2019年5月30日 09:00
▽5/30望月やすこのコラム≪バスでかっぱえびせん≫▽
■ ５／３０
【バスでかっぱえびせん】
バスの中でかっぱえびせんを食べる人を見ました。
たぶん４０歳オーバー。同い年くらいの女性でした。
私だってバスの中で何かを食べます。
おにぎりも食べるし、パンも食べるし、まんじゅうや、ラスクにトライしたこともあります。
ラスクの時は、すんごいお腹が空いていて他に食べ物もなかったので
口の中でシナシナにして音がしないように食べました。
そうです！ そーなんです。
公共の場、特に閉鎖された空間で何かを食べるには
「音がしない」ように遠慮がちに食べるのが、
常人がついついしてしまう行為なのです。
なのに、そのかっぱえびせんの人は
誰にはばかることもなく、ポリポリ、サクサク、ボリッボリ、っと、
自分ちの居間にいるみたいなムードを漂わせてそれをしていました。
ところで、駅のホームによくある立ち食いそば。
５０円程度で容器を買えば、そばを電車の中に持ち込んで食べることができるのをご存知ですか？
全部の店でそうなのかはわかりませんが、確かにそういう店が存在します。
最初にそれを知った時、いわゆる「集団お見合い形式の座席」に座って
そばをススる自分を想像し、
「そりゃあ、恥ずかしきてできないわ！」と思ったのですが、
「４人掛けの箱席なら旅行気分で食べることもあるか」なんて思い、
友達にそんな話をしました。
すると友達の口から、
「通勤電車の中で、天ぷらそばを食べる男性を見たことがある！」
と信じがたい話が出てきたのです。
もちろん「集団お見合い形式の座席」で、です。
「こっちが恥ずかしくなるくらいズルズルっていう音がしてさあ〜。
だけど、音よりもむしろ匂いがすごいんだよ。天ぷらと醤油の汁の匂い。
いや〜、匂いはダメだね、匂いは。」
と。
そして、そんな話をゴキゲンにしている私達は、
にんにくたっぷりの食事をし酒を呑んだその足で電車に乗っていました。
どの口が言ってんだよ！！って話です。
言いたがり主婦 望月やすこ
