスタートし、約45時間の制限時間で山梨県側のゴールを目指す。 号砲とともに山中へと走り出した選手は、富士宮など富士山西麓へ向かった。登山道や自然歩道、一般歩道を走るコースは山梨県の河口湖や山中湖を経由し、富士吉田市の富士北麓公園でフィニッシュする。 大会は昨年まで「ウルトラトレイルマウントフジ」として実施し、今回は名称を変えて10回目の開催。山梨県側がコ
ふじのくに⇄せかい演劇祭、27日開幕 安部公房代表戯曲など通し稽古 静岡市でSPAC
国内外の舞台芸術作品を紹介する静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」が27日に開幕するのを前に、26日、各作品の通し稽古が静岡市駿河区の舞台芸術公園などで行われた。 SPACと鳥取市を拠点にする劇団「鳥の劇場」の共同作「友達」の出演者やスタッフは同公園内の野外劇場で、実際の開演時間に合わせて最終確認をした。同作は今年生誕100年の作家安部公房の代表戯曲で、「鳥の劇場」の中島諒人芸術監督が演出した。中島芸術監督は「人間が生きるためには集団が必要な一方で自由を求めるという葛藤は、現代社会に通じる。二つの劇団の素晴らしい俳優の個性を引き出せるよう心がけた」と話した
今が旬のイチゴ!新しい技術で進化、現場の課題も解決してよりおいしく?!
春、まさに今の季節、スーパーや青果店の店先にイチゴが所狭しと並び、そのみずみずしい赤い色に目が引き付けられます。静岡県は全国でも有数のイチゴの産地。しかし、栽培者の高齢化等により、栽培戸数や作付け面積は、減少しています。そのような状況の中、新しい生産システムが作り出されたり、環境に工夫したイチゴ狩り園が作られたりするなどさまざまな取り組みがなされています。全国の他の産地の動きとともにまとめました。
茶況(4月26日)今期最多の上場量 静岡茶市場、県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、山間地などの遅場所を除いて各産地が出そろい、今期最多の入荷となった。開場直後から、雨後の芽合いの変化を指摘する買い手と、相場維持を図る売り手との攻防が続いた。 本山筋は500円前後の下げ。藁科は5000円台前半、足久保は手摘み物が1万円前後、玉川は5000円台中心の手合わせ。袋井は4000円から2000円台半ば。初倉は2000円前後が中心。週末にかけて一茶の摘採を終える小規模生産者も出始める。 静岡市中は荷口が増え、雨前から700~500円下げる荷が多かった。勝間田は4000円から2000円台半ばでまちまち。榛原は3000円台半ばから2000円前後、小笠は4000円台
静岡理工科大グループ 静岡駅北口再開発ビル「M20」新校舎披露 美容実習室も整備
静岡理工科大グループは26日、4月に静岡市葵区の再開発ビル「M20」内に開校した「SISTグループ静岡駅前キャンパス」の完成披露会を同所で行った。難波喬司市長や関係者約170人が訪れ、新たな学びやの開設を祝った。 新校舎には同大情報学部の研究室や静岡デザイン専門学校の全10学科を設置。2024年度から同専門学校が新設した美容系学科用に、美容サロンを再現した実習室も整備し、施術や接客の実践的な技術習得を目指す。最新設備がそろった校舎を見学した参加者は「ここでどんな若者が育つのか楽しみ」と期待を膨らませた。 式典で杉浦哲理事長は「新キャンパスをランドマークに、グループ全体で地域社会の発展に貢献し
⚽清水エスパルスの郡司 マジョルカBチームの練習参加へ スペイン1部
J2清水は26日、FW郡司璃来(18)が29日から5月11日まで、スペイン1部マジョルカのBチームの練習に参加すると発表した。郡司は市船橋高から今季入団し、ここまでリーグ戦とカップ戦それぞれ1試合ずつに出場している。「日本で学べないことを感じとり、レベルアップして帰ってきたい」と抱負を語った。清水とマジョルカは2022年、選手の育成・強化を目的に業務提携を結んだ。
⚾春季高校野球静岡県大会 27日に3回戦8試合
第71回春季高校野球県大会第3日は27日、草薙、あしたか、磐田の3球場で3回戦8試合を行う。知徳-東海大翔洋、飛龍-藤枝明誠などの好カードが予定されている。 知徳の小船は2回戦で県内高校生最速タイの152キロを記録し完封。東海大翔洋の入江も常葉大菊川打線を完封していて、投手戦が予想される。飛龍は小曲、関根の継投で昨秋4強の聖隷クリストファーを完封。藤枝明誠は初戦9得点と好調な打線で対抗する。 浜松商-浜松開誠館の浜松勢対決や、ともに初戦をコールドで勝ち上がった掛川西-加藤学園、赤堀監督の初陣をコールドで飾った磐田東と伝統校・静岡の対戦も注目される。46年ぶりに夏のシード権を獲得した川根は日大
⚽ジュビロ磐田 堅守誇る町田の肉弾戦に警戒 27日、ホーム戦【J1見どころ】
J1磐田は27日、ホームで首位町田を迎え撃つ。前節福岡と引き分け14位に後退した磐田は、3試合ぶりの白星をつかみ、下位からの脱出を図りたい。 町田はJ1昇格同期で昨季対戦成績は1分け1敗。今季9試合で8失点と堅守を誇る。横内監督は「シンプルに背後を狙い決定力は昨年以上」と攻撃も警戒した上で「高さのある選手が多い。簡単に球を入れさせない。こぼれ球でも上回る」と強調する。 相手はロングボールやロングスローを駆使した肉弾戦が持ち味。DF西久保は「空中戦で自分の強みを出す。1対1で負けない」と意気込む。DFリカルドグラッサは相手前線への対角のパスを注意し「いい準備ではね返す」と気合十分だ。
島田の夏の風物詩「大井川大花火大会」 今年は8月1日開催
島田市観光協会は26日、島田の夏の風物詩「第37回大井川大花火大会」を8月1日に開催すると発表した。大井川の両岸からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。 例年8月10日に実施しているが、天候不順で延期することも多かったため、日程を早めた。時間も例年より15分早めて午後7時から打ち上げを開始する。予備日は8月10日。 会場は県道島田岡部線大井川橋|JR東海道本線大井川鉄橋間の河川敷。河川敷内に出店エリアを設ける。ホームページなどで出店者を募る予定。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
⚽藤枝MYFC、降格圏脱出へ攻撃陣の起用注目 27日、敵地で水戸戦【J2見どころ】
5戦勝ちなしで27日に17位水戸と敵地で戦う。鳴りを潜めている攻撃力を発揮し、降格圏の19位から浮上のきっかけをつかみたい。 今季リーグ最少得点の攻撃を活性化させるため、スタメンは入れ替えがありそう。WBとシャドーの両方をこなすMF大曽根は「攻守のスイッチになり、直接ゴールに絡みたい」と意欲を燃やす。 ブラジル人DFウエンデルは初の先発を狙う。スピードと高さが武器で「我慢強く守備したうえで、隙を見て積極的に攻撃参加したい」と決意を示す。 前節に顔面をけがした副主将のDF川島は欠場が濃厚。中川創は「自分たちのスタイルを貫きながら柔軟に戦いたい」とチームを統率して必勝を誓う。
川野(御殿場南高出)がパリ五輪内定 競歩男女混合リレー
日本陸連は26日、パリ五輪の競歩日本代表を発表し、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が男女混合リレーの代表に内定した。男子50㌔で6位入賞した東京五輪に続く2大会連続の出場となる。2月の日本選手権20㌔競歩男子で優勝し、すでに代表に内定していた池田向希(旭化成、浜松日体高出)も正式に発表された。
きょうの富士山 4月26日午後2時10分ごろ
霞がかったような曇り空の中、富士山が見えました。
麻薬「絶対だめだワン!」 清水税関支署、中学生に薬物防止教室 探知犬も登場
名古屋税関清水税関支署は26日、静岡市清水区の清水三中で全校生徒を対象にした薬物乱用防止教室を開き、麻薬探知犬2頭によるデモンストレーションを行った。 生徒約120人が参加した。デモンストレーションでは麻薬が入った箱を見破る課題や生徒が持っているかばんの中から麻薬の入っているものを見つけ出す課題に2頭が挑戦。素早くにおいを嗅ぎながら歩く様子を生徒が興味深そうに見つめ、いずれも正解すると会場から大きな拍手が送られた。 デモンストレーション後の講義では同支署の杉本圭隆さんが講師を務め、薬物事件の低年齢化が問題になっているとして「麻薬の危険性を知り、明るい未来のために手を出さないで」と呼びかけた。
ツツジが見頃 ピンクや白の花の波 熱海・姫の沢公園でまつり、150匹のこいのぼりも
熱海市伊豆山の姫の沢公園で5月6日まで、大型連休に合わせたイベント「つつじ・こいのぼりまつり」(姫の沢公園パートナーズ主催)が開かれている。 高低差50メートルの斜面を中心に植栽されている6万株のツツジのうち、5~6割程度が見ごろを迎えた。ピンク、紫、白など色鮮やかに咲き誇り、来園者を楽しませている。5月6日の「こどもの日」を祝うために掲出された150匹のこいのぼりも観賞できる。 5月3~5日は熱海で活動する音楽バンドや太鼓保存会、ダンス教室などがステージ発表を行い、同3日には伊豆箱根鉄道のミニ電車の乗車体験を催す。 問い合わせは同パートナーズ<電0557(83)5301>へ。
熱川温泉にこいのぼり 5月6日まで 東伊豆町
東伊豆町の熱川温泉旅館組合は26日、伊豆急行伊豆熱川駅近くにこいのぼりを設置した。大型連休期間中の観光客を楽しませようと10年以上前から続く温泉街の恒例行事。5月6日まで設ける。 駅前の河川の上に長さ50メートルほどのロープ2本を渡し、約50匹が春風にはためく。こいのぼりはこれまでに地元や近隣の住民から提供を受けた品々。設置初日から早速、散策していた観光客らが春らしい風景に足を止めていた。 周辺では、台湾の観光地・九份(きゅうふん)を模して現地と同じ「台湾提灯(ちょうちん)」を常設する取り組みも実施している。
静岡県警が取締本部設置 120人態勢で情報収集など【静岡県知事選】
静岡県警は26日、知事選(5月9日告示、同月26日投開票)の選挙違反取締本部を捜査2課内に設置した。取締本部は津田隆好本部長以下120人態勢。県内28署にも設け、各捜査員が情報収集などを本格化させて選挙違反に厳しく目を光らせる。 県警本部の捜査2課で26日午前、池田潔次席が取締本部の看板を掲げ、「全県下で各陣営の活動が活発となり、激しい選挙戦が予想される。選挙の自由と公正を確保するため、違反を看過せずに厳正、公平な取り締まりを行う」と話した。 県警によると、現在までに事前運動などの警告はない。2021年の前回選は文書掲示4件、文書頒布1件、その他2件の警告を出した。 超短期決戦といわれる今回
浜松でひき逃げ 男子児童が軽傷
26日午前7時半ごろ、浜松市中央区和地町の市道で、乗用車が歩行中の男子児童(6)と衝突して逃走した。児童は膝などを打ち軽傷のもよう。浜松西署がひき逃げ事件として調べている。 同署によると、現場は和地小前の片側1車線の直線道路。児童は1人で登校中だった。逃げた車は白っぽい色とみられる。同校からの通報で発覚した。
子どもが「放課後児童クラブ」に入れなかった人はどうしているの?【NEXT特捜隊】
小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで子どもを預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)。読者から寄せられた疑問を調べる静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市清水区の40代女性会社員から「2年生の娘が児童クラブを利用していますが、4年生になると入れなくなると聞き、心配です。入れなかった人はどう乗り切っているのでしょうか」と質問が届いた。ウェブアンケートを実施したところ、入所できなかった時の対応やクラブ運営への要望などが寄せられた。(生活報道部・伊藤さくら) 12~15日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に72人が回答した。「放課後児童クラブの入所や継続を希望したにもかかわらず、希望
デジタル茶況(4月26日)雨後で値押し目立つ展開
