「道が分からなくなった」富士山でまたも山岳遭難 山頂から下山中に友人とはぐれたベトナム国籍の男性が救助要請…自力で下山しけがなし 登山道は冬季閉鎖中=静岡県警

下山中に遭難し救助要請

4月19日午後、友人と一緒に富士登山をしていたベトナム国籍の男性が、下山中に友人とはぐれ、遭難しました。男性はその後、ほかの登山者とともに自力で下山し、けがはありませんでした。

警察によりますと、4月19日午後4時半頃、富士山須山口の登山道でベトナム国籍の男性(35)が友人とはぐれ、警察に「友人とはぐれた。道が分からなくなった」と110番通報し救助を要請しました。

男性は友人と富士山頂まで登り、下山中に友人とはぐれたということですが、その後、他の登山者に同行し自力で下山しました。
男性にけがはないということです。

富士山の山頂につながるすべての登山道は冬季閉鎖中で、通報のあった4月19日午後4時台の富士山頂の気温はマイナス0.5℃でした。

登山道が冬季閉鎖中にもかかわらず富士山に登り、登山者が遭難するケースが2026年も相次いでいます。

1月、3月、4月と相次ぐ山岳遭難...

1月、富士山で単独登山をしていた20歳の中国国籍の男性が下山中に負傷し、警察の山岳遭難救助隊に救助されました。救助された男性は警察に対し「日本で一番高い山に登りたかった」「冬の富士山は初めて」などと話していました。

3月には富士山でスキーをしていた外国人3人のうち2人が滑落。通報を受けて静岡県警の山岳遭難救助隊員ら20人以上が出動し、動けなくなった2人を夜通しで運んで救助しました。

4月6日には31歳のポーランド人の男性が山頂付近で滑落し、静岡県警の防災ヘリコプターで救助されました。

救助されたポーランド人の男性は警察に対し「SNSを見て絶景を巡りたかった」「登山道が閉鎖されているとは知らなかった」などと話しているということです。

また、4月9日には富士山の宝永第一火口付近で県警の山岳遭難救助隊員が心肺停止状態の男性1人を発見し、その後、死亡が確認されました。死亡したのは4月6日に滑落して遭難した静岡県外に住む30代の日本人男性とみられています。

県警「高度な登山技術があっても遭難すれば重傷事故につながる」

静岡県と県警は7か国語で「富士山の開山期以外の登山道は通行禁止です」などと呼びかけるポスターをホームページに掲載しています。

静岡県警地域部地域課は4月8日、ホームページの「春山情報」を更新し、「富士山は冬山と同じ」「春と言えども積雪あり」「ピッケルやアイゼン、ゴーグルなどの冬山装備プラス高度な登山技術があっても遭難すれば重傷事故につながる可能性があります」などと、春の富士山の危険性を訴えています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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