
■「不備は正々堂々と直して改革していただきたい」
<袴田ひで子さん>
「私が33歳の事件です。(弟・巖さんは)91歳で無罪に確定いたしました。58年です。長いですよ。何をやっていたんでしょう国は」
4月23日午後、日本記者クラブで開かれた会見に登壇した袴田巖さんの姉・ひで子さん。
裁判のやり直しについて定めた、いわゆる「再審法」の見直しをめぐる議論が進む中、ひで子さんは会見で改めて、法改正への想いを語りました。
<袴田ひで子さん>
「再審法は不備があるから直すと言っているのに、直しただか直さないだか、分からないような状態で法務省はいる。それは不備があると思ったら、不備は正々堂々と直して改革していただきたいと思っております」
■自民党内で異例の「猛反発」
再審制度の見直しをめぐっては、現在、法務省が示した改正案について自民党内で法案審査が行われていますが...。
<自民党 稲田朋美衆院議員>
「何も1ミリも私たちの言うこと聞かないじゃないですか。ほとんどの議員が抗告禁止って言っているにもかかわらず、それを全く無視をしている」
再審開始決定後の検察による「抗告」の全面禁止を求める議員側の声が無視されているとして、一部の議員らが猛反発する異例の事態となっています。
■自民有志が勉強会を開催「本当の山場」へ
こうした中、自民党の有志議員は23日午後、勉強会を開催。法務省案の課題抽出や意見交換などを行い、今後の議論の方向性を確認しました。
<自民党 井出庸生衆院議員>
「ゴールデンウィーク明けにですね部会があって、今までも山だと思っておったんですが、そこが本当の山になりそうでございます」
■法務省は「原則禁止」検討も、議員側は「全面禁止」を主張
一方、関係者への取材によりますと、焦点となっている検察の「抗告」について、修正案の検討を進める法務省側が抗告の「原則禁止」を盛り込むことを検討していることが分かっています。
部会で声をあげ、注目された稲田朋美衆議院議員。SBSの取材に「あくまで抗告を認めないことが必要」だと訴えます。
<自民党 稲田朋美衆院議員>
「原則禁止というのもあくまで言い方の違いなので、抗告が手つかずでといったら失礼ですけども、残っているということは私はおかしいと思います」
さらに、ひで子さんの存在も原動力になっているといいます。
<自民党 稲田衆院議員>
「本当に(ひで子さんは)立派だと思います。冤罪が晴れてからは、今度はより良い再審法改正のために精力的に頑張っている姿を見ていると、私も頑張らなきゃと私も勇気をもらっている」
重要な局面を迎えている再審制度はどう着地するのか。自民党の次回の部会は2026年5月上旬に開かれる見通しです。










































