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は産地の顔ぶれがほぼ出そろった。降雨による小休止をはさんだため、買い手は芽伸びを指摘して値押しを続ける展開が目立った。買い気も鈍く、特に大口の荷は手合わせまでに時間を要した。 早場所は2000円前後の取引が中心で、相場は全体として軟調に推移。初荷で2000円を割り込む工場も散見された。生産者からは「この安さではとても続けられない。今期でやめる農家もどんどん出てくるだろう」との声が続出している。市中あっせん業者は「末端で売れていないのか、買いの本数が少ない。下の荷は買いたたかれてしまう」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は4工場から9口1053キロが上場した。40
地元食材ふんだんに ひとり親世帯に弁当無償配布 磐田のボランティア団体
磐田市で子どもの貧困対策や食育支援に取り組むボランティア団体「あいうえお+プロジェクト」(森本純子代表)は25日、ひとり親家庭などの希望者に、地元食材をふんだんに使った弁当30食を無料配布した。 メニューは豚のしょうが焼きやタケノコの煮物、厚焼き卵、マカロニサラダ、十六穀米など。幅広い年齢層のボランティアが弁当づくりに取り組み、子どもたちに手渡した。肉と卵以外の食材は、地元の農家や企業、市民から譲り受けた。 3歳の息子とともに弁当を受け取った30代女性は「保育園に迎えに行く際、息子に『純子ちゃんのところに行くよ』と呼びかけると、すぐに駆け寄ってくれる。いつも(ボランティアが)温かく迎えてくれ
軽乗用車と男性衝突 男性は死亡 掛川市
25日午後10時20分ごろ、掛川市高御所の市道で、同市長谷1丁目、看護師の女性(24)の軽乗用車と路上にいた男性が衝突した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 現場は片側1車線の直線道路。同署が男性の身元確認を急いでいる。
大地震時の体制確認 浜松市が情報伝達・参集訓練
浜松市は26日、大規模地震の発生に備えた市職員情報伝達・参集訓練を実施した。職員が災害時の初動対応を確認した。 開庁時間外の午前6時40分、市内で最大震度7の地震が発生したとの想定。情報伝達訓練は教職員らを除く約5300人が対象で、安否や被災状況を回答するメールに対し、想定発災時刻から30分後の午前7時10分までに約3100人の職員が回答した。参集訓練は災害対策本部会議に出席する部長級や指定された職員317人が対象で、午前8時10分までに236人が参集した。 中野祐介市長は、能登半島地震の被災地では行政職員も被災者のため、登庁が困難だった点に触れ「初動対応は難しくともその後の対応の優劣を左右
メンダコもなか 飲み物に“ぷかり” 沼津港の新土産発売
深海生物が題材のスイーツを販売するしーらかんすCafe(沼津市千本港町)はこのほど、沼津港の新土産「メンダコぷかりん」を発売した。ココア、抹茶ラテ、コーンスープ味の3種の粉末が入ったメンダコ型もなかを、飲み物に浮かべて楽しめる。 きっかけは2022年に発売した「めんだこプリンアラモード」のヒット。ひれが揺れる様子のかわいらしさからSNSで話題を呼んだが、量産化が難しかった。より手軽に入手しやすいメンダコのお土産として開発した。 「ぷかりん」は、浮かべて飲むとメンダコが顔に近づくのが特徴。矢島伸浩社長(61)は「展示でなかなか見られないメンダコを、身近に感じてほしい」と話している。1個550円
記者コラム「清流」 活気ある港を再び
西伊豆、松崎両町の港がにわかに活気づいている。駿河湾フェリーの入港トライアル実施や東海汽船の高速ジェット船の運航試験日程が発表されるなど、4月に港関連の話題が相次いだ。新たな交通手段による観光誘客の可能性に期待が高まっている。 西伊豆町の田子漁港では清水港(静岡市)と土肥港(伊豆市)を結ぶフェリーが入港。悪天候時の活用が検討されている。松崎町の松崎新港では6月、東京と同港を結ぶ高速船の直航便を試験運航する。2023年には松崎を出発し、伊豆大島(東京)を訪れるツアーを開催して盛況だった。 伊豆半島は交通の脆弱(ぜいじゃく)性が指摘されている地域で、港の活用は災害時の移動や物資輸送の手段としても
社説(4月26日)自民規正法改正案 あまりに危機感が薄い
政権を失うかもしれないという危機感が、この期に及んでまだ薄いのだろう。 自民党が派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受けてまとめた政治資金規正法改正の独自案を見る限り、そう受け止めざるを得ない。事件によって国民の政治に対する信頼を大きく失墜した責任を自覚し、次期衆院選で下野する可能性があるという認識があるなら、率先して政治改革を断行する姿勢を示そうとするはずだ。 ところが、自民案は国会議員の監督責任や政治資金の透明化を巡る改正に、十分踏み込んでいない。そこからうかがえるのは、小幅な修正にとどめて抜本改正を先送りし、批判をやり過ごそうとする後ろ向きな姿勢だ。これでは、相手が長らく&ldqu
記者コラム「清流」 石のロマン
浜松市天竜区の天竜川で、礫岩(れきがん)が地下深くで変成作用を受けてできた「礫岩片岩」が見つかった。高圧の環境で引き伸ばされたそれぞれの石の形を解析することで、過去にどんな変形を受けたか推測できるため、学術的な価値が極めて高いという。 天竜川流域を含む地質帯「三波川帯」で見つかる変成岩は、海洋プレート上の堆積物が大陸プレートの下に沈み込む過程で陸側に付け加わった岩石が、中生代に沈み込み帯の深部で高い圧力を受け、後に地表に露出したと考えられている。 つまり、今回見つかった礫岩片岩は“恐竜が存在していた時代に、プレート境界付近の圧力を経験した”ことになる。一見すると河原に
記者コラム「清流」 自然資料保管の意味
川根本町の資料館やまびこに「ヒダサンショウウオ」として展示されていた標本が先日、より希少な「アカイシサンショウウオ」だったことが判明した。外見上では判別が難しい両種だが、同館を訪れた専門家が微妙な違和感を抱いたことがきっかけで、半世紀近い“勘違い”が解消された。 違いを見抜いた専門家の鑑識眼はもちろん、長年適切な保管を続けてきた職員の努力にも称賛を送りたい。定期的に保存液を交換するなど、同館に保管されている動植物の標本約1万7000点の劣化を防いできた。 どんな資料であれ、残していくことそのものに意味があることを示す好例だ。希少種だから保管するのではなく、未来の新種発
静岡人インタビュー「この人」 静岡地検次席検事に就任した 小長光健史さん (静岡市葵区)
2000年に検事任官。東京地検を皮切りに神戸、岡山地検や最高検などで勤務した。東京地検刑事部副部長を経て1日付で着任。県内での勤務は初めて。福岡市出身。52歳。 ―抱負を。 「風通しの良い職場環境をつくっていきたい。職員と話をする中で、例えば『もう少し効率化できるのでは』という案件も出てくるだろう。一つ一つ対応していくことで、職員の意識も変わると思う。関係機関については警察だけでなく、裁判所や弁護士会とも相互理解が重要。コミュニケーションを大事にしていきたい」 ―静岡の印象は。 「過去に静岡に勤務した同僚からは本当に仕事がやりやすく、温暖で穏やかなところだと聞いている。おいしい食べ物も多い。
大自在(4月26日)板書とノート
高校の学校評議員を務めていて、授業の様子を時々見させてもらっている。生徒一人一人がタブレットを使った学びの場に立ち会って実感するのは、教科にもよるが、教員の板書と生徒のノートへの書き写しの機会が少ないことだ。 教育現場に浸透するデジタル活用の授業では、当然の傾向だろう。だが、筆者が高校生の時を振り返ると、黒板とチョークの授業は教員の個性がよく表れていて、授業の魅力にもなっていた。ノートを取ることは、それこそ命綱で自分なりに工夫していたように思う。 学校側に感想を伝えると、教員にとっては生徒に背中を向ける板書が減り、反応などがよく分かるようになったとのこと。映像授業は同じ教科の教員がチームで教
コラム窓辺 おせっかいは おせっかいをつなぐ(久保田香里/静岡理工科大法人本部広報部長)
私の祖父のあだ名は「仏の直さん」。公園の花壇を年中お世話し、車にひかれてしまった野良猫を葬る人でした。飲食店と駄菓子屋を営む祖母はまさに肝っ玉母さんで面倒見が良く、そんな夫婦は何組もの仲人を引き受けるため、お正月にあいさつに来る家族連れが年々増えていく家でした。 そんなDNAを引き継いだ私の昔からの持論は「おせっかいは、おせっかいをつなぐ」。よく相談ごとが持ち込まれ、その都度自分の知識とネットワークをフル回転して少しでもお役に立てることを考えるわけですが、逆に「面白い人と知り合ったから今度紹介するよ」と連絡をくださる知人もいます。そしてそこでいただいたご縁を、また次に紹介すべき方へつないだり
【時の人】静岡県副知事に就任した 増井浩二さん
19日付で副知事に就任した。県職員退職後の2019年から県公立大学法人理事兼事務局長などを務め、約5年ぶりに県庁に復帰した。知事交代という県の転換期に重責を担う巡り合わせに「県の業務に支障のないよう全力を注ぐ」と意気込み、空白期間の危機管理に特に注意を払う。 川勝平太知事からの就任要請に「驚いたが、求められたのであればやる」と引き受けた。副知事の仕事を「知事の考えをかみ砕き、職員の気持ちに寄り添いながら、具体的な形で橋渡しをする役割」と捉える。「各分野の際(きわ)に、取り残された課題や本当の仕事がある」と部局の垣根を越えたプロジェクトの調整役を担う覚悟だ。県議や部局長へのあいさつでは「県政の
⚾広島・二俣(磐田東高出)がプロ1号 若コイ躍動も逆転負け
◇4回戦=広島3勝1敗(18時、神宮、23468人)広島112202000―8060001011x―9ヤクルト[勝]石山8試合1勝1S[敗]栗林10試合1敗5S[本]二俣1号①(高橋奎)オスナ5号④(ハッチ)菊池1号②(高橋奎)サンタナ2号①(栗林)▽三塁打 黒原▽二塁打 長岡2、村上、塩見▽盗塁 岩田(2)▽暴投 高橋奎、中崎▽与死球 ハッチ(中村)、高橋奎(上本)▽試合時間 3時間56分 【評】ヤクルトがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う八回に代打川端の左前打で追い付き、九回にサンタナがソロを放って試合を決めた。広島は劣勢から追い付き、一時2点を勝ち越したが逃げ切れず、連勝は4で止
人工ぼうこう、肛門造設 オストメイトに理解を 静岡県内で入浴・プール利用拒否相次ぐ
がんなどの手術で腹部に人工ぼうこうや人工肛門(ストーマ)を造設した「オストメイト」から、入浴施設やプールの利用を拒否されたという事例が、当事者団体の日本オストミー協会県支部に相次いで寄せられている。同支部は「差別に当たる」として、各施設が利用を拒まないよう呼びかけを強める。 県支部会員の大石茂樹さん(68)=藤枝市=は一昨年、がんが見つかったぼうこうを全摘出し、ストーマを設けた。昨年、大学時代の友人たちが愛知県内への旅行を計画した際、「皆で風呂を楽しもう」と温浴施設に着衣入浴の事前許可を得てくれた。大石さんは気後れもあったが背中を押され、紺色の半ズボン状の専用入浴着を購入した。だが、当日、湯
密輸防止や情報提供へ呼びかけ 清水税関支署
名古屋税関清水税関支署は違法薬物などの取り締まり強化期間初日の25日、JR清水駅で街頭キャンペーンを実施した。取り締まり強化期間は5月12日まで。 同支署職員と名古屋通関業会清水支部の計約30人のほか、税関のイメージキャラクター「カスタム君」が参加した。参加者は「許しません 白い粉」などと書かれたたすきをかけて、駅利用者にチラシと啓発品を配りながら、密輸防止や情報提供への協力を呼びかけた。 昨年の名古屋税関管内における大麻の押収量は前年比約2・7倍に増加。全国の税関が摘発した不正薬物は2トンを超え、過去2番目の量となるなど、深刻な状況となっている。
御前崎市議会 改選後初の臨時会議長に渥美氏、副議長に植田氏 それぞれ選出
御前崎市議会(定数13)は25日、改選後初の臨時会で正副議長選を行い、議長に渥美昌裕氏(71)=無所属=、副議長に植田浩之氏(63)=無所属=をそれぞれ選出した。 議長選の獲得票数は渥美氏が9票、植田氏は4票だった。 渥美昌裕(あつみ・まさひろ)元市社会教育委員、旧浜岡町消防団分団長。3期。新野 植田浩之(うえた・ひろゆき)比木簡易郵便局長、元JR東海社員。3期。比木
黄金に輝く“幻の茶”「きら香」 袋井で初摘み 生育順調
一番茶のみ白い新芽を伸ばす希少品種で、「幻の茶」と言われる白葉茶「きら香」の初摘みが25日、袋井市岡崎の竹内清美さん(76)の茶園で行われた。黄金色に輝く生葉約200キロを刈り取った。 きら香は1989年に竹内さんが発見したやぶきたの突然変異種で、アミノ酸が豊富で苦みが少なく、濃厚な甘みやうまみが特徴。挿し木を繰り返して少しずつ生産量を増やし、2006年に品種登録された。現在は市内の計約3千平方メートルの茶園でのみ栽培されている。 竹内さんによると、生育は順調。「近年の中で特に質が高い。ぜひ味わってほしい」と話した。40~50度の少なめの湯で入れのがお勧めという。
