
自転車の新ルール、いわゆる青切符の導入から1か月がたちました。自転車の事故を減らす目的で始まりましたが、街中でながらスマホをする人は後を絶ちません。その危険性について専門家に話を聞きました。
■青切符制度導入で事故の増減は
青切符制度が始まり、5月1日でちょうどひと月。静岡県警によりますと、4月に発生した自転車が関連する交通事故は29日時点で約180件(速報値)でした。
静岡県警交通企画課の鈴木英文管理官によりますと、2025年の4月と比べると事故の件数は約50件減少。鈴木管理官は「青切符制度の導入によって交通事故防止に一定の効果が出ていると感じる」と話します。
■依然として多い「ながらスマホ」全国で増加傾向
4月1日から10日までの間で県内で交付された青切符は11件。1件が右側通行で、そのほかは自転車に乗りながらの携帯電話の使用、いわゆる「ながらスマホ」でした。反則金は1万2000円と最も高額です。
青切符導入から1か月の5月1日、静岡市の市街地でも自転車に乗りながらスマホを操作する人の姿がありました。
全国では自転車の「ながらスマホ」による重傷・死亡事故件数は近年増加傾向にあり、2024年は28件と過去最多を記録しています。
■「ながらスマホ」歩行者に視線を向ける時間が激減
知覚情報処理を専門とする愛知工科大学の小塚一宏名誉教授が行った実証実験では、自転車でスマホのながら運転をした場合、歩行者へ視線を向ける時間がルールを守った運転と比べ半分から4分の1程度になりました。周りの状況がほとんど見えていないことになります。
小塚名誉教授は自転車の「ながらスマホ」について、「歩行者を見落とすことが多い。歩行者に接近してからブレーキをしても間に合わず、接触や衝突につながる」と危険性を訴えます。
■加害者にも被害者にもなる自転車の特性
また、小塚名誉教授は「自転車は加害者にも被害者にもなり得る乗り物」と話します。歩行者と接触すれば加害者になり、車に接触した場合は衝突したダメージを直に受け、"大きな被害"を受けます。
取り返しのつかない事態につながりかねないスマホのながら運転は、絶対にやめましょう。










































































