
■2025年度の赤字額は31億円に拡大 「閉院」回避へ苦渋の選択
赤字経営が深刻化する静岡市の市立清水病院の運営が民間に委託されます。難波市長は、「医療体制を維持するため」として清水厚生病院を指定管理者とし、2027年4月から一体的な運用を目指すと述べました。
<静岡市 難波喬司市長>
「患者数が減少していることで、市立の清水病院は極めて厳しい経営状況下にあります」
静岡市の難波市長が2026年4月24日発表したのは、市立清水病院の今後の方針です。
清水病院をめぐっては、医師や看護師の離職により、診療科の縮小や撤退が続いてきました。
2024年度の赤字額は22億5000万円に上り、経営改革が進められてきましたが、物価高騰などの影響に対処しきれず、2025年度の赤字額は31億円に拡大する見込みです。
<静岡市 難波市長>
「仮に閉院をするというようなことになれば、そこでより大きな問題が発生することになります。したがって、いかに市立病院を残すかということを考えると、このやり方しかない」
■清水厚生病院に運営委託「入院」と「外来」の機能を分担
難波市長は、近隣の病院同士が同じ機能で患者を奪い合い、結果的に共倒れとなるリスクが高いと指摘。
民間のノウハウを活用して経営改善を図るため、清水厚生病院を指定管理者として、清水病院の運営を委託する方針を示しました。
2027年4月から入院機能は清水病院に集約し清水厚生病院は外来機能を担う考えです。
一方、職員の給与水準の変更や公務員の身分を失うことなどから、清水病院で働く職員の退職も懸念されます。
難波市長は「激変緩和の観点から丁寧な意見交換が必要だ」と述べました。










































