「映え写真」で三島の魅力発信 美容専門生、学んだ技術生かす インスタコンテスト
三島市の県東部総合美容専門学校は25日、インスタコンテストを市内で開いた。美容師の卵たちがこれまで学んだヘアメークやメークの技術を生かしてモデルとなり、三島の魅力を発信した。 学生は12組に分かれ、三嶋大社や楽寿園、お気に入りの飲食店などを散策。学生目線でおすすめスポットを交流サイト(SNS)「インスタグラム」に投稿した。2年の上村華女さんがリーダーを務めた9人のグループは春をテーマに明るい服装でまちに繰り出した。三嶋大社では売店のアイスや参拝の様子を写真に収め、上村さんは「三島の楽しい所を映え写真で見せたい」と意気込んだ。 コンテストは新入生との親睦を深めながら、三島の魅力を見つけ発信する
ゴルフ日欧トップ選手 繊細な技披露 御殿場でDPワールドツアー
男子ゴルフDPワールドツアー(欧州ツアー)「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コースで開幕した。国内外から観客が詰めかけ、欧州と日本のトッププロら156人の巧みなプレーを楽しんでいる。28日まで。 初日は濃霧による視界不良により、2時間50分遅れで開始。昨年の国内ツアー賞金王の中島啓太選手や米PGAツアーを制したマチュー・パボン選手(フランス)らが出場し、繊細なクラブさばきを披露した。 大会は来場者サービスも目玉の一つ。コース入り口のギャラリープラザに恐竜のロボットが集結し、親子連れの目を引いている
静岡市議会 議長に大村氏(自民)選出 副議長は井上氏(公明)
静岡市議会は25日、臨時会で正副議長選を行い、議長に最大会派自民党市議団の大村一雄氏(75)=清水区=を選出した。副議長には、自民と協力関係にある公明党市議会の井上智仁氏(54)=駿河区=を選んだ。公明市議の副議長選出は政令市移行後初。 自民の議席は過半数に満たないが、大村氏は公明や連合系会派の志政会などから支持を集め、46票中42票を獲得した。共産党市議団の内田隆典氏は4票。大村氏は「責任の重さを痛感している。皆さんと協力してしっかり議会運営していきたい」と抱負を述べた。 副議長選は井上氏が33票、創生静岡の白鳥実氏が13票だった。 自民が正副議長ポストを他会派と分け合うのは2022年以来
【静岡県知事選】新人三つどもえ 共産・森氏出馬で構図固まる 投開票まで1カ月
知事選(5月9日告示、26日投開票)は投開票まで1カ月となり、新人による三つどもえの構図となることがほぼ固まった。既に立候補を表明している元副知事の大村慎一氏(60)=無所属=と前浜松市長の鈴木康友氏(66)=同=に加え、共産党県委員長の森大介氏(55)が25日、共産公認で出馬すると正式に表明した。与野党対決との見方もあり、解散総選挙を見据える中央政界からも注目される超短期決戦は、実質的な選挙戦に突入した。 大村、鈴木両氏はリニア中央新幹線整備事業と、浜松市の新野球場建設について推進の姿勢を示すが、森氏は反対を主張。大村、鈴木両氏が是非を明言していない中部電力浜岡原発の再稼働も森氏は反対した
自民県連、結束強調も足並みに乱れ 支部代表者会議 党本部推薦不透明【静岡県知事選】
自民党静岡県連は25日、知事選(5月9日告示、26日投開票)に向けた支部代表者会議を静岡市葵区で開き、推薦を決めた元副知事の大村慎一氏(60)を招いて選挙態勢を確認した。県連幹部は結束を強調したが、前浜松市長の鈴木康友氏(66)を支援する支部への批判の声が上がり、足並みの乱れが露呈した。党本部に上申した大村氏の推薦の扱いも宙に浮いたままだ。 「自民党がこんな時だからこそ一致団結しなければならないのに、単独行動は許せない」 会議終盤、浜松市浜北支部の関係者が声を張り上げた。背景にあるのは、県連決定とは異なる方針を打ち出した市内の支部への強い反発だ。突然の意見表明に、執行部は「あとはわれわれに任
南海トラフ地震の新被害想定「夏までの公表困難」 国の検討会、能登検証踏まえ防災対策
内閣府は25日、策定を進める南海トラフ巨大地震の新たな被害想定について、夏までに公表するのは困難との見通しを示した。当初は2023年度内の公表を予定していたが、能登半島地震を受けて策定作業を中断していた。政府の能登半島地震の検証作業が6月ごろまでかかるため、それを踏まえて、被害想定とセットで防災対策に盛り込む手続きがあるのが理由。 同日の「南海トラフ巨大地震モデル・被害想定手法検討会」(座長・平田直東京大名誉教授)の会合後、担当者が取材に対して明らかにした。 検討会は非公開で、昨年9月以来の開催。内閣府の担当者は「被害想定を算出する手法は了承された。現時点で被害想定と防災対策の公表のめどはた
父親の死体を遺棄した疑い 富士署が男を逮捕
富士署は25日、死体遺棄の疑いで富士市の無職の男(52)を逮捕した。 逮捕容疑は4月中旬から下旬にかけて、市内の父親(82)宅で、父親の死体を遺棄した疑い。 同署によると、2人は同居していたとみられる。父親は4月中旬ごろ、身近な人物と会っていたことが確認されている。同署は男の刑事責任能力の有無を慎重に調べるとともに、死因や遺棄の経緯について捜査を進める。 現場は東名高速道富士インターチェンジから東へ約300メートルの住宅地。市消防本部などによると、24日午後4時20分ごろ、父親について市包括支援センター職員から安否確認を要請する119番があり、駆け付けた救急隊員が寝室で遺体を見つけた。
共産・森氏、リニアや浜岡原発「反対」 大村、鈴木氏との違い強調【静岡県知事選】
静岡県知事選に立候補を表明した共産党県委員会委員長の森大介氏(55)は25日に県庁で開いた記者会見で、リニア中央新幹線建設や中部電力浜岡原発再稼働に反対の姿勢を強調した。先に出馬表明した元副知事の大村慎一氏(60)、前浜松市長の鈴木康友氏(66)とは異なる立場を明確にして選挙戦に挑む。 森氏はリニア建設と原発について「政策的には破綻している。そのまま続けると負の遺産になりかねない」と主張。リニア建設は推進し、浜岡原発は「住民の安全を最優先する」としている大村、鈴木の両氏に対し、「多くの県民が不安に思っている問題に正面から答えていない。その問題抜きに『オール静岡』は語れない」と批判した。 浜松
スルガ銀行の損害賠償請求を棄却 創業家関連企業への融資 静岡地裁、寄付「合理的範囲」
創業家の関連企業(ファミリー企業)に対する不適切な融資が損失を招いたとして、スルガ銀行が岡野光喜元会長ら7人を相手取り、総額26億4400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、静岡地裁は25日、請求を棄却した。菊池絵理裁判長(異動のため平山馨裁判長代読)は、銀行側が「ファミリー企業への資金融通が真の目的」と指摘していた寄付について「合理的な範囲を超えない」と判断。寄付に関与した当時の経営陣の注意義務違反も認められないとして訴えを退けた。 被告は岡野元会長の他、元会長の実弟でもある故岡野喜之助元副社長の相続人や元取締役ら6人。スルガ銀行は2013~17年、岡野元会長が代表理事を務める美術館に、8
スズキの23年度四輪世界生産326万台、1.7%増 半導体不足緩和、インドけん引
スズキが25日発表した2023年度の四輪車実績によると、海外と国内を合わせた世界生産は前年度比1・7%増の326万5203台と3年連続で増加した。半導体不足の緩和を背景に主力インドが3・2%増の198万3851台と2年連続で過去最高となり、国内は5年ぶりに100万台を超えた。世界販売も5・6%増の316万7908台と3年連続で前年度実績を上回った。 海外生産は0・1%減の225万3946台と微減。インドのほかハンガリーが9・8%増の15万6380台と伸びた一方、政府の輸入規制が響くパキスタンが73・9%減、タイが53・7%減と押し下げた。国内生産は部品調達制約が和らぎ6・0%増の101万12
「億トレーダー」名乗りSNS投資詐欺 被告に懲役4年判決 静岡地裁浜松支部
交流サイト(SNS)上で「億トレーダーのビリー」と名乗り、投資運用名目で集めた資金をだまし取ったなどとして金融商品取引法違反と詐欺の罪に問われた奈良県生駒市、無職の被告(33)の判決公判で、静岡地裁浜松支部は25日、懲役4年(求刑懲役5年6月)を言い渡した。 岸田朋美裁判官は判決理由で、詐取金額が多額だった一方で、被害者への弁償額がわずか計6千円にとどまることに言及した。投資交流会「本気会」を立ち上げた上で、SNSのライブ配信などを駆使して会員たちに自身のことを「多大な資産と類いまれなる投資の才覚がある」と信じ込ませるなど、手慣れた手口で巧妙と指摘した。 被告が「現金を受け取った時点では投資
軽乗用車でトラックに追突、軽傷ひき逃げ疑い 浜松東署、男を逮捕
浜松東署は25日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、浜松市中央区倉松町、会社役員の男(51)を逮捕した。 逮捕容疑は24日午後8時20分ごろ、同区の県道で軽乗用車を運転し、信号待ちをしていた袋井市の男性会社員(47)のトラックに追突して軽傷を負わせ、そのまま逃走した疑い。 同署によると、現場に落ちていた車の部品から、男の車両を特定した。
アタミロープウェイのゴンドラ緊急停止 従業員ら13人、2時間宙づり状態
25日午前9時ごろ、熱海市の「アタミロープウェイ」で、従業員と清掃スタッフの男女13人を乗せたゴンドラ1基が緊急停止し、宙づり状態になった。13人は約2時間後に救助され、けが人はいなかった。熱海署は電気系統のトラブルとみて原因を調べている。 運行会社と同署によると、従業員ら13人は午前9時半の始発運行に先立ち、熱海港近くの山麓駅からゴンドラに乗り込み、熱海城前の山頂駅に向かっていた。山頂駅の手前で緊急停止したという。保守点検の業者が午前11時すぎにゴンドラを復旧させ、従業員らは山頂駅に降りた。 アタミロープウェイは長さ約300メートル、高低差約90メートルで、繁忙期は一日で延べ2
沼津観光しながら「ふるさと納税」 飲食やレジャーが返礼品に、サービス料に応じてその場で寄付 全国初の取り組み
沼津市は25日、現地寄付型ふるさと納税システム「ふるさとGO」の運用を開始した。返礼品は地元ならではの飲食やレジャーなど現地で受けるサービス。チケット型でなく、その場のサービス料に応じて寄付額を算出するのは全国初という。同市のふるさと納税の寄付額は近年急増し、今回の新たな取り組みで充実を図る。 システムを取り入れる店は沼津港を中心とした八つの飲食店。一大観光地と連携することで、広くサービスをPRする。 導入初日の25日、沼津港内のすし屋「すし処 古川」には、システムを開発、運営する「マイウェイ」や事業に協力する関係者ら約15人が集まった。店舗にある専用QRコードを読み込み、サイトに飲食代を打
中野浜松市長、特定候補の支援や支持明言せず 対立構造に懸念【静岡県知事選】
浜松市の中野祐介市長は25日の定例記者会見で、静岡県知事選(5月9日告示、26日投開票)が地域間や国政の対立構造としてクローズアップされることに懸念を示し、今後、特定候補の支援や支持について明言しない意向を表明した。 中野市長は人口減少など県全体で取り組む課題が山積しているとし「静岡県の状況に余裕はない。(地域間や国政の)対立を持ち込むと、県政が一丸となって進むときの足かせになる」と指摘。その上で「対立をあおることは望んでいないので、公式の場でどちらが良いとか、応援するとか言うのは控える」と述べた。 出馬表明している元副知事の大村慎一氏(60)と前浜松市長の鈴木康友氏(66)は総務省時代の先
静岡県内JAグループ、大村氏推薦決める 「農業振興に熱い思い」【県知事選】
静岡県内10農協の組合長らで組織する県内JAグループの政治団体「県農政対策協議会」(委員長・鈴木政成JA静岡中央会長)は25日、静岡市で臨時会合を開き、知事選(5月9日告示、26日投開票)に出馬を表明している元副知事の大村慎一氏(60)の推薦を決めた。 会合には、ともに出馬を表明してJAグループに推薦を依頼していた大村氏と前浜松市長の鈴木康友氏(66)が出席し、それぞれ農業政策を訴えた。大村氏は「農林水産業の従事者は国の宝。皆さまの誇りを取り戻すために先頭に立ちたい」と強調。鈴木氏は先端技術を活用した農業の推進などの振興策を示した。 一部の委員から、大村氏が副知事時代に携わった、東日本大震災
宮沢博行氏(比例東海)が議員辞職 衆院が許可、国会に姿見せず 女性問題報道
