

再審法の改正案を審議中の衆議院法務委員会に、6月10日、高市総理が出席し再審法の改正に意欲を見せました。委員会を傍聴した袴田巖さんの姉ひで子さんに対して、高市総理は「しっかり改正します」と伝えたということです。
10日に行われた衆議院法務委員会に出席した高市総理。総理の発言を直接聞きたいと、袴田巖さんの姉・ひで子さんが傍聴に訪れました。
<高市早苗総理大臣>
「きょうは袴田さんお見えということで、もう本当に長年にわたって、大切な大切な人生の時間、筆舌に尽くしがたい、御苦労、ご苦悩の中にあったと存じます。再審無罪判決の確定までに長時間を要して、当事者の皆様に大きな負担を生じる事態となった事件があることなどを真摯に受け止め、その反省のもとに必要な改善を行うということが現下急務であると考えております」
■「いまの政府案では抜け道を作っている」元裁判官の弁護士が苦言

9日の法務委員会で、ひで子さんと袴田巖さんの再審を決めた元裁判官の村山弁護士は、「いまの政府案では抜け道を作っている」、「しっかり見直していただきたい」などと意見を述べ、抗告の全面禁止と証拠の全面開示を訴えていました。
10日の法務委員会では、議員からいまの政府案でよいのか質問が相次ぎました。
<国民民主党 小竹凱議員>
「ベストな法案を出せたと思ってますか?」
<高市早苗総理大臣>
「よりよいものにするための修正を施したもの。本法律案は犯罪被害者やそのご遺族の心情にも配慮しながら誤判からの救済と、再審制度を大きく前進させるものであると思います」
<中道改革連合 西村智奈美議員>
「検察官抗告は禁止していただけないでしょうか?」
<高市早苗総理大臣>
「十分な議論を尽くした上でしかるべき手続きを経て国会に提出した案。何とか今国会で成立させてもらえるようにこれからも丁寧な説明に尽くしますけれども、よろしくお願いいたします」
■「二歩も三歩も前進してもらわないと困る」
高市総理は、「現法案は十分な審理を尽くした上で出された」「5年ごとに見直すことを盛り込んでいる」と繰り返し、現在の政府案のままで進める姿勢を示しました。
委員会の後、高市総理はひで子さんのもとに歩み寄り、「しっかり改正しますね」と伝えたということです。
<袴田ひで子さん>
「二歩も三歩も前進してもらわないと困る」
現状の法案は前進できてるかという問いに対しては、「まだできてないと思う、私はね。もう少し皆さんに頑張っていただいて」と答えました。
法務委員会は6月12日、採決に踏み切る予定です。










































































