「本当に終わるかなって」米イラン戦闘終結の合意発表に沼津市のイラン人男性が複雑な胸中を吐露 原油価格への影響を専門家が解説=静岡・沼津市

アメリカとイランの戦闘終結への交渉をめぐり、6月15日朝、トランプ大統領は「合意が成立した」として、ホルムズ海峡の開放を表明しました。

しかし、静岡県内に住むイラン国籍の男性は依然として懸念を抱き、専門家も「原油価格はすぐに戻らない」との見通しを示します。

トランプ大統領は日本時間の15日朝、「イランとの合意が成立した」と自身のSNSに書き込みました。

イラン側も、覚書を最終決定したと明らかにし、「レバノンを含むすべての戦線における戦争および軍事作戦の即時かつ永久的な終結が発表される」としています。

■県内に住むイラン人の男性「苦しかった」

<ゼイナリ アッバスさん>
「今(イランは)どうなっているのか。ネットも電話もできない、ニュースもない。苦しかった。正直」

沼津市を中心にケバブ料理のキッチンカーを営むイラン人のアッバスさんは、6月15日の和平合意のニュースに感情が溢れ出しました。

母国の家族は無事ですが、家は住める状況にないほど壊されてしまいました。

<アッバスさん>
「不安が大きい、私だけではなくて、イラン国民も。『本当に終わるかな』って。終わって、平和にしてほしい」

■専門家「戦闘開始前の原油価格にすぐには戻らない」

和平合意の具体的な内容は、19日にスイスで署名した後に公開される予定で、その後60日間かけて最終合意に向けた交渉が行われるとみられます。

専門家は、最終合意までアメリカとイランの動向を注視する必要があるものの、経済には明るいニュースと期待を寄せます。

<静岡経済研究所 恒友仁専務理事>
「きょうの相場を見ると原油価格が少し下がってきているので、エネルギーの価格がこれ以上高くはならないだろうという安心感は出てきた。経済にとってはプラスに働くと思う」

一方、ホルムズ海峡の開放で原油の量が確保できても、石油精製施設の被害や輸送コストの上昇で、原油価格は今後も影響を受けるといいます。

<静岡経済研究所 恒友専務理事>
「戦闘開始前の原油価格にすぐに戻るかというと、なかなか戻らない。数か月、数年単位の時間をかけて元に戻るかだと思う」

長引く戦闘は終結するのか。最終合意に至るまで関係者は気を揉む日々を過ごすことになりそうです。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

関連タグ

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1