衆院は25日の本会議で、自民党を離党した宮沢博行氏(比例東海)の辞職を許可した。宮沢氏は自身の不祥事を理由に、23日に辞職願を提出していた。24日の「文春オンライン」で、妻子がありながら、別の女性と金銭援助を伴う同居をしていたなどと報じられた。 宮沢氏は25日、国会に姿を見せなかった。本会議で額賀福志郎議長が辞職許可を諮ると、野党側から「説明しろ」といったやじも飛んだ。辞職により、自民の2021年衆院選の比例名簿に基づいて森由起子氏が繰り上げ当選する公算。 宮沢氏は磐田市議などを経て12年に初当選し、4期目。党国防部会長、防衛政務官などを歴任した。安倍派に所属し、政治資金パーティー裏金事件で
夜空に輝く“紫のシャワー” はままつフラワーパークで藤棚ライトアップ
浜名湖花博2024(実行委員会主催)を開催中のはままつフラワーパーク(浜松市中央区)で25日、藤棚のライトアップが始まった。咲き誇るフジの花が春の夜空に美しく浮かび上がり、来場者を魅了している。 満開となったノダナガフジの棚は長さ約80メートルで、白色の発光ダイオード(LED)で優美に照らし出される。シロフジと八重藤の藤棚も見頃を迎え、甘い香りを漂わせている。初日は来場者がゆっくりと花の下を歩いたり、写真を撮影したりして、幻想的な花の世界を楽しむ姿が見られた。 夜間開園は5月5日まで行われ、藤棚のライトアップは見頃が終わり次第終了する。平日は午後8時、土日祝は午後8時半まで。
優雅に遊泳 こいのぼり 裾野・中央公園に130匹
裾野市観光協会は25日、同市中央公園でこいのぼりの展示を始めた。大小色とりどりの約130匹が春の風を受け、県指定天然記念物「五竜の滝」前などで優雅に空を泳いでいる。 大型連休に合わせた恒例事業。家庭で不要になったこいのぼりを募り、園内の橋やフェンスに例年より40匹ほど多く掲げることができたという。展示は5月10日ごろまで。同4日は夜間ライトアップを実施する。
なくなる学校。地域にできることは?④ 有識者インタビュー【賛否万論】
少子化時代の学校統廃合と地域の在り方をテーマに静岡市葵区の藁科川上流域や同市清水区両河内地区の事例を取り上げてきました。今週は全国各地の学校統廃合と地域の関係を研究している筑波大准教授の丹間康仁さん(39)のインタビューです。学校統廃合の背景や課題解決の方向性について聞きました。丹間さんが研究対象としていた千葉県君津市の統廃合の事例も紹介します。 (社会部・大橋弘典)教委以外の行政も積極関与を 筑波大准教授の丹間康仁さん筑波大准教授の丹間康仁さん 全国的な学校統廃合の流れを、どのように捉えていますか。 「近年、保護者の方から統合してほしいと声を上げるケースが目立ちます。戦後、昭和期の学校統廃
乾杯!!早くも開放感 ビアガーデンがオープン 浜松・遠鉄百貨店
浜松市中央区の遠鉄百貨店本館屋上に25日、毎年恒例のビアガーデンがオープンした。開放感のある空間での「乾杯」を求め、初日から多くの来店客でにぎわった。 昨年より約3週間早い開業。仕事帰りの会社員らが訪れ食べ物や飲み物計約100種が用意された会場でバーベキューを楽しんだ。 大型連休期間の27日~5月6日は午後3時から営業する。
裾野の3公園で清掃奉仕活動 シルバー人材センター
裾野市シルバー人材センターは23日、市内の公園3カ所で清掃の奉仕活動を行った。 参加者は中央公園43人、偕楽園20人、小柄沢公園8人。伸び始めた雑草を刈ったり、落ち葉を掃いたりして園内をきれいにした。 奉仕活動は毎年5月に実施していたが、大型連休中に中央公園で開かれる「みどりまつり」の来場者を出迎えるため、今年は時期を早めたという。
中小企業などに物価対策支援金 裾野市
裾野市は、市内の中小企業と個人事業主に物価高騰対策支援金を支給する。6月28日まで、市商工会と市観光協会で申請を受け付けている。 市内に本店や事業所を構える商工会か観光協会の会員事業者が対象。国の交付金を利用し、従業員10人未満の事業者に10万円、10人以上の事業者には15万円を支給する。 問い合わせは市産業観光スポーツ課<電055(995)1857>へ。
ローランド本社工場に指定証 安全運転管理推進 細江署などが交付 浜松市
細江署と細江地区安全運転管理協会は24日、本年度の安全運転管理推進事業所に浜松市浜名区細江町のローランド本社工場を指定し、同署で指定証交付式を行った。 同社は安全運転管理者を選任している同署管内の230事業所の先頭に立ち、交通安全活動に取り組む。山本氏仁署長から指定証を受け取った生駒博文総務部長は「これまでも新入社員向けの研修などに力を入れてきた。さらに積極的に活動していく」と話した。
ホソバシャクナゲ見頃 浜松市天竜区佐久間町・吉沢地区
浜松市天竜区佐久間町の吉沢地区で、県指定天然記念物「ホソバシャクナゲ」が見頃を迎えている。色鮮やかな薄紅色の花びらが特徴で、5月初旬ごろまで満開の状態を楽しめる。 同地区は、同町浦川の中心部から車で約30分の山あいにある。ホソバシャクナゲはツツジ科で、日光の当たる岩場に自生する。遠州石楠花(エンシュウシャクナゲ)とも呼ばれ、天竜川流域の山間部から愛知県東部にかけて自生する。
男子開幕戦 静岡は東京と 卓球Tリーグ
卓球のTリーグは25日、2024~25年シーズンの日程を発表し、男子は8月24日に東京・代々木第二体育館で行われる開幕戦で静岡は昨季覇者の東京と対戦する。女子は同25日に初戦を迎え、同会場で2連覇を狙う日本生命が神奈川と顔を合わせる。 レギュラーシーズンは3月まで実施し、男女各6チームで争う。上位3チームがプレーオフに進出する。
健康被害の疑い 静岡県内新たに1人 紅こうじ問題
静岡県は25日、小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡り、県内で健康被害の疑いのある患者が新たに1人確認されたと発表した。県内の患者は計53人になった。
山形県応援キャラ ボイスバンク発売 ヤマハ「ボカロ6」専用
ヤマハは24日、歌声合成ソフト「ボーカロイド(ボカロ)6」で、人間の声を基に生成するボイスバンク「式狼縁(シキロウエン)AI」を発売した。 式狼縁は、山形県のバーチャルキャラクター事業が展開する同県応援キャラクター。積極的な地域振興活動などの実績を踏まえ採用したという。販売価格は税込み1万1000円。
人事=フジオーゼックス(6月21日予定)
社外取締役監査等委員 東島香織▽退任 社外取締役監査等委員加藤政人
拡張性を備えたステージピアノ ローランド「RDー08」
ローランドはこのほど、ステージピアノの新製品「RD―08」を発売した。拡張性を備え、有料のアップグレードソフトで音色の追加など機能を追加できる。 88鍵で重量は13・5キロ。ステレオスピーカーを内蔵し、音色を素早く選択できるボタンなど操作性を高めた。初年度の販売目標は1万1千台。市場想定価格は10万9900円前後。
人事=小糸製作所(6月27日予定)
調達本部副本部長を解く 専務執行役員技術本部長勝田隆之▽調達本部副本部長を兼ねる 常務執行役員技術本部副本部長勝又敏行▽国際本部副本部長を兼ねる 常務執行役員技術本部副本部長島倉浩司▽新任常務執行役員技術本部副本部長(技術本部付顧問=常勤)吉岡憲一▽国際本部副本部長を兼ねる 執行役員営業本部副本部長田中利幸▽榛原工場長を兼ねる 執行役員生産本部副本部長相良工場長宮島徹▽退任 執行役員大竹雅浩 ※大竹氏は同日付で小糸九州社長に就任予定。
酒気帯び運転の疑い 富士署
富士署は24日、道交法違反の疑いで、富士市大淵、自称会社員の男(63)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後6時半ごろ、同市の県道で乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると、信号待ちで停止中の乗用車に衝突する事故を起こして発覚した。けが人はいなかった。
同僚の化粧品を窃盗の女性職員 懲戒処分 静岡県立こども病院
静岡県立病院機構は25日、同僚の化粧品を盗んだとして、県立こども病院(静岡市葵区)の女性職員(32)を停職5日の懲戒処分とした。 女性職員は2月22日、同病院内の女子更衣室で、別の職員が置き忘れた化粧品2点(計9千円相当)を持ち去ったという。
詐欺未遂の疑い 大阪の少年逮捕 焼津署
焼津署は25日、詐欺未遂の疑いで大阪府の自称アルバイトの少年(16)を逮捕した。逮捕容疑は何者かと共謀して同日、焼津市の無職男性(81)宅に、孫をかたって「お金が必要」などと電話をかけて現金をだまし取ろうとした疑い。男性宅を訪れようとした際、金融機関から連絡を受けて周辺を警戒していた警察官に取り押さえられた。
島田の国道473号 26日、通行再開
静岡県島田土木事務所は26日午前10時、3月末の大雨で全面通行止めになっていた島田市福用の国道473号の通行を再開する。 片側交互通行で、4トン車まで通行可能。迂回路は大井川対岸の県道島田川根線。同月29日の大雨で路肩が崩れた。
浜松で工場火災
25日午後2時5分ごろ、浜松市中央区中田町の東海染工浜松事業所から出火し、工場内の約25平方メートルを焼いた。浜松東署や市消防局によると、繊維加工の工程で使用する機械や、鉄骨のはりなどに堆積したほこりが燃えたという。約3時間半後に鎮火した。けが人はいなかった。同署などが出火原因を調べている。
小学1校 学級閉鎖 静岡県内インフルエンザ
静岡県は25日、富士市の小学校1校でインフルエンザに感染したとみられる患者が8人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。
工具盗んだ疑い 沼津署
工事現場から工具を盗んだとして沼津署は25日、窃盗の疑いで沼津市の建設作業員の男3人を逮捕、再逮捕した。逮捕されたのは同市大岡、男(36)と同市大塚、男(23)の両容疑者。再逮捕されたのは同市西添町、男(28)。3人の逮捕容疑は昨年12月中旬、裾野市御宿の工事現場から工具計約30点(計100万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、3人は会社の同僚。男(28)は今年1月15日と3月11日、建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されていた。
大村氏を支持 焼津市長表明【静岡県知事選】
焼津市の中野弘道市長は25日の定例記者会見で、知事選に関し、元副知事の大村慎一氏(60)を支持する考えを明らかにした。 中野市長は「考え方は保守系」と自身の政治姿勢を示した上で、「個人的には大村候補を応援していく」と述べた。新たな知事には、港を核とした市の産業振興に向けて、地震・津波対策のさらなる充実を求めた。
小山町長も大村氏支持へ【静岡知事選】
小山町の込山正秀町長は25日の定例記者会見で、知事選に関し、元副知事の大村慎一氏(60)を支持する意向を表明した。 込山町長は「西高東低が隙間から見える気がするので、東部にも等しく目を向けていただける候補者を支援したい」と述べた。前浜松市長の鈴木康友氏(66)については「(知事になった場合)西部に偏ることは目に見えている」と指摘した。
清水区の業者を2カ月入札停止 静岡市
静岡市は25日、入札参加停止等措置要綱に基づき、同市清水区の環境フロンティアを同日から2カ月間の入札参加停止にした。市によると、同社は下水道の水質検査業務に関し、3月27日の落札決定後に仕様書の誤りで受託できる業務量でないことが判明したとして、契約を辞退した。市は同要綱の不誠実な行為に該当すると判断した。
【おいじまん】アリバイ休日
週休2日で休める漫画家はあまりいない。祝日も休める漫画家などさらに少ないだろう。毎日働くか、毎日休みかの漫画家ばかりではないが、3年ぐらい前までは、私も日曜日だけが休みだった。そのためか休むのが下手である。休むのがうまい人がうらやましい。 ゴールデンウイークなども、ほとんど休んだことはなかった。それが変わったのは娘が生まれてからだ。毎年4月29日に1日だけ休み、あとは飛び石的に5月の方で数日休むというパターンだったはず。 4月29日は、私の実家のある宮城県加美町のお祭りの日で、ふるさとのお祭りを、当然、自分の子どもにも見せてやりたかった。娘もそれなりに喜んではいたが、なにしろ田舎というのは行
貴重な「瓊花」見頃 長泉 全国に9カ所のみ
