
静岡県は4月17日、県東部地域在住の人が「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染したと発表しました。県内での2026年2人目の感染確認です。春から秋にかけてマダニの活動が活発化する時期を迎えるため、県は野外活動時の対策徹底を呼びかけています。
患者の経緯
静岡県によりますと、患者は県東部地域の在住で、4月5日に下痢の症状が現れ、4月8日には発熱しました。その後、体の動きが困難な状態となり、4月11日に県東部地域の医療機関に入院しました。症状からマダニが媒介する感染症が疑われ、4月13日に県環境衛生科学研究所で検査の結果、血液から病原体遺伝子が検出され、SFTSの診断されました。
患者にはマダニにかまれた自覚はありませんでしたが、右肩に刺し口のようなものがありました。発症前に草刈りを行っていて、SFTSの病原体を保有するマダニにかまれたことによる感染の可能性が高いとみられています。
SFTSとはどのような感染症か
SFTSは、SFTSウイルスを保有するマダニにかまれることが主な感染経路ですが、SFTSウイルスに感染している犬や猫の体液から感染することも報告されています。マダニにかまれてから6日から14日の潜伏期間の後、発熱や消化器症状などが現れ、重症化した場合には死に至ることもあります。
県内では2021年に初めて感染が確認されて以降、年間2人から13人の患者が発生しており、今回の報告を含む累計33人の感染が確認されています。そのうち、届出日時点での死亡者は3人にのぼります。
2025年は県内で13人の感染が確認され(うち3人が死亡)、これまでで最も多い年となりました。全国でも2025年は191人と急増しており、2026年は4月17日時点で全国11人、県内2人の感染が確認されています。
マダニ対策のポイント
県は、春から秋にかけてマダニの活動が活発となることから、野外活動の際には、マダニに有効な忌避剤(虫よけ剤)を使用することや、耳を覆う帽子、首に巻くタオル、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を極力避けること、また野外活動後はマダニが付着していないか確認することなど、注意を呼びかけています。
また野外活動後2週間程度は体調の変化に注意し、発熱・発疹・食欲不振・だるさ・ふらつき等の症状が見られたら早めに医療機関を受診し、マダニに咬まれた可能性があることを医師に伝えてほしいとしています。










































