長泉町の井上靖文学館の庭で、日本の9カ所にしか存在しないとされる瓊花(けいか)が見頃を迎えている。鑑真を題材にした井上の著作「天平の甍(いらか)」にちなんで植えられ、白くかわいらしい花が来場者を魅了している。 瓊花は鑑真ゆかりの中国・揚州市の市花。鑑真が上陸した佐賀県の県立森林公園の瓊花が親株で、同館に2013年に植樹された。毎年4月下旬から5月上旬ごろ、10日間ほどしか咲かない。同館は「この機会にぜひ見に来て」と呼びかける。 開花に合わせて「瓊花まつり」を29日まで開き、来館者に絵本作家えがしらみちこさん(三島市)が絵を手がけたオリジナルのしおりをプレゼントする。
ミシマバイカモ 可憐 三島・群生地 湧水が育む水中花
静岡県の絶滅危惧種に指定されるミシマバイカモが、三島市南本町の群生地「三島梅花藻の里」で見頃を迎えた。梅の花に似た白く可憐(かれん)な花が来場者の目を引いている。 群生地を管理するグラウンドワーク(GW)三島によると、ミシマバイカモは清らかな湧水が育む水中花。手のひら型の浮葉が特徴で、1930年に同市の楽寿園小浜池で発見された。花は一年中咲くが、暖かくなる春からが見頃となる。水温が一定できれいな湧水の中で育つため「清流のバロメーター」と言われる。 一時は湧水の減少や水質悪化で市内の川から姿を消したが、GW三島が復元させようと95年に梅花藻の里を整備。同所で増殖させて市内の川に移植し原風景の再
ベトナム発展 高校生が分析 15人訪問学習の成果報告 富士宮市
富士宮市の事業としてベトナム・ホーチミン市を研修で訪ねた高校生15人による報告会が25日、市役所で開かれた。近年の同国の経済が発展した背景を独自の視点で分析し発表した。 3月20~24日の5日間の日程で、ホーチミン市街地を散策したほか、同市に拠点を置く日本企業で海外での働き方を学んだ。 生徒は活気あふれる市場を歩いて「若者の消費行動に勢いを感じた」と振り返った。一方で、給与水準が低いため国外に出稼ぎに出る人が一定数存在し、労働力不足を感じたとの意見もあった。 ベトナム人との交流を今後も深めたいという生徒は、富士宮市内にベトナムタウンを作れば多くの人が喜ぶと提案した。
舟盛りOK お店マップ 熱海商議所青年部作製
熱海商工会議所青年部はこのほど、創立10周年記念事業の一環で、刺し身の舟盛りや皿盛りを注文できる市内店舗を紹介する「熱海お魚マップ」を作製した。地魚の消費拡大と魚食文化のPRを図る。 取り上げた店舗は、魚久(伊豆山)、日本料理・律(水口町)、中島水産市民市場(清水町)、村越魚店(中央町)、宇田水産(桜町)、魚光丸(上多賀)。各店の商品と連絡先、店主の似顔絵をマップ上に掲載した。舟盛り、皿盛りの価格帯は5000~6000円。 家庭の食卓や熱海名物の花火大会、別荘族の食事会などで地魚を味わう機会を創出し、地元商工業者を活気づける狙い。マップは1万2000枚を用意し、新聞折り込みなどで配布する。
ミセスコンテスト「勇気出し挑戦を」 昨年GP 川上さん(伊東)呼びかけ
2023年の「ミセス・グローバル・アース東京大会・群馬大会」の一部門でグランプリに輝いた伊東市の事務職川上富士子さん(56)がこのほど、市役所に小野達也市長を訪ね、9月に開催する今年の大会をPRした。現在、エントリーを受け付けている。 大会は一般社団法人グローバルアース東京クラブ(東京都)が運営し、今年は東京・群馬・静岡の各大会を9月20日に都内のホテルで開く。美的・知的に輝き、SDGs(持続可能な開発目標)の地球環境問題やジェンダー平等に取り組む女性リーダーの輩出をコンセプトに掲げる。静岡大会は今回が初開催という。 川上さんは「静岡にはすてきな女性が多くいる。勇気を出し、一歩前に出る挑戦を
「思いやり育てて」ヒマワリの種贈る 西伊豆の人権擁護委員
西伊豆町の人権擁護委員は23日、同町の仁科小を訪れ、「人権の花」であるヒマワリの種を2、3年生16人に贈った。ヒマワリを協力して育てることで児童に思いやりの心を育んでもらおうと、町内の小学校に毎年寄贈している。 種は2023年、賀茂小の児童が育てたヒマワリから採取したという。山本昭代さん(67)ら5人が種に込められた思いや育て方を説明した。委員の金刺貴彦さんが人権をテーマにしたオリジナル曲「みんなのひまわり」を披露し、子どもたちと一緒に歌って盛り上がった。
うなぎいも×クチナシで特製コロッケ 浜名湖花博で販売 常葉大生が地元商店と開発・タネづくり
浜松市浜名区の常葉大経営学部の学生でつくる「地域貢献サークルCocoa(ココア)」と奥浜名湖商工会(同区)、魚兼商店(同区三ケ日町)が連携し、浜松ブランドのサツマイモ「うなぎいも」とクチナシの実を使用したクリームコロッケを開発した。同市で開催中の「浜名湖花博2024」のガーデンパーク会場で、28日と5月26日に販売する。 学生がメニューを提案し同商工会の仲介で同商店の山内章代表が試作。うなぎいものペーストとホワイトソースを1対2で混ぜ合わせる分量を決めた。花博を意識してホワイトソースにクチナシの実を入れ、黄色くする工夫も施した。 このほど、同商店で学生6人と山内代表らがタネづくりに取り組んだ
ネパール自治体と文化交流都市へ 富士宮市 8月にも締結方針
富士宮市は25日、エベレストに近いネパールのマンダン・デウプール自治体と世界遺産文化交流都市関係締結に向けて準備を進めていることを明らかにした。世界遺産の山を望む世界有数の観光地という共通点があり、山に育まれた文化の交流を図る。 マンダン・デウプール自治体は首都カトマンズから北東に約50キロで、観光地ナガルコットは世界最高峰エベレストなどヒマラヤ山脈を一望でき人気が高い。市によると、酪農が盛んなことなど類似点があり、互いの食文化紹介や学生のオンライン交流を見込む。観光客の受け入れ体制など共通の課題も情報交換する方針。8月11日(山の日)の締結を予定するという。 交流都市締結は、2月に同国のド
ヒジキ伝統漁 沼津の春 潮風に当て日干し 全て手作業 高品質に
沼津市西浦江梨地区の春の風物詩として知られるヒジキの伝統漁が行われ、25日には潮風に当てながらの日干し作業を行った。完成までの全てを手作業で行い、高品質なヒジキに仕上げている。 大潮となった23日に、漁師の家族などで構成する江梨漁業女性部が主体となり、干潮の時間に合わせて漁を開始。付近の地磯で海水に浸りながら手作業で刈り取った。漁獲量は昨年より約500キロ多い1・9トンほどだった。 地元漁師の小林大介さんは「今年は生育状況も良くて見た目もきれい。茎の厚みが特徴、ぜひ食べてほしい」と話した。 問い合わせは真正丸<電090(3442)0268>へ。(東部総局・田中秀樹)
合同部活動設置へ 初会合 西伊豆、松崎両町の教育関係者
西伊豆、松崎両町の中学校部活動のあり方を考える「西豆部活改革協議会」の会合が25日、松崎町で初めて行われた。両町教委は2026年度をめどに、両町が運営する「合同部活動」の設置を検討している。教育関係者8人が、両町の生徒が多様なスポーツや文化活動に取り組む環境整備の方針を協議する。 少子化が進む両町の中学校は、西伊豆中、松崎中の各1校。部活動数が限られ、人数も少ないため維持が困難になっている。初回は西伊豆町の鈴木秀輝教育長や松崎町の平馬誠二教育長らが参加し、合同部活動の実現可能性について探るための課題を洗い出した。指導員への報酬確保の仕組みづくりなどが議題に上がった。 今後については、隔月に1
伊豆市中学生バス通学定期 「市内全域」拡充 検討 25年度以降
伊豆市は、新中学校「伊豆中学校」の2025年度の開校にあたり、同市内の中学生に対して、路線バスの定期券を通学区間だけでなく市内全域の移動に利用できるようにする方向で調整を進めている。 市内の中学校は少子化の影響で一部の部活動が合同練習になっている。練習会場までの移動にかかる保護者の負担が大きいことなどから検討を進めてきた。新しい定期券は25年度以降に伊豆中、土肥小中一貫校に通う中学生が対象。 同市では路線バス通学にかかる定期券の料金を市が全額補助しているが、市内全域の移動が可能となった場合でも同様となる。市によると、市内の全中学、高校に昨夏、試験的にバスの回数券を配ったところ、部活での利用が
「生命の循環」表現 沼津に力作36点 中央美術協会静岡支部
中央美術協会静岡支部展(同支部主催)が25日、沼津市のしずぎんギャラリー四季で始まった。昨年7月に死去した竹井連さん(享年84)の遺作を中心に36点が並ぶ。5月1日まで。 竹井さんは生前、東京で開く協会展の審査や県東部で絵画教室の講師を務めるなど活躍した。遺作は「波の墓標」と題した津波やただれた建造物、色鮮やかな点が描かれた油絵。協会員らによると、竹井さんは生命の大切さを訴える作品を主に制作し、今作品は「生命の循環」を表現しているという。東日本大震災後に描かれたとみられる。 作品展を開くのは10年ぶり。風景画や抽象画なども展示する。永田ますみ支部長は「見応えある作品ばかり。ぜひ足を運んでほし
伊豆半島沖地震 慰霊祭に区切り 「歴史 風化させず後世へ」 南伊豆・岡部町長
南伊豆町の岡部克仁町長は25日の定例会見で、5月9日に発災から50年を迎える伊豆半島沖地震について、「慰霊祭は終了するが、被害を風化させないよう後世に伝えていく」と述べた。慰霊祭はこれまで自治会の主催で発生日に開催してきたが、半世紀の節目にあたる今回で終了する。 伊豆半島沖地震以降、岡部町長は町内で大規模な災害は発生していないとし、「職員も大災害に対峙(たいじ)していない。日頃から危機意識を高める必要がある」と言葉に力を込めた。町は発生時刻にあたる午前8時33分の黙とうサイレンの継続などを検討している。 伊豆半島沖地震は1974年に発生。町内で30人が亡くなり、特に中木地区では城畑山が崩壊し
対面で移住PR 都内に単独窓口 富士宮市、月2回開設
富士宮市は24日、移住相談窓口を都内に開設した。月2回、銀座3丁目のビルの1室を間借りして富士宮の生活やお試し移住などを案内する。市によると、同規模自治体が単独で窓口を開設した例は珍しい。 同窓口にはキャリアコンサルタントと地域イベント企画者の民間2人を相談員として配置する。市内の子育て事情や働き方など、移住の決定打になる分野の相談に応じる。毎月上旬と下旬の平日に開設する方針。開設日以外は同市のパンフレットを手に取れるようにするという。 同市に対する移住相談の受付はこれまで、市役所窓口か都内の合同イベントに限られていた。市地域政策推進室の担当者は「対面かつ集中的に富士宮をアピールできる重要拠
沼津商議所100年に 女性応援催事拡充 ウーマンズサポート
女性の起業を支援する沼津市のNPO法人「Woman’sサポート」(曽根原容子理事長)は25日、通常総会を同市の沼津商工会議所で開いた。女性応援イベントを拡充し、来年2月に同商議所創立100周年(1月)に合わせて実施することを決めた。 イベントは「ALL Lady’sフェス」。女性起業家のPRブースを開設したり、子育てをしながらでも働ける仕事を紹介したりする。会場は同市のキラメッセぬまづを予定。本年度は交流会やスクールなどを開くことも確認した。 曽根原理事長はあいさつで、本業における経験から「『何でも』ではなく、得意分野に絞ることが成功の近道。これにより売り上げが伸びた
企業が取り組むSDGs学ぶ 袋井・浅羽中生 松浦梱包輸送(掛川)見学
袋井市の浅羽中2年生9人が23日、掛川市梅橋の松浦梱包輸送を訪れ、同社が推進する持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みを学んだ。現場改善のために自動化された倉庫なども見学した。 同社の担当者が、地域貢献の一環で注力している交通安全と防犯の活動などを紹介した。トラックを使った交通安全教室を小学校で計画していることも明かし「地域の安全確保を目指していく」と述べた。真っ先に挙手して質問した渥美航平さん(13)は「勉強になった。実践している具体的な取り組みがよく分かった」と話した。 同社は掛川市と連携して地域課題を解決する「掛川SDGsパートナー」に登録され、循環型まちづくりなどの事業
多彩な書風、技法の書60点 29日まで作品展 浜松市浜名区
磐田市の書家石田不空さん(55)=本名・石田康幸=と、石田さんが講師を務める書道教室の生徒4人による作品展が25日、浜松市浜名区引佐町の井伊谷宮で始まった。多彩な書風、技法で書き分けた約60点が並ぶ。29日まで。 日々の生活で出合った言葉や和歌、心情を、楷書、行書、隷書などの中から最もふさわしい書体を選んでしたためている。額や掛け軸、びょうぶなど、作品の仕立て方もさまざま。井伊谷宮が祭る南北朝時代の歌人宗良親王の短歌や国内外の偉人の名言、般若心経などが来場者の目を引く。 石田さんは「説明文を読む前後で印象が変わるものもある。作品の多様性を、それぞれの感性で楽しんでほしい」と話した。
ガイド本 無料配布 組織委、5万部【浜松まつり’24】
浜松市内で5月3~5日に開催される浜松まつりの組織委員会は、まつりの公式ガイドブックを作製した。市内各所で希望者に無料配布している。 A4判28ページで5万部を用意。凧(たこ)揚げ合戦や御殿屋台引き回しの様子を紹介するほか、今年参加する172町の法被や凧の絵柄「凧印」を解説。市中心部や凧場周辺で実施する各種イベントの情報や交通案内なども盛り込んだ。 主な配布場所はJR浜松駅構内の市観光インフォメーションセンター、組織委事務局の浜松・浜名湖ツーリズムビューロー(中央区板屋町)、浜松まつり会館(同区中田島町)の3カ所。まつり期間中は同駅北口の「キタラ」、浜松まつり会館前の風紋広場、凧揚げ会場でも
3人に表彰状伝達 日商珠算1級満点合格 浜松商議所
浜松商工会議所(浜松市中央区)は24日、2月に実施した日商珠算能力検定試験で1級に満点合格した3人に表彰状を伝達した。同商議所会館で開いた伝達式で、河合正志専務理事が表彰状などを手渡した。 満点合格したのは杉浦珠算塾(中央区)に通う伊藤優奈さん(北星中1年)と、育英珠算きらり教場(浜名区)の河村帆乃さん(内野小6年)、松井心南さん(浜名中2年)。8度目の受験で初めて満点だったという松井さんは「やっと練習の成果が実ってくれた」と話した。今回の県内1級満点合格者は浜松の3人だけ。全国では28人。1級受験者数は全国で6883人、合格率は28・2%だった。
浜松市社協に78万円寄付 B1三遠運営会社とパートナー社 児童福祉の支援活動に
バスケットボール男子Bリーグ1部・三遠ネオフェニックスの運営会社フェニックスとオフィシャルパートナーのサーラコーポレーションは23日、浜松市社会福祉協議会に78万3726円を寄付した。同市中央区の市福祉交流センターで贈呈式が開かれた。 選手とマスコットの「ダンカー」が着用した限定ユニホーム14着をチャリティーオークションに出品。売上金を浄財に充てた。市社協への寄付は3回目。市社協は児童福祉の支援活動に役立てるという。 サーラコーポレーションの仲野哲央執行役員とともに中村公彦常務理事に目録を手渡したフェニックスの水野晃社長は「地域に根ざしたチームとして、今後も継続したい」と話した。
委員会構成 決まる 御前崎市議会
御前崎市議会は25日、改選後初の臨時会を開き、委員会構成を決めた。全議員13人が参加する三つの特別委員会は、予算決算審査は阿南澄男氏、原子力対策と中長期計画共創は河原崎恵士氏がそれぞれ委員長に就いた。 その他の委員会構成は次の通り。◎が委員長、○が副委員長。 【総務経済】◎二俣秀明、○河原崎恵士、植田浩之、渥美昌裕、高田和幸、福田伸次、村田明彦 【文教厚生】◎阿形昭、○阿南澄男、桜井勝、川口知幸、石川貴広、小田芳久 【議会運営】◎阿南澄男、○河原崎恵士、阿形昭、桜井勝、二俣秀明 【議会広報特別】◎植田浩之、○村田明彦、高田和幸、福田伸次、川口知幸、石川貴広、小田芳久
28日にマーケット 菊川、雑貨など並ぶ
菊川市の市民団体「子育てサポーターぽれぽれ」は28日午前9時から午後2時半まで、手作り雑貨や菓子などが並ぶ「まめまめマーケット」を同市下平川のおがさセントラルパークで開く。 かばんやアクセサリーなどのハンドメード品の販売、プリンやコーヒーの飲食など市内を中心に約20店舗が出店する。ゴスペルや和太鼓などのステージパフォーマンスも予定する。 小雨決行で入場は無料。問い合わせは子育てセンターぽれぽれ<電090(9911)3429>へ。
市民と対話、関心・参加促す 真の「オール浜松」推進へ【検証 中野浜松市政1年㊤】
浜松市の中野祐介市長(54)が5月1日で就任1年を迎える。16年ぶりに新たなかじ取り役を担った中野市政の1年間を追った。 ◇ 「体が心配だから、ほどほどにした方がいい」 大須賀正孝後援会長は昨秋、市内で開いた懇親の場で中野市長に声をかけた。 就任以来、休みはほとんどなく公務外にもさまざまな場に顔を出す。一晩で数カ所を回ることも。昼夜問わず市内を奔走し「市民との対話」を重視してきた。 関係者によると、健康面を懸念した後援会長に対して、中野市長は「市民の声を聴きたい。とりあえず1年目はできるところまでやりたい」と答えたという。 1994年に自治省(現総務省)に入り、北海道や奈良県など全国
珠洲に中長期派遣 浜松市職員激励 能登地震の被災者支援
能登半島地震で被災した石川県珠洲市に中長期派遣される浜松市職員3人の辞令式と激励会が25日、同市役所などで開かれた。3人は6~11カ月、珠洲市で住宅の応急修理や道路災害復旧、下水道復旧の業務に当たる。 派遣されるのは、建築行政課の和田晃さん、中央土木整備事務所の松浦俊亮さん、天竜上下水道課の影山正弥さん。いずれも5月1日から、珠洲市環境建設課に技術職員として勤める。浜松市からはこれまで、対口支援先の珠洲市に職員延べ800人以上を短期派遣しているが、中長期の派遣は今回が初めて。 中野祐介市長は「使命感に感謝している。一日も早い復旧・復興に向けて尽力してほしい」と激励。3人は「被災地の復旧活動は
浜松市、母子手帳の名称変更 「親子健康手帳」 デザインも一新 多様な家庭に配慮
浜松市は2024年度から、母子健康手帳の名称を「親子健康手帳(母子健康手帳)」に変更した。表紙のデザインも父、母、子が描かれた市民公募の絵から、幼い子らが親しみやすい絵本のキャラクターに変えた。昨今の家族形態の多様化などに配慮した。 健康増進課によると、名称とデザインの変更理由はひとり親、同性パートナーなど家庭形態の変化だけでなく、父、母が協力して妊娠、出産に向き合い、家庭や地域とともに子育てするのが大切だという考えが背景にあるという。 手帳には妊婦の健康状態や生まれた子の乳幼児期の確認事項、市の子育て支援施設の情報などを記載した。同課の加納有紀さんは「昔からある手帳なので基本は大切にし、名
安全運転管理推進へ 天竜署などが指定証 リサイクルクリーンに 浜松市
天竜署と天竜地区安全運転管理協会(吉田正一会長)はこのほど、本年度の安全運転管理推進事業所として浜松市天竜区の廃棄物処理業リサイクルクリーンに指定証を交付した。同社担当者が同署を訪れ、栗田和彦署長と吉田会長から指定証と横断幕を受け取った。 同社はさまざまな積載量のトラックを扱い、県内各地で事業を展開する。毎日の朝礼で安全運転を呼びかけるなど、業務の中での啓発に努めている。栗田署長は「率先して安全運転に努め、地域のお手本になってほしい」と話した。
湖西市議会の課題 商工会と意見交換 特別委の市議ら
湖西市議会は24日、市商工会女性部、青年部との意見交換会を市議会本会議場で開いた。議会活動推進特別委員会の市議6人と、両部員15人が議会の在り方や市の課題を巡って意見を交わした。 同特別委は、議会改革の一環で議員定数変更などの検討に取り組んでいる。議員の活動や報酬の在り方について市民に理解してもらうとともに、意見を反映しようと同会を開いた。 議員の代表が市議会の仕組みや委員会活動の様子、報酬などについて説明すると、参加者からは「議員の報酬が思ったよりも低い」との声が上がった。小学生の課外活動や保育士の確保、道路整備など、日常生活の中で感じる市政の課題についても疑問や要望を寄せた。
「なんじゃもんじゃ」満開 静岡・城北公園 純白の希少種美しく【動画あり】
静岡市葵区の城北公園で25日、環境省のレッドリストで絶滅危惧2類に指定されている希少種「ヒトツバタゴ」の花が満開を迎えた。雨上がりの青空の下、細長い純白の花をたくさん咲かせ、散歩に訪れた人たちを喜ばせている。 別名「なんじゃもんじゃ」と呼ばれるモクセイ科の落葉樹で、国内では長崎県の対馬や岐阜、長野両県の木曽川流域、愛知県に自生。同公園には90本ほどが植樹されている。 変わった別名の由来は、江戸時代に水戸黄門で知られる水戸藩主の徳川光圀が訪れた千葉の神社で「この木は何か」と地元住民に尋ねたところ、うまく聞き取れなかった住民が「なんじゃもんじゃ」と返答したのが始まりという。
さがら草競馬PR 牧之原 28日 実行委が本社訪問
牧之原市のさがらサンビーチで28日に開かれる第46回さがら草競馬大会(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の関係者が25日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館を訪れ、大会をPRした。 競走馬やポニーなど約40頭が、国内唯一という砂浜周回コースでレースを繰り広げる。入場無料で、競技開始は午前10時。予選と決勝の計約20レースが行われる。会場では、小学生以下が参加できる徒競走「人間草競馬」が実施されるほか、地元の飲食店や高校生らによるキッチンカーやマルシェなども並ぶ。 昨年は県内外から約1万5千人が訪れたという。加藤智副実行委員長(49)は「普段なかなか見る機会のない馬を、富士山や砂浜というロケー
ALS治療薬の研究成果を解説 5月12日、浜松市で特別講演会
筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者と家族でつくる日本ALS協会県支部は5月12日午後1時から、特別講演会(県難病団体連絡協議会共催)を浜松市中央区のアクトシティ浜松コングレスセンターで開く。聴講無料。 ALS治療薬の開発に取り組む慶応大の岡野栄之教授が「iPS細胞を用いたALS創薬の進展」と題し、最新の研究成果を解説する。患者と家族、支援者の交流会もある。 聴講希望者は直接会場へ(患者と家族は要予約)。問い合わせは同支部事務局<電053(452)2652>へ。
「新規治療開発科」新設 新薬の早期臨床、安全迅速に がんセンター
静岡県立静岡がんセンター(長泉町)はこのほど、新規治療開発科を新設した。複数の診療科の医師らが関わり、固形がんの新規薬剤の早期臨床開発(人を対象に行う試験)を安全、迅速に進める。専門部署の開設は国内の医療機関では先進的。米国や中国に後れを取る日本の薬剤開発の加速に貢献したい考え。 製薬会社の依頼を受け、専用病棟で主に臨床開発の初期段階の第1相試験に当たる。薬剤の安全性などを評価する同試験は、がんの種類を絞らずに実施することが多く、複数の診療科の協力体制が欠かせない。専門部署の新設で情報集約が容易になり、職員の経験値が高まる。蓄積したノウハウは、新薬承認後の効果的な運用に役立つという。窓口を一
長谷川さん(葵区) 堀内さん(籠上中1年) 極真空手国際大会で優勝 静岡市長に喜び報告
静岡市で昨年11月に開催された「第2回総極真世界空手道選手権大会・第2回国際親善大会」で優勝した極真会館大石道場静岡西道場の長谷川明さん(49)=静岡市葵区=と堀内大雅さん(12)=籠上中1年=が24日、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に喜びを語った。 長谷川さんは道場で指導員を務めている。30歳で選手を引退したが、生徒に練習する姿や大会でのパフォーマンスを見せようと45歳の時に復帰。今大会は48歳以上男子の部で優勝を果たした。自分より大柄な選手を相手に4試合を戦い「道場を背負っていることや、指導者としての重圧があった。優勝できてほっとした」と振り返った。 大会当時に井宮小6年だった堀内さ
こいのぼり 大鉄合格駅(島田)彩る 児童手作りも
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す「チームおもしろ五和駅」は25日、地元の放課後児童クラブの児童とともに、こいのぼりを駅舎に飾り付けた。展示は5月中旬まで。 同会メンバーが大小さまざまのこいのぼりを飾った。五和保育園放課後児童クラブ「ゆめっこ」の子どもたちも参加し、風に揺れるこいのぼりに手を伸ばすなど楽しみながら協力した。うろこを手形で表現した児童手作りのこいのぼりも展示した。同会の鈴木曠雄さん(79)がハーモニカで童謡の「こいのぼり」を演奏した。 鈴木さんは「イベントを通じ、地域の子どもたちが地元の駅に興味を持つきっかけになればうれしい」と話した。 (島田支局・寺田将
動物の足の裏や影、捉え 島田の松浦さん写真展 静岡市葵区
島田市の写真家松浦昭宏さん(71)の写真展「どうぶつ当番~アートな動物たち」が25日、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で始まった。5月1日まで。 松浦さんは人物や伝統工芸の現場などを中心に撮影してきたが、長年撮りためた動物の写真を初めて展示した。日本平動物園のオランウータンやホッキョクグマをはじめ国内外で動物を撮影した60点の作品が並ぶ。足の裏や体の影といった部分にあえてピントを合わせたり、光を活用して周囲を白くして動物を際立たせたりして、動物の無垢(むく)な姿をさまざまな撮影技術で切り取っている。 松浦さんは「動物は予想外の行動を取るのが面白い。その姿を少し外した視点から撮った写真を楽し
新入学児の交通事故防止推進 行方不明高齢者対策も 清水署協議会
清水署協議会(山崎雅和会長)は24日、2024年の第2回会合を開いた。特殊詐欺被害防止対策などの業務推進結果を報告し、今後の重点項目を決定した。 1~3月の重点項目だった適切な留置管理業務の推進や特殊詐欺被害の対策状況などを説明した。特殊詐欺被害件数が高止まりしている管内の情勢を踏まえ、委員からは詐欺電話を受けた想定の訓練実施などが提案された。 4~6月の重点項目には新入学児童・園児に対する交通事故防止と、行方不明高齢者対策の推進を設定した。過去3年間の行方不明届の受理や保護について高齢者の件数が増加しているとし、早期発見のための地域ネットワーク構築や行政と連携した活動の必要性を議論した。
自転車モデル校に城南静岡高 静岡南署などが指定
静岡南署と交通安全協会静岡南地区支部は24日、本年度の高校生自転車マナーアップモデル校に城南静岡高(静岡市駿河区)を指定した。生徒は署員らと協力し、自転車の交通事故防止活動に取り組む。 同校で行った指定証交付式では、同署の堀田利治地域交通官が指定証を代表生徒に手渡し「自転車利用時にはヘルメットをかぶるなど、県内の高校生の見本になってもらえたら」と呼びかけた。3年の小林琴音さんは「交通ルールを守る意識を高め、自転車利用者の模範となる行動をとることを誓います」と宣誓した。 交通安全教室も開かれ、生徒はスタントマンによる自転車交通事故の再現などを通じて、交通ルール順守の大切さを再確認した。
ごみ減量へ推進員委嘱 静岡市、新たに128人
静岡市は24日、地域ごとにごみの減量やリサイクルを進める廃棄物減量等推進員の委嘱式と研修会を同市葵区の市民文化会館で開いた。新たに128人を委嘱し、推進員は計923人になった。 ごみ減量推進課によると、2022年度の市のごみ総排出量は約22万トンで、市民1人が1日に出すごみの平均は887グラム。研修では市職員が講師を務め、リサイクルやごみを減らす具体的な取り組みを伝えた。今年2月にリチウム電池が分別されずに捨てられてごみ収集車で火災が発生した事例も紹介し、正しいごみ出しの周知を呼びかけた。 推進員は各自治会や町内会の推薦で決まり、任期は2年。家庭ごみを減らす啓発活動などを担う。
関節手術支援ロボ 県中部で初の導入 焼津市立総合病院 より精度高く、安全に
焼津市立総合病院は、人工膝関節手術を支援するロボットを県中部の病院で初めて導入した。県内では聖隷三方原病院(浜松市中央区)に次いで2例目、公立病院では初となる。高齢化の進行で膝の痛みに悩みを抱える人も多い中、より精度の高い手術ができる態勢が整った。 導入したのは2022年に国内で使用が始まった米国製のロボット。変形性膝関節症や関節リウマチなどの治療として、膝関節の表面を取り除き、インプラントと呼ばれる人工関節に置き換える手術を支援する。 患者の骨の形をコンピューターが認識し、骨の削り方と人工関節の入れ方の計画を1ミリ、1度単位で正確に提案する。骨を削る機器がロボットアームに取り付けられていて
「いちばん大切にしたい会社」 村田ボーリング技研(駿河区)、丸長鍍金(清水区)が特別賞 静岡市
働きやすい企業・団体を表彰する「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」(人を大切にする経営学会主催)で審査委員会特別賞を受けた金属製品製造の村田ボーリング技研(静岡市駿河区)と金属表面処理業の丸長鍍金(同市清水区)が24日、市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に喜びを報告した。 村田ボーリング技研は生命保険とがん保険の掛け金を会社が負担したり、結婚や出産の祝い金を手厚くしたりするといった福利厚生などが評価され、2021年度受賞した。村田光生社長(66)は「受賞はスタートライン。ここから会社のレベルを上げていく気持ちが強くなった」と話した。 23年度に受賞した丸長鍍金は、22年度に応募した際に指摘
⚽清水エスパルス GK沖 準備抜かりなし ルヴァン杯富山戦 移籍後初出場 敗戦も120分間無失点
J2清水に今季新加入したGK沖悠哉(24)が、24日のルヴァン杯富山戦で移籍後、公式戦初出場を果たした。延長戦でも決着がつかずに突入したPK戦で8人目のキッカーを務め、相手GKに止められて敗れる悔しいデビュー戦となったが、120分間は無失点。「キーパーはいつチャンスが回ってくるか分からない」と来るべきリーグ戦での出番に向け、準備に抜かりはない。 本拠地アイスタでの試合終了後、ほかの選手がクールダウンや帰り支度をする中、ピッチにはコーチとともに居残り練習をする沖の姿がある。リーグ戦はここまでGK権田修一が全試合フル出場と、経験豊富な守護神の壁は厚い。それでも「日々のトレーニングでイメージをして
ラグビーリーグワン・静岡 来季につながる2戦に 27日神戸戦
ラグビーリーグワン1部で現在8位の静岡は25日、5位神戸との第15節(27日、花園ラグビー場)に向けた練習をヤマハ大久保グラウンドで公開した。プレーオフの可能性は消滅したが、直近5戦は負けなしと好調。さらにけがで帰国していた主将スミスが復帰に向けチームに合流し、士気は高まっている。藤井監督は「(順位によって)相手に与える印象が違うので、来季につながる戦いを」と残り2戦の重要性を語った。 継続した攻撃展開がポイントになる。SH岡崎航は「しっかりテンポを出していきたい」と役割を認識。左WTBに入る槙は「(2勝して)5位に入れば自信になるし相手の脅威にもなる。プレーで体現し、勝利にこだわる」とトラ
住居侵入など6罪 男に懲役4年6月 静岡地裁判決
2023年7月、静岡市駿河区のアパートの女性=当時(40)=宅に押し入り、ナイフを手に「一緒に死のう」と脅したとして、住居侵入など六つの罪に問われた住所不定、無職の男(56)の判決公判で、静岡地裁(国井恒志裁判官)は25日、懲役4年6月(求刑懲役5年)を言い渡した。 国井裁判官は判決理由で、引っ越しのあいさつを装うための菓子折り、脅迫のためのナイフを用意するなど「強固な犯意に基づく計画的な犯行」と指摘。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疑いがあると診断されて自殺を考えたが、一人では死にたくないと思ったとする動機も、「身勝手かつ自己中心的と言わざるを得ない」と非難した。 判決によると、被告は23年
辞職表明の川勝知事に熱海市長が苦言 住民説明会「来なかった」【熱海土石流】
5月に任期途中で辞職する川勝平太知事について、熱海市の斉藤栄市長は25日の定例記者会見で、同市伊豆山の大規模土石流の対応で積極的な関与がなかったと指摘し、「知事にとって伊豆山土石流の優先順位は必ずしも高くなかったのではないか」と苦言を呈した。 斉藤市長は2021年7月の発災後、「土石流の件で知事からの接触や連絡はほとんどなかった」と明らかにした。県と市が被災地の復旧復興に向け、10回以上重ねた住民説明会に「知事は一度も来なかった」と振り返った。土石流の起点となった逢初(あいぞめ)川源頭部を含む上流域を砂防指定地に追加するよう川勝知事に要望を続けたが、「変化がなく、対応されていない状況」とも述
園児バス置き去り事件巡り牧之原市長 「廃園しないなら説明を」
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が置き去りにされて亡くなった事件を巡り、杉本基久雄市長は25日の定例記者会見で「(運営法人は同園を)廃園にしないのなら、説明責任を果たすべきだ」との認識を示した。 杉本市長は、事件直後の面談で当時の園長が千奈ちゃんの父親にノートで廃園にする旨を伝えたことに触れ、「(約束を)履行しないのであれば、それなりの説明責任がある」と指摘し、運営法人の榛原学園に「もっと誠意を持って遺族に対応してほしい」と求めた。 23日に開かれた事件の初公判で、千奈ちゃんが直前に別の送迎バスの存在に気付き、車内で声を上げていたと明らかになったことに
再審格差への対応 最高裁「承知せず」 改正議連総会【最後の砦 刑事司法と再審】
冤罪(えんざい)被害者の救済につながっていないと指摘される再審法(刑事訴訟法の再審規定)の早期改正を目指す超党派の国会議員連盟は25日、第3回総会を国会内で開き、最高裁に問題意識を尋ねた。「再審格差」が存在するとの批判がある中、その対応を最高裁内部でしているかどうかについて担当者は「今の時点で承知していない」と述べ、再審無罪事件の検証は「していない」とした。 最高裁事務総局刑事局の近藤和久第2課長が再審制度の概要などを説明し、質疑に移った。議連事務局長の井出庸生衆院議員(自民党)が現行法に規定のない証拠開示について「(裁判官として)条文があった方がやりやすいか」と質問したのに対し、近藤氏は「
南海トラフ想定 静岡県職員参集訓練 初動態勢を確認
静岡県は25日、南海トラフ沿いで巨大地震が発生した際の初動態勢を確認するための職員参集訓練を県庁や各出先機関で行った。速やかな災害対策本部の立ち上げに加え、「南海トラフ地震臨時情報」が発表された際の対応も確認した。 訓練は実施日時を事前に知らせない抜き打ちで行った。午前6時45分ごろ、和歌山県南方沖の深さ約10キロでマグニチュード(M)9・1の南海トラフ巨大地震が発生したとの想定。訓練開始の連絡を受けた職員は徒歩や自転車などで県庁や地域局などの担当部署に参集した。情報、対策、支援調整などのグループごとに受け付けをし、災害対策本部と各方面本部との通信手段の確保や防災情報共有システムによる情報収
「美人局」恐喝 2被告に有罪 静岡地裁判決
美人局(つつもたせ)の手口で複数の男性から現金を脅し取ったとして恐喝と恐喝未遂、傷害の罪に問われた無職の男(20)=事件当時(19)=と元看護学生の女(20)の判決公判で、静岡地裁(益子元暢裁判官)は25日、両被告にいずれも懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。 益子裁判官は判決理由で、被害者は7人、被害額は計約154万円に上るなど結果は重大で、男は被害者を暴行したり脅迫したりする役、女は未成年を装って被害者に会う役として、重要かつ不可欠な役割を担ったと指摘。金欲しさに遊び感覚で行ったとする動機も軽率で身勝手だと非難した。一方、被害者と示談が成立し、両被告とも公判で反省の態
飛行中に部品落下 半年間で4件確認 空自浜松基地
航空自衛隊浜松基地は25日、2023年10月1日から24年3月31日までに発生した航空機部品の落下状況について、練習機T―400とT―4でそれぞれ1件、早期警戒管制機E―767で2件を確認したと発表した。被害情報はないという。 3件が訓練による飛行中で、1件は整備試験飛行中だった。いずれも飛行後の点検で確認した。 同基地によると、T―400は10月23日にリベットと呼ばれるエンジンの空気取り入れ口の部材を取り付けるためのニッケル鋼製の部品(重さ1グラム)が欠落。T―4は2月20日、エンジン部品を取り付けるボルト(3・5グラム)と座金(5グラム)が落下した。 E―767は2月12日と3月13日
ノーコードツール活用しアプリ開発 エネジン 浜松で研修
LPガス販売のエネジンはこのほど、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材の育成に向けた研修を浜松市中央区の本社で行った。システムや営業担当者ら10人が、プログラミングの知識がなくてもアプリ開発ができる「ノーコードツール」の活用方法を3日間の日程で学んだ。 業務効率化や取引先の課題解決にデジタル技術を役立てる狙い。研修はマーケティング会社のトムス(静岡市駿河区)が担った。 紙で管理していた出張申請や業務日報などをデジタル化した他社の事例を紹介し、担当者は「ノーコードツールを活用するにはアイデアやひらめきが重要」と説明した。参加者は実際にツールを使ってアプリ作成に取り組んだ。
小糸製作所 増収増益 3月期 生産増と円安効果
小糸製作所は25日、2024年3月期連結決算を発表した。世界的な自動車生産台数の回復に円安効果が重なり、売上高は前年比9・9%増の9502億9500万円と2期連続で過去最高を更新した。経常利益は30・4%増の632億6500万円、純利益は37・8%増の408億7900万円で大幅な増益となった。 地域別売上高は日本が12・7%増の3617億円。半導体不足の解消や円安による輸出向けの回復が収益を押し上げた。一部完成車メーカーの認証不正問題の影響は限定的だった。 北米は14・5%増の2865億円で、全米自動車労働組合によるストライキなどの影響を受けたが新規受注の伸びで補った。中国は日本車の販売不振
パソコン工房 27日浜松に開店 ユニットコム
パソコン専門店を全国展開するユニットコム(大阪市)は27日、パソコン工房浜松店を同市中央区都盛町にオープンする。法人営業部を併設し、企業や学校、官公庁などへの販売にも力を入れる。延べ床面積は約230平方メートル。最新のパソコンをはじめ、ゲーム向けパソコン、周辺機器、中古品などをそろえる。商品の買い取りや修理などのサービスも手がける。 ユニットコムが県内で店舗を運営するのは、2013年7月に閉店した同市中央区(旧東区)原島町のパソコン専門店「グッドウィル浜松店」以来。
ASTI業績修正 純益41.6%増見込む
ASTIは25日、2024年3月期の通期連結業績予想を修正した。工場稼働に伴う補助金や円安による為替差益などを計上し、純利益は11月の前回公表時から41・6%増の26億9千万円を見込む。 第4四半期に発生した海外子会社の為替差益4億5千万円などを営業外収益に計上する。昨年5月に稼働した浜松工場に対する県と浜松市からの補助金計2億7800万円を特別利益に盛り込む。売上高は1・0%増の636億円、経常利益14・1%増の30億8千万円を見込む。 未定としていた期末配当予想は150円(前期実績90円)とした。
管理業務支援 プロスポーツでも Wewill(ウィーウィル)(浜松) チーム強化に資源振り向け B1三遠「コラボ」導入
中小企業の管理部門業務を支援するWewill(ウィーウィル、浜松市中央区)はサービスの契約先を、プロスポーツチームに広げている。1年前に運営企業がサービスを本格導入したバスケB1リーグ「三遠ネオフェニックス」は、4月に地区優勝するなど躍進。海外選手の給与支払いなど一般企業にない分野を含む管理業務の効率化を推進する一方、選手層強化やファンサービスなど注力すべき事業に経営資源を振り向けた。 ウィーウィルのサービス「コラボ」は、中小企業の経理、人事、法務などの管理業務を集約・体系化し、デジタル化を図る。各業務に精通した同社の従業員約20人の中から数人でチームを組み、業務を分担。中小に限界があった業
浜松にマンション 27日モデルルーム 長谷工不動産
長谷工不動産(東京都)は、同社として静岡県内初となる新築マンションを浜松市中央区平田町に建設している。27日にモデルルームを同区鍛冶町に開設する。 JR浜松駅から徒歩6分の立体駐車場跡地約2千平方メートルに、家族層向けのマンション「ブランシエラ」を建設中。15階建て98戸で、2025年6月入居開始予定。2LDKと3LDKの専有面積約58~91平方メートルの7タイプを分譲する。23年4月に着工した。 モデルルームは予約制で5月中旬に一般公開する。
静岡理工科大と協定 地域創生や人材育成へ 静岡商議所
JR静岡駅前に法人本部を移転した静岡理工科大グループと静岡商工会議所は25日、地域創生や人材育成を目的とした包括連携協定を締結した。 同商議所の会員企業でインターンシップ(就業体験)実施を検討するほか、地元の中小や商店街が抱える社会的課題の解決に同大の知見を活用する。 同大の杉浦哲理事長と岸田裕之会頭が協定書を交わした。杉浦理事長は「多種多様な学校を持つ法人だからこそできる方法で、静岡市の商工業のさらなる発展に貢献していく」とあいさつ。岸田会頭は「駅前に来てもらったことが非常にありがたい。若者の意見を基にした中心街活性化が期待できる。中小企業のデジタル化にも協力していただきたい」と述べた。
経済活性、人口減対策に期待 静岡商議所会頭 候補者の論戦注視【静岡県知事選】
静岡商工会議所の岸田裕之会頭は25日の定例記者懇談会で、5月9日告示、26日投開票の知事選について「経済活性化と人口減対策にどう取り組んでいくかの論戦に期待したい」と述べた。 岸田会頭は、社会経済活動の正常化が進む一方、人手不足で稼働率を下げざるを得ない宿泊業者などに言及。「いかに経済全体を上昇気流に乗せてもらえるかが大事」と強調した。 経済界をはじめ県中西部の地域間対決の構図が取り沙汰されている点には「県内で競争していたら首都圏や中京圏に負けてしまうが、(立候補予定者は)『オール静岡』を掲げ、県内をくまなく発展させていこうと考えているのでは」との認識を示した。 約34年ぶりに一時1ドル=1
静岡県内山岳遭難129件 23年度 県防止対策協が総会
静岡県山岳遭難防止対策協議会は25日、2024年度の総会を県庁で開き、23年度の山岳遭難発生状況が報告された。県内の遭難事故件数は129件(前年度比5人増)で、過去10年間で2番目に多かった。コロナ禍でいったん減少した登山者数が回復し、遭難事故件数も増えているという。 県警地域課によると、山岳遭難に伴う負傷者は41人で前年度より5人増え、死者・行方不明者は前年度と同じ10人だった。富士山での発生が最も多く85件で、そのうち28件が高山病や低体温症など高所ならではの病気だった。 総会には県や県警、県山岳・スポーツクライミング連盟など関係団体の担当者ら約30人が出席。坂上雅信県警山岳遭難救助隊長
茶況(4月25日)雨で静岡県産一茶取引小休止 鹿児島は最終盤
各地で前日に雨が続き、静岡市中と静岡茶市場の県産一茶取引は小休止となった。各産地は天気の回復を受けて生産を再開した。26日は市中、茶市場ともに産地の顔ぶれや荷口が今期最多を更新する見通し。 静岡茶市場の県外産一茶は、鹿児島本土物が最終盤で、荷の中心は宮崎県産。鹿児島産の取扱量は前年と比べて2割程度落ち込んでいる。例年、先行産地の鹿児島の生育状況が本県の園相と共通する傾向があり、茶市場職員は「鹿児島産は早期に芽のがさつきが目立った。数量の心配もあるが、雨後の品質が気になる」と警戒する。◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)▽成立 7,175キロ(県内60キロ、県外7,115キロ)宮崎 2,
デジタル茶況(4月25日)雨後で小休止 明日取引本格化
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後で取引が小休止した。24日の茶市場に今期初めて1万キロ超が上場し、ようやく盛期入りのムードが出てきた。26日は市中、茶市場ともに産地の顔ぶれと荷口が一段と増える見込み。 今期の県産一茶の出来栄えについて市中問屋は「各地とも全体的に味が濃く、まとまっている印象。値段と品質のバランスの見極めがとりわけ重要なシーズンになる」と話した。 藤枝 前日の雨で取引は行われなかった。生産者と茶商らは雨後の様変わりを懸念している。 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で、川根地域は取引がなかった。早場所の島田市川根町や地名など南部地域で摘採が始まった。 榛原、相良 取引はなか
【静岡県知事選】鈴木氏推薦・支援 野党系4者、内部で温度差 選対は「結束」強調
知事選(5月9日告示、26日投開票)は自民党県連が推薦する元副知事の大村慎一氏(60)と、連合静岡、立憲民主、国民民主の両党県連、県議会第2会派ふじのくに県民クラブの4者が推薦、支援する前浜松市長の鈴木康友氏(66)に加え、共産党も25日に候補者擁立を発表する。自民衆院議員の不祥事が野党の追い風になるとの見方もあるが、野党系議員の支援者や労働組合の熱量には差があり、活動にまとまりが出るかは不透明だ。支援者「浜松での施策、通用するか」 大村、鈴木両氏はともに地域や党派を超えた「オール静岡」を掲げている。連合などの4者は鈴木氏の豊富な政治経験や県の将来ビジョンを評価して推薦、支援を決めた。ただ、
大谷グッズずらり デコピン、富士山デザインTシャツも 遠鉄百貨店に販売コーナー開設
遠鉄百貨店(浜松市中央区)は24日、米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の関連グッズを集めた販売コーナーを本館8階に期間限定で開設した。Tシャツやマグカップなど約30商品が並ぶ。5月6日まで。 Tシャツは大谷選手の背番号や写真、愛犬の「デコピン」などをデザインした6種類、デコピンをあしらった子ども向けサイズの2種類を用意した。今回の会場限定で、富士山を背景に大谷選手がバットを振る姿をあしらったTシャツと巾着も扱う。このほか、マグカップやステッカーを販売している。 価格はTシャツが税込み3980円、マグカップ2200円など。開設初日は、百貨店の開店と同時に約20人の客が詰めかけた。大谷翔平選手
女性管理職 横ばい20% 民間企業「いない」4割 静岡県23年度調査
静岡県が実施した2023年度雇用管理状況調査によると、県内企業の管理職に占める女性の割合は22年度と同じ20・4%だった。課長相当職以上の割合は増加傾向が続くものの、管理職登用の入り口となる係長相当職は前年度を下回った。女性の管理職がいない企業は4割に上り、政府が2020年代の目標とする「女性管理職30%」の水準にはまだ遠い。 女性管理職が占める割合は役員28・3%(2・0ポイント上昇)、部長相当職13・8%(1・9ポイント上昇)、課長相当職16・4%(1・5ポイント上昇)、係長相当職22・3%(3・4ポイント下降)。管理職に占める女性の割合を業種別に見ると、医療・福祉が57・6%で最も高く
⚽アスルクラロ沼津 2年目の中山体制快進撃 後半に強さ、19得点中15点
今季、沼津は就任2年目の中山監督の下で、快進撃を続けている。ハードな練習で培った体力で試合後半に強さを見せ、リーグ戦10試合を終え、6勝2分2敗の勝ち点20で現在2位。リーグ戦の19得点中、15点を後半に決めている。17日のルヴァン杯J1札幌戦後、中山監督は「フィジカルなど時間がかかる部分もあるが、自分たちと向き合って、よりクオリティーを上げていければ」と昇格に向けて決意を新たにした。 「横パスだけじゃなくて縦に入れるなど、スイッチが入る瞬間が、今年は増えている」と語るのはMF持井だ。13位に終わった昨季はパス回しや試合終盤の失点の多さが課題となったが、今季の沼津は先制されても「絶対に取り返
熱中症特別警戒アラート運用開始 静岡県内の自治体、危険な暑さに備えで「涼みどころ」開設
過去に例のない危険な暑さに備える「熱中症特別警戒アラート」の運用が24日、全国で始まった。地球温暖化の影響で熱中症のリスクが高まる中、最大限の予防行動を促す。静岡県内でも熱中症搬送者は増加傾向にあり、静岡県は「自分と周りの人の命を守ってほしい」と警戒を呼びかける。自治体が冷房の効いた休憩場所を「クーリングシェルター」として開放する動きも広がってきた。 特別警戒アラートは改正気候変動適応法に基づき新設され、これまでの「熱中症警戒アラート」より一段上の呼びかけとなる。気温や湿度、日射量などから算出する「暑さ指数」が都道府県内の全ての地点で35以上になると予想される場合、環境省が前日午後2時ごろに
⚽藤枝MYFCのエンジン、ボランチ西矢健人 苦境打破に一矢、超攻撃的貫く「がむしゃらに」「ピッチの真ん中でチーム引っ張る」
超攻撃的スタイルを掲げながらJ2で2年目のジンクスに苦しむ藤枝で、エンジンに火を付けるのはこの男。ボランチ西矢健人(24)。日本フットボールリーグ(JFL)で培った反骨心をバネに「このチーム、このサッカーでJ1に行く」と闘志を燃やす。 昨夏にJ3FC大阪から加入すると終盤に定位置をつかみ、今季は開幕からチームでただ一人、全試合フル出場を続ける。チームは得点力不足に悩み下位に低迷するが、「去年は正直言って残留ギリギリだった。今はうまくいってないからこそ一番成長できる時。ここを乗り越えれば手に入るものがある」と仲間を鼓舞する。 原点にあるのは挫折の度、はい上がってきた経験。神戸の下部組織出身だが
市町村4割「消滅可能性」 人口戦略会議、30年間で若い女性半減と推計 744市町村公表、長泉町は「自立持続可能性」
民間組織「人口戦略会議」は東京都内で24日に開いたシンポジウムで、将来的に「消滅の可能性がある」と見なした744市町村の一覧を公表した。2020~50年の30年間で、子どもを産む中心世代の20~30代女性が半数以下になるとの推計が根拠。全市区町村の40%超に当たる。都道府県別では0~96%まで割合にばらつきがあった。人口減少の深刻さを示し、行政や民間の対策を促す狙いがある。人口戦略会議のシンポジウムで講演する日本郵政の増田寛也社長=24日午後、東京都千代田区 「消滅」は人口減少が進み、自治体運営が立ちゆかなくなる状況を指す。人口戦略会議副議長の増田寛也日本郵政社長が座長を務めた「日本創成会